「日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか 」久坂部羊

2014-11-24 | 
「日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか 」久坂部羊 を図書館で借りて読んだ。
高齢者医療の第一線から、平均寿命と健康寿命の差に何が待ち受けているかについて書かれている。
世の中には行過ぎた長寿礼賛のニュースに満ち溢れているが、寝たきりのまま延命措置を受け長く“生かされる”姿は取り上げられない。
健康保険の赤字は取り上げても、「国民一人が一生に使う医療費の約半分が死の直前2ヶ月前に使われる」とか、「終末期医療費が全老人医療費の20%をしめる」とのことは黙殺され、無意味な延命治療が今日も行なわれていると批判している。
ある程度以上の年齢になれば病院へいくなという提言には妙に納得させられた。




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