Leon ナミナミ 『アトランタ駐在記』

アトランタ駐在中の出来事を、おもいきり個人的な観点で紹介。

人体展示会。

2006年05月09日 | Weblog

日曜日、日本人3名でまた市街に足を伸ばし、今回は人体展示会に行ってきました。
その名も「BODIES」

この展示会の売りは、展示標本がすべてホンモノ

生前に「死んだら私のカラダを標本にしてください」と希望した人のカラダを解剖して樹脂で固めたものだそうです。

入り口を入るとまずの部屋がありました。骨の内部、頭蓋骨の内側、アバラ骨、全身の骨(いわゆるガイコツ)などを見ることができました。本物ですが骨ならそれほどの衝撃はありませんでした。

次です。衝撃は。

筋肉の部屋です。

本物の筋肉がそのまま樹脂で固められていました。つまり、皮膚の無い人体です。
腕だけ、脚だけとか、全身とか・・・。印象的なのは筋繊維の並びでした。縄のような、カニカマボコのような・・・とてもきれいに並んでいました。そして鍛え上げた筋肉の美しいこと。
ショーケースに入っていないので数センチの距離まで目を近づけて見ることが可能でした。自分のカラダの中もこんなふうにたくさんの筋肉がねじれて絡み合って骨と骨をつないでいるんだなぁ、と自分の腕とかをしげしげと見てしまいました。
骨と筋肉がつながっている腱の部分、筋肉を機械でカットした断面、すべてが新鮮でした。

気が付きました。

どんなに鍛えた人でもアキレス腱はとても細い。
普通に歩いていても切れるんじゃん?
っていうぐらい細いです。
運動する前にはしっかり準備運動をしましょう。

あと、フライドチキンそっくり

しばらくは食べる気しません・・・。


その次は、神経の部屋でした。
頭からつま先まで、全身の神経だけを抜き取った標本が衝撃的でした。
すごい技術だと感心してしまいました。
脳の断面とかもありました。
背骨のところにたくさんの神経が束になっているのも見えました。


次が、の部屋。
血管のみがありました。皮膚と筋肉と骨を取り除いた人体ってところでしょうか・・・。
腕だけ、脚だけとか、全身とか・・・。
中でも肺の毛細血管がすごかったです。スポンジのようでした。
しかし、どうやって血管だけを取り出すんでしょうか?すごい技術だと思いました。


次が、内臓の部屋でした。
一つ一つの臓器についてご丁寧に説明されていました。

発見がありました。

よくサラダなどに使われる「キドニービーンズ」という赤い豆がありますが、この「キドニー」は腎臓なんですね。
腎臓のところで説明文を読んでいて、「"kidney"? どこかで聞いたことあるなぁ・・・あ、あの豆の形じゃん!」って。
本当に形がそっくりです。

最後に、人間の輪切りとかがありました・・・。
頭からつま先までキレイに輪切りになっていました。
3枚におろしたもの(?)もありました。胸と水平に刃を入れて3枚にカットされているものでした。
胸と垂直に真っ二つというのもありました。

・・・・・。

皆様にできるだけ詳しく、見たもの・感じたことを伝えよう!と思って書いていましたが、書いているうちにだんだんキモチ悪くなってきたのでこの辺で。。。

とにかく、ほんとにリアルでした。 って、本物だから当たり前ですけどね。。。

食欲はすっかり失いましたが、人体のすごさを知ることができ、とても勉強になりました。
これで20ドル。安いと思いました。


P.S.
たくましい日本人3名は、展示会を出て間もなく、

「お腹がすいたね」と、

ショッピングモールのフードコートへ行き、

そろってお肉を食べました


⇒コワイ物見たさで興味がある方はこちらの公式サイトをご覧ください。



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