8月29日
鹿児島県知事へ放射能汚染された土壌を鹿児島県内へ正式に受入れないよう求めるため、
「反原発・かごしまネット」「子どもを放射能から守る会 かごしま」で申入れに行ってきました。
以下「反原発・かごしまネット」
鹿児島県知事
伊藤祐一郎様
2012年8月23日、「福島県で行われている放射性物質の除染作業で出た汚染土の最終処分場の候補地に南大隅町が上げられている」という突然のテレビ報道がありました。政府関係者の「南大隅町は唯一にして最大の最終処分場候補地だ」というコメントまで報道されました。
8月25日付の南日本新聞によれば、南大隅町長は「全く聞いていない話で驚いている。国から正式の打診はないし誘致もしていない」と、テレビ報道を否定。また鹿児島県環境林務部長も「国からの接触や打診はない」と全面否定しています。県民や自治体が関知しないところで、このような計画が極秘裏に進められているとすれば、政府の態度に激しい憤りを感じざるを得ません。
同じ南日本新聞で、貴職は「大隅は食の供給基地として育てるので、原発関連施設は絶対受け入れられない」と環境林務部長に表明した旨、報道されています。
かくなる上は、県民の不安、疑心暗鬼を打ち消すために、直ちに、放射能汚染土の南大隅町への持ち込み計画に対する拒否声明を出すことを要望します。さらにこの問題に関する一切の情報を公開し、今後も情報公開と県民との意見交換を前提に対処するよう要望します。
放射性物質は移動させない、発生個所に封じ込めるというのが、国際的な常識でもあります。放射能汚染土は、事故原因企業である東電の福島第一原発、第二原発、ないしは修復不能な汚染地帯で厳重管理するしかないのです。鹿児島県は非汚染地帯にあり安全な農水産物の供給県として、広範囲に放射能に汚染された東日本に貢献すべきだと考えます。
汚染土の「最終処分場」に関わる問題点は以下の通りと認識しています。
1.セシウムだけでも半減期30年の10倍として300年、半減期が2万40000年のプルトニウムを含むことを考慮すると、もっと長期にわたる人類からの隔離が必要な汚染土を、コンクリートの建屋とドラム缶で管理するなどといった手法では、環境汚染はとうてい不可避なこと。
2.農業県鹿児島の農産物、水産物は、風評被害で壊滅的な打撃をこうむること。
3.数百億ともいわれる建設費、交付金を前に人心の荒廃が懸念され、南大隅町では修復不能な住民間の対立が予想されること。
4.高レベル廃棄物最終処分場の建設につながっていくこと。
等が考えられます。
以下申し入れます。
-、南大隅町への放射能汚染土最終処分場計画に対し、直ちに拒否声明を出すこと。
-、当該処分場計画に関する一切の情報を公開し、今後も情報公開と県民との意見交換を前提に対処すること。
以下「子どもを放射能から守る会 かごしま」
鹿児島県伊藤知事 殿
子どもを放射能から守る会かごしま
趣旨
2012年8月23日、TBSの全国ニュースで、福島の原発事故による放射性物質に汚染された土などを捨てる最終処分場の有力候補地として、南大隅町の名前がでました。
南大隅町の住人ですら「耳に水」「知らなかった」と、この報道に驚きを隠せませんでしたが、この背景には、下記のような経緯があります。
2006年7月21日の定例記者会見で、「宇検村が高レベル放射性廃棄物の公募を検討している」という報道にたいし、伊藤知事は「高レベル放射性廃棄物の最終処分は、まだ技術的に納得できるところまでいっていない。最終処分をどうするかはもう少し時間がかかる」と発表。しかし、南大隅町は、8ヵ月後の2007年3月20日に、NUMOを呼び高レベル放射性廃棄物処分場の概要り応募に伴う交付金の説明を受け、同町には検討を続ける意思があること、また産廃処分場としてでも採用されたいとの考えを示しました。
このようιと、南大隅町は放射性廃棄物の受入に強い関心をもっている事実があります。
鹿児島は自然豊かな土地で、農業、漁業、畜産等の第一次産業が盛んな土地であり食料供給基地でもあります。また福島第一原発からも遠く離れていますので原発事故由来の放射性物資も微量しかありません。
私たちは、この鹿児島で安心して暮らすことが出来ていますが、汚染土壌を受入れる事となればこの安心も打ち砕かれてしまいます。
汚染土壌はセシウム以外の放射性物質も多く含まれ、厳重に保管となっても、何百万年も管理し続ける事となり、どのような形で漏れ出すかもわかりません。
このような汚染土壌を受入れることほぐ一部地域の問題ではなく鹿児島県全体の風評被害をまぬがれません。
鹿児島を守り、この緑豊かな土地を子どもたちに継承していくためには、この問題を各自治体にまかせるのでではなく、鹿児島県全体の問題として考えることが重要です。
以下のように申入れします
鹿児島県は東北大震災による汚染土壌を鹿児島県内へ受入れないと正式に表明してください。
鹿児島県知事へ放射能汚染された土壌を鹿児島県内へ正式に受入れないよう求めるため、
「反原発・かごしまネット」「子どもを放射能から守る会 かごしま」で申入れに行ってきました。
以下「反原発・かごしまネット」
2012年8月29日
鹿児島県知事
伊藤祐一郎様
申 入 書
南大隅町への放射能汚染土最終処分場計画に対し、
直ちに拒否声明を出すこと
南大隅町への放射能汚染土最終処分場計画に対し、
直ちに拒否声明を出すこと
反原発・かごしまネット
代表 ●●●●
2012年8月23日、「福島県で行われている放射性物質の除染作業で出た汚染土の最終処分場の候補地に南大隅町が上げられている」という突然のテレビ報道がありました。政府関係者の「南大隅町は唯一にして最大の最終処分場候補地だ」というコメントまで報道されました。
8月25日付の南日本新聞によれば、南大隅町長は「全く聞いていない話で驚いている。国から正式の打診はないし誘致もしていない」と、テレビ報道を否定。また鹿児島県環境林務部長も「国からの接触や打診はない」と全面否定しています。県民や自治体が関知しないところで、このような計画が極秘裏に進められているとすれば、政府の態度に激しい憤りを感じざるを得ません。
同じ南日本新聞で、貴職は「大隅は食の供給基地として育てるので、原発関連施設は絶対受け入れられない」と環境林務部長に表明した旨、報道されています。
かくなる上は、県民の不安、疑心暗鬼を打ち消すために、直ちに、放射能汚染土の南大隅町への持ち込み計画に対する拒否声明を出すことを要望します。さらにこの問題に関する一切の情報を公開し、今後も情報公開と県民との意見交換を前提に対処するよう要望します。
放射性物質は移動させない、発生個所に封じ込めるというのが、国際的な常識でもあります。放射能汚染土は、事故原因企業である東電の福島第一原発、第二原発、ないしは修復不能な汚染地帯で厳重管理するしかないのです。鹿児島県は非汚染地帯にあり安全な農水産物の供給県として、広範囲に放射能に汚染された東日本に貢献すべきだと考えます。
汚染土の「最終処分場」に関わる問題点は以下の通りと認識しています。
1.セシウムだけでも半減期30年の10倍として300年、半減期が2万40000年のプルトニウムを含むことを考慮すると、もっと長期にわたる人類からの隔離が必要な汚染土を、コンクリートの建屋とドラム缶で管理するなどといった手法では、環境汚染はとうてい不可避なこと。
2.農業県鹿児島の農産物、水産物は、風評被害で壊滅的な打撃をこうむること。
3.数百億ともいわれる建設費、交付金を前に人心の荒廃が懸念され、南大隅町では修復不能な住民間の対立が予想されること。
4.高レベル廃棄物最終処分場の建設につながっていくこと。
等が考えられます。
以下申し入れます。
-、南大隅町への放射能汚染土最終処分場計画に対し、直ちに拒否声明を出すこと。
-、当該処分場計画に関する一切の情報を公開し、今後も情報公開と県民との意見交換を前提に対処すること。
以上
以下「子どもを放射能から守る会 かごしま」
2012年8月29日
鹿児島県伊藤知事 殿
2011年東北大震災による汚染土壌を鹿児島県内へ受入れ拒否表明を求める
申入れ書
子どもを放射能から守る会かごしま
事務局 ●● ●●
趣旨
2012年8月23日、TBSの全国ニュースで、福島の原発事故による放射性物質に汚染された土などを捨てる最終処分場の有力候補地として、南大隅町の名前がでました。
南大隅町の住人ですら「耳に水」「知らなかった」と、この報道に驚きを隠せませんでしたが、この背景には、下記のような経緯があります。
2006年7月21日の定例記者会見で、「宇検村が高レベル放射性廃棄物の公募を検討している」という報道にたいし、伊藤知事は「高レベル放射性廃棄物の最終処分は、まだ技術的に納得できるところまでいっていない。最終処分をどうするかはもう少し時間がかかる」と発表。しかし、南大隅町は、8ヵ月後の2007年3月20日に、NUMOを呼び高レベル放射性廃棄物処分場の概要り応募に伴う交付金の説明を受け、同町には検討を続ける意思があること、また産廃処分場としてでも採用されたいとの考えを示しました。
このようιと、南大隅町は放射性廃棄物の受入に強い関心をもっている事実があります。
鹿児島は自然豊かな土地で、農業、漁業、畜産等の第一次産業が盛んな土地であり食料供給基地でもあります。また福島第一原発からも遠く離れていますので原発事故由来の放射性物資も微量しかありません。
私たちは、この鹿児島で安心して暮らすことが出来ていますが、汚染土壌を受入れる事となればこの安心も打ち砕かれてしまいます。
汚染土壌はセシウム以外の放射性物質も多く含まれ、厳重に保管となっても、何百万年も管理し続ける事となり、どのような形で漏れ出すかもわかりません。
このような汚染土壌を受入れることほぐ一部地域の問題ではなく鹿児島県全体の風評被害をまぬがれません。
鹿児島を守り、この緑豊かな土地を子どもたちに継承していくためには、この問題を各自治体にまかせるのでではなく、鹿児島県全体の問題として考えることが重要です。
以下のように申入れします
鹿児島県は東北大震災による汚染土壌を鹿児島県内へ受入れないと正式に表明してください。