「後妻業 」 黒川 博行

今報道されている事件そのものが描かれた小説があった。すでに噂でもあったのだろうか。
黒川 博行の本なら面白いだろうと、図書館で予約したら先客が400人以上いた。私の番が来る頃に、事件は風化していないだろうか。

かつて、中高年の結婚紹介所では、遺族年金目当ての女性が、厚生年金、共済年金を受給している男性を希望する人が多いときいたことがあった。高齢者の再婚は子供達の反対にあうことも多いので、遺産はすべて子供達に譲るという公正証書を作るらしい。なんと、計算された結婚かと驚いたが、もっとすすんで殺人まで犯してしまう人がいたとは思わなかった。
若くもなく美人でもない普通のおばちゃんに、次々と結婚相手が見つかるのも不思議だ。木嶋佳苗もそうだが、美人じゃない方が安心感があるのかも。