レナード衛藤のブログ

Facebookやインスタが多くなりましたが、書き留めておきたいことはブログですね。

創作デイズ

2013-02-26 04:26:00 | わくわく創作編
先週からもうアップアップであります(汗)

まずは、鬼怒無月さん(gt.)林正樹さん(pf.)をお迎えしての音作り。

と言いつつ、簡単なスコアすら書けずにスタジオ入り。

私のしょーもないメモをもとにお二人にアレンジしていただきました。


23日(土)はフランスのチェリスト・ギャスパー君のアルバム「序破急」発売記念ライブ。

今回のようなフリーは実に久しぶりで楽しかった。今度はパリ!?(笑)


昨日は、3月7日(木)スターパインズ・カフェ「俺50、俺自由」ライブのタップとのリハ。

終わってからは、3月2日(土)の京都「まもなく50。俺、自由」の映像編集。

午前3時半まで鰍ゥった。イイ感じどころか、かなり良いので3月7日の吉祥寺スターパインズカフェで上映できないか検討するっ!


ということで、明日はタップとのリハと大事な大事な書類作成が2件。

ああ、リラックスして加速せよ!

俺、自慢。チャッパ・ゴーゴー(笑)

2013-02-21 01:54:00 | 太鼓
またまた、鼓童時代の古いお話。

当時の音楽監督的存在だった山口幹文氏から「鳴り物のスペシャリストを育てたい」という話を聞き、「(金子)竜太郎でしょ」というやり取りがあった。

竜太郎本人もチャッパの新たな奏法を考えている最中、南米ツアーがあり、ブラジルのサンパウロでワークショップが開かれた際、インド人からそれまでにないシンバルの奏法が伝授された。

例の「チ~ヤッチャ、チ~ヤッチャ」サウンドだ。

もう、メンバー一同、ハマったね(笑)

稽古に身が入らない時とか、チャッパは楽しかった。

そして、私はチャッパソロをフィーチャーした「燎原の火」という曲を書く。

ここでギターがミュートしながら刻む感じとか、イメージを竜太郎に伝えたりしながら、さらに音を開拓。

そこから、ツイン・チャッパになり、バトルというか鰍ッ合い漫才風やり取りが出来上がる。

その頃、鼓童はロンドンのサドラーズ・ウェルズというダンスの殿堂で2週間公演を行なっていて、「スレッジ・ハンマー」や「ビッグタイム」といったヒットを連発していたピーター・ガブリエルやストリート・パフォーマンスで人気があったSTOMPが見に来ていた。

そして、数年後。STOMPの公演を観る。

ゴミ箱のふたでやり合ってる二人のパフォーマンスを観て、「あっ、どこかで見たような」(笑)

後に、STOMPは’80年代の鼓童に影響を受けたとドキュメンタリーで賛美してくれていたけれど、私らが稽古場であ~だこ~だやりながら作り上げた「チャッパ・パフォーマンス」がエンタテインメントという仕鰍ッに昇華していく様を目の当たりにしたのだ。

別にパクリだ!とか、そんな小さな感情は起きなかった。

むしろ、郷土券\という下地がなかった私にしてみれば、自分達の着眼点や感性を信じてやって行こうぜ!GO!GO!と。

このときめき。「俺、自慢」

photo: Kazunori Hashimoto

さて、「俺、自慢」シリーズの最後はかつぎ桶太鼓。

お楽しみに。

ところで、タイトルのchappagogoは昔の私のメルアド(笑)


俺、自慢。象足(笑)

2013-02-18 01:37:00 | 太鼓
生誕ウィークからのシアターブレンドラムス!

特にシアターブレンドラムスという企画をテーブルに載せた途端、制作工程が今までとは劇的に変わってきている。

まあ、50という節目もあるのかな。

これまで30年をどう過ごし、ものを創ってきたか。

そして、これからの5年、10年をどう過ごし、どんなものを創っていきたいのか。

そんな思いでステージを作っている。

ちょっと古い話。

25年前、私は鼓童というグループにいた。その鼓童がスタートした頃、いわゆるフルボディの大太鼓はなかった。

代わりに平胴大太鼓というものが3台稽古場にあった。

私がグループに入った頃はすでにフルボディの大太鼓は存在していて、平胴大太鼓は稽古用として鉄枠にぶら下がっていた。

そして、拠点の佐渡島で「アースセレブレーション」という祭りを立ち上げた頃、私はその大地の祭りに相応しいテーマ曲になるような曲を書きたいと思っていた。

そこで、前から平胴大太鼓の音の方が好きだった私は、この太鼓を鉄枠から降ろし、伏せてはどうかと考えた。

そして、大地の祭りらしく「木の切り株」みたいな台に載せてさ、低音カーペットみたいなのってどう!?ってね(笑)

イメージしたものを描いて、佐渡の職人、故・西須さんに手渡す。

数週間後、本当に切り株で台が納品された。マジで驚いた。

さらに、稽古を進めていく中で「レオ!これええやろ!」と当時のリーダー&エンタテイナー、近藤克次氏が郷土券\で使うバットのようなバチを持ってきて振りかぶる。

「ど、ど~~~ん!」

イメージが形に、形が表現に。

そして、「族」という曲が完成した。

この当時の鼓童の創成期こそがすべての原点であり、「俺、自慢」

「シアターブレンドラムス」の創成期・・・来る・・・(笑)



次回の「俺、自慢」はチャッパ。

そんなお年頃(笑)

2013-02-11 22:41:00 | わくわく創作編
昨年6月、渋谷BOXXのライブ後、「もっとダンスをキレイに作りたい」

そんな思いが込み上げてきた時、“Theater Blendrums” という言葉が口から突くように出てきた。

もちろん、単なるダンスの伴奏になる気はなく、20代のアフリカ体験に始まる太鼓と踊りのの~みつな時間。

そして、過去の私の曲が世界中を独り歩きしているように、ステージそのものが独り歩き(仮に私がいなくても成立)する作品を作りたいと思った。

別に人生のまとめに鰍ゥっているわけじゃないっす(早すぎっ!)

そして、何か出来事が起こってそういう考えが生まれたのではなく、そのアイデアを模索する過程でいろいろな出来事が起きている。

失うこともあるだろうけれど、挑戦したい気持ち。



今日、富士の麓で父の納骨式があった。

27年ぶりに父が母と再会(幸)

私も母の納骨式には立ち会えなかったので、27年ぶりの再会。

墓に二つの骨壷が納められ、再び閉じられた時、一つの歴史が終わった。

そして、新しいページが開いた。

自分が作りたい世界のイメージ。

その根源的なパワーを試される時がきたのかな。

“Theater Blendrums”という新たなストーリーの幕開け。

4月20日(土)京都アルティ「シアターブレンドラムス」