Lightning-fast(仮称)

写真とカメラと、古いもの少々

旧水元小学校

2016-09-11 11:37:31 | 景色

青森県鶴田町立 旧水元小学校

 

1876年(明治9年)140年前に創立された歴史ある小学校

現存する建物は、体育館が1907年(明治40年)、校舎は1936年(昭和11年)に建築されたものが、

屋根や窓などは改修されていますが、ほとんどそのままに残っています。

 

とても良い天気です。

現在は、鶴田町歴史文化伝承館として利用されているので、中に入ってみることにしました。

 

立派な校舎の入り口。

かなり前のCMですが、ここの小学校が、日立マクセル DVDのCMに、ちょっとだけ出ていたのを思い出し、

調べてみたら、今でも日立マクセル「大人になったジブンへⅡ」篇 の動画が残っており見ることができました。

現在の校舎の入り口は、当時の面影をそのままに真新しく補修された印象ですが、
 
CMでは、この入り口のところに立っている女子2人が「大人になったジブンへ」問いかけるというもので、
 
印象的な左側にある松の木とこの特徴ある校舎の入り口が部分的に写っています。
 
もうワンカットは女子一人ですが、山の形や陸地が実際の高度に合わせて盛り上り、
 
立体的になっている青森県の地図が飾られたところで、津軽弁で「大人になったジブンへ」問いかけています。
 
その立体地図は、当時のまま同じ場所に飾られていました。

 

古い下足箱

左の下足箱は創建当初のものでしょうか!?

 

入り口より入ってすぐを振り返り、校門を見たところです。

 

入って右に曲がっての廊下。

まさしく木造校舎そのものです。

急にノスタルジックな世界に引き込まれていきます。

 

 

階段には中央に白線があり、右側通行を強いられていた模様・・・(笑)

 

正面衝突して転げ落ちたら大変ですが、注意されるとわかっていても走ってしまう。

 

 

鏡が絶妙なところに取り付けてある。

折り返し先の反対側に誰かいないか確認するための安全ミラーですね。

生徒たちが作成し使っていたポスターが、当時のままに貼ってあります。

鏡に写っているのはわたくしで、実態ですよ。(笑)

 

 

2階に上がると大部屋がありますが、元は図書室だったものを改修したようです。

図書室と書物が当時のままだったら、明治時代からの古いものが読めたかも!?

とても残念です。

ほかには大きく改修されたところはないようです。

しかし、これほどしっかりしているのには驚きです。

昔の木造建築のすごさが感じられますね。

今このクオリティーで一軒家とか木造建築したら、どんだけ費用が掛かるのだろうか!?

 

この先は教室が再現してありました。

教室の廊下側のガラスは、大正ガラスと呼ばれる種類のもので、いくらか歪んで見えます。

 

外窓以外はオリジナルのままのようです。

この総ヒノキの質感、すごいものがある。

 

大きな石油暖房器具があるが、冬はこれを目の前にする席の生徒は熱すぎて困るんですが、

一番後ろに離れている廊下側の席の生徒は、寒くてたまらなかったはずです。

 

黒板に、「青森LOVE」の文字

前に来た来客者が書き残したものかもしれません。

この文字が、今の自分の気持ちを一番うまく表現してくれていると思います。

 

この柱時計のように歴史的に貴重なものばかりなのです。

備品とかにも一切触っておりません。

生徒が出てきて、勝手に触っちゃいけないんだ、先生に言いつけてやるぅ~とか言われそうで・・・(笑)

 

ほかの教室には、古い農機具などの民族資料などが展示されていたり、

会議室には、丹頂鶴に関する資料とかが展示されていました。

 

 

材が奢られ頑丈に作られているので、使い古されてもしっかりしている。

 

生徒は、けっこうアクロバティックなことをしてしまいますからね。(笑)

 

体育館の入り口です。

 

左側には手洗い場がありました。

生徒たちが使っていた歯ブラシもそのままにしてありました。

食事のあとは歯磨き。

昼休みに外や体育館で遊んだら、うがいと手洗いの励行かな。

 

体育館は110年ほど前のもので、校舎の80年前のものより30年古いのですが、それを感じさせないしっかりした作りです。

トラス構造が見て取れますが、木造での大空間の作りは圧倒されますね。

作られた時代が違うのは、逆算してみての推理・予想としてみました。

創設当初の小学校は、材は奢られておらず小さいものだった!?

それに体育館と呼べる大きなものではなかった!?

創設から30年後に材が奢られ、立派に増築されたのではないか!?

校舎は創設より60年が過ぎ老朽化、生徒数増加に合わせ、

こちらも丈夫で長持ちするよう材が奢られ、立派に作られたのではないでしょうか!?

何れも明治末期と昭和初期では日本の経済はすこぶる良かったので、

建設費用も存分に掛けられたと思われます。

というのが、私の勝手な推理による予想ですね。

 

天井には大きな丹頂鶴の模型が吊るされています。

昔はたくさん飛来してきていたようで、町のシンボルの鳥のようです。

 

保健室前

この先は校長室と職員室なので、「静かに」の看板が目を引く。

職員室を過ぎると、校舎の入り口へと戻ります。

音楽室は体育館側にある二階の部分にあったのですが、まだ整備がされておらず、

物置に使っている感じで入れないようになっていました。

 

ぐるっと回ってくると、この黒板が目につきます。

遠くからもたくさん来ているようで、いろんなメッセージが書き込まれていました。

自分も1年生の時だけでしたが、地元の小学校は木造校舎でした。

ここは、その小学1年生だった頃の事を思い出させてくれましたね。

2年生からは、併設されていたコンクリート製の新校舎に移り、

木造校舎での思い出は少ないのですが、隙間だらけでボロッチーなぁ~という印象だけでした。

廊下板の隙間からは、「おはじき」などが落ちているのが見えるくらいでしたし・・・

今は、コンクリート製の校舎の小学校も閉校してしまい、生徒のいない寂しい姿を残しているだけです。

 

校舎を出ると、校門のところで写生をしている人がいました。

ここのOBかなと声をかけたら、地元の方ではないそうです。

ここが気に入っていて、たびたび来ている言っていました。

いい雰囲気で優しい感じの水彩画です。

ここの存在そのものは、だいぶ前から知っていたが中には入れるとは知らなかったのです。

今日、たまたま別のところからの移動中、

校舎の入り口付近に「公開中・・・」的な案内看板を見つけたので、興味半分に入ってみたのです。

基本的に、古い工業デザインのものが好きだったりしますが、

この校舎そのものの古さは、歴史が詰まっているだけあって感慨深いものがありました。

なんでも新しい物のほうが快適なわけなので、古いものには興味が薄れていきます。

しかし、いざ、それが無くなるとなれば寂しくもなり、もったいないと思うものですよね。

ここは、物を大切に使うという精神が根付いている町なのだと思います。

このような歴史的価値のある建物を保存管理することで、

後世に伝え残せることは、とても意義があると思います。

 

*へばまんだのぉ~*


鶴の舞橋

2016-09-11 10:28:58 | 景色

 

鶴の舞橋(青森県鶴田町)

木造の橋としては、日本一長いらしい。

朝7:00です。

考えがあって、早く来ています。

 

岩木山が・・・

しかも湖面が波打っている。

早朝なので、観光客はだれ一人いない・・・

 

日本ではないような不思議な景色にも見える。

人っこ一人いない・・・

長さ 300m(日本一なが~いきの橋)・・・

長生きにかけていますね。

湖面が水鏡になった。

天候次第なので、水鏡になる瞬間は予想ができない。

まったくならならないのかもしれないし、ギャンブルであるのだが・・・

それでも、この瞬間が目の前に現れることを信じてひたすら待ち続けていたのだ。

すると凪にはなったが、しかし・・・

肝心の岩木山がぁ~(ToT)

岩木山がぁ~、岩木山がぁ~

 

お日様が高くなり、いい感じの天気で空の青みも増してきた。

雲が多いのは気になる。

JR「大人の休日倶楽部」のCMで吉永小百合さんが撮影で訪れたことにより、

にわかに有名になっていますので、ちらほらと観光客も来出しています。

しかし、岩木山の頂が・・・

結局、4時間近く粘ったが岩木山の頂は拝めず、お腹が空いたので帰ります。

 

帰り際、リンゴが山積みされているところに目が付いた。

落ちたり、キズが付いたリンゴを専門に取り扱っているようです。

リンゴジュースやジャムになる運命らしい。

 

*へばまんだのぉ~*


田舎館 田んぼアート 2016

2016-09-03 11:42:38 | 景色

 

田舎館城!?

田舎館村役場にやってきたのだが、8,000人ほどの村には役場の建物である。

 

役場なのに天守がある!?

ここ、21億の税金が投入されたみたいだが・・・

っで、目当てのものを見に来たのだが、

なんだこれは!?

 

天守のある屋上まで上がってみました。(有料です。)

思っていたより人がいますね。

役場の屋上に上がっての景色(Nikon NIKKOR AI 18mm F4 で撮影)

この田んぼアートを見に来たのです。

古代米とか数種類の稲を植えて、稲穂が育ったところで、このようなアートがはっきり見えるようになるのだ。

ことしはNHK大河ドラマの「真田丸」ですね。

左は、石田三成を演じる俳優の山本耕史さん。

右は、同じく、真田昌幸役の草刈正雄さん。

使用しているレンズは、歪は少々、地球はまぁ~るいんだよ。

ってことがわかるくらい・・・

これ、FX機や35mmフィルム機に使うと、左右が見切れることなく余裕で全部が入るんだろうなぁ~

フルサイズのデジイチが欲しくなる瞬間でもある。

晴天の霹靂とは、青森県のブランド米

霹靂・・・書けません。

書くことはないかな!?(笑)

 

反対側には岩木山が見えます。

さらに天守閣にも上がってみました。

田んぼアートが若干、間延びして見える。

コンピューターで屋上からちょうどバランスよく見えるように計算して、田んぼアートを制作しているようです。

あそこから、目の前の田んぼを見ていたわけです。

しかし、立派すぎる村役場・・・

田んぼアートの第二会場に来てみました。

やはり地上からは全然わからないけど・・・シン!?

第二会場は、第一会場である村役場から、1.5kmくらい離れていて専用の棟が建っています。

ゴジラですね。

岩木山とゴジラ

第2会場の作品は、さらにワイド

超広角でないと1枚に収まらない・・・

地上で見えた「シン」は、シンゴジラの2文字でした。

大ヒットしてるようですが、まだ見れていません。

すぐ近くに、田んぼアート駅がありました。

列車でも来れるので、交通は便利かと・・・

本数はどうかな!?

 

*へばまんだのぉ~*

 


津軽鉄道 芦野公園駅

2016-09-03 08:40:12 | 津軽鉄道 (走れメロス号)

津軽鉄道 旧芦野公園駅

1930年(昭和5年)10月4日に開業されて、1975年(昭和50年)まで駅舎として使われていましたが、

右側に隣接されている駅舎に変わりました。

使用レンズは、Nikon NIKKOR AI 18mm F4

 

現在は、喫茶店として当時の面影を残したまま利用されています。

2014年(平成16年)12月19日には、国の登録有形文化財に登録されている。

津軽鉄道としては、開業当時からの最後に残った建築物となる。

 

 

旧駅舎のホーム側

オールドレンズらしく、レンズゴーストも出ていていい感じに撮れている。

 

今日は、レンズのテスト撮影で来ています。

DX機(APS-C)で撮影しているので、35mm換算、28mm相当の画角になる。

28mmだと、ごく普通の広角なので印象的な感じにはならないが、FX機や35mmのフィルム機ならば、かなり面白い画角になると思われる。

フルサイズ機を見越して入手していたものだが、なかなか持ち出せないでいた。

逆光気味のアングルは、専用のフードがあるのにわざとフードを外して撮影。

狙い通りにレンズのゴーストが出てくれました。

オールドレンズらしさが強調されいい感じ。

少し前の時期だと階段の両脇は花でいっぱい。

アジサイが咲いている頃は、また雰囲気が違って良いと思います。

 

現在の駅舎です。

 

以前は売店が外からもそのまま利用できるような配置だったのですが、無人駅になってからは壁で囲われてしまっていますね。

 

駅の中の待合室です。

 

運賃表と時刻表

ローカル線にしては、意外と本数がある印象。

 

JRの大人の休日俱楽部 吉永小百合さんのポスター が 設置されています。

2011年3月5日 東北新幹線「はやぶさ」デビュー のCMで使われていたものですから、

2010年春のものと思われますね。

 

まさしくこの場所なのだが・・・

公式の大人の休日倶楽部 撮影地マップ には出てきませんから、残念ながら本人はこの地に訪れていないということになる。

当初から騒がれていた合成という噂は本当でしたね。

 

現在の駅舎から見たホーム

以前、ホームの向こう側には、先代のストーブ列車の客車として利用されていたオハ31型で、

現役を引退した内の1車両が保存展示されていました。

ここにはお花見シーズンに来るくらいだったが、古い車両をどうしてほったらかしにしているんだろうと思っていました。

後年は老朽化が加速していったようで、屋根にブルーシートが掛けられていた記憶があります。

あのオハ31型の客車のことを調べてみると、

国鉄の前身である鉄道省が1927年から導入した初の鋼製車体を持つ客車の型式だったこと、

それも現存する唯一の存在だったらしく、さいたま市の鉄道博物館への寄贈が決定し、

復元・修復する為に作業実施場所であるJR 東日本大宮総合車両センターへ、4日間で約900kmかけて陸送されたという。

その後解体整備されたオハ31型は、津軽鉄道で現役で使われた雰囲気は消され、国鉄時代の現役仕様に生まれ変わったようです。

オハ31型の客車が保存展示されていた跡地には、まだ当時の説明看板が主を失ってもなお古びたまま残っていました。

 

津軽21型気動車「走れメロス号」が来ました。

Nikon NIKKOR AI 18mm F4 は、逆光に弱いといわれているようだが、

専用フードHN-15を付けて撮影してみました。

レンズのゴーストも現れず、光線を意識しての撮影だとフレアも気にならない程度です。

十分使えることが分かった。

 

ここは同日、別の場所でキットレンズでの撮影。

近くの動く被写体は、カメラ任せで手持ちでオートフォーカス!!

もうススキも出ている。

秋も近いかな。

 

*へばまんだのぉ~*


米 豊作!!

2016-09-01 08:28:05 | 通勤途中

まっすぐな道路と田んぼしかねぇ~

道路の真ん中で列車待ちをしていても、平気なのもどうかと・・・

朝露がきれいな玉になっています。

三脚とマクロ用のレンズを持ち出して、マクロの世界も見てみたくなった。

今年の稲は、豊作ですね。

このあと台風なんか来なければいいが・・・

 

*へばまんだのぉ~*