看護学校での学習が進むにつれて、
「グループワーク」が始まるようになりました。
「グループワーク??なんじゃそりゃ?」
そう、初めてこの言葉を聞いたとき、
看護師さんはこんな学習方法で勉強することもあるんだな~
と、興味津々・・

初めてのグループワークは、看護技術をグループごとにまとめ、
みんなの前で講義をするというもの。
初めてのグループ分けは、最初らしく出席番号順で班分けされました。(笑)
私たちのグループは、「寝衣交換」を担当。
し・しかしここからが大変でした~~~~

そもそも「グループワーク」の目的は、
「グループで学ぶことによって効率よく学習を進め
かつ学習自体を深めること」
そして
「グループで学習することで自分では気づかなかったことや
違った視点を見つける。
それは、看護は「人間をまるごと看る」という側面があり
グループで学習することによって気づきが増え、学びが広がる」
ところに、あるらしい・・(プチナース 2007 1月号より)
ほう~なるほど~

でも、ある意味この目的をはっきり最初にしておかないと
クラスには、グループワークを「先生の手抜き」と思っていた
ものいたりして・・
「おいおい・・」って感じでした。(笑)
しかし・・初めてのグループワークは大変!
まだそんなにお互いをわからずにはじめるものだから
腹の探りあい・・・

話し合いも上手く進まず、時間ばかりがムダにすぎ・・・
班の中に個性的な人物がいると、その人物の操縦が大変だったり
やる気をそぐような発言をするものがいたり・・
逆にまったく発言せず、人任せだったり・・・・
でも私の班は、方向性が決まれば一気に学習が進み
上手く役割分担することで、上手にまとまりました。
パワーポイントに画像や動画を入れることで、まず寝衣交換の
ポイントを説明してもらい、
その後、実際に演習室で実演し、さらに理解を深めてもらいました。
最終的には大成功!!

私としては、入学当初若い人たちになじめることを
若干心配していたので、
このGWで若者達と触れ合うことができ・・
今時の若者の生体を理解することができるよい機会となりました。(笑)
その後・・3年間でGWは数え切れないほど行いました。
振り返ってみると、確かに自分の担当になった分野については
理解が他のことよりも深まるが・・
場合によって、理解が浅いまま過ぎていくこともあるので、
自分の担当する部分の他のグループへの講義は
責任を持って理解しやすいように伝えなければならないことを
感じました。
また、私と現役生との年齢の幅は、逆に私にいろんなものを
気づかせてくれました。
「ほう~なるほど~そう考えるか~~」

みたいな感じで・・
GWの目的そのものです。
そして・・
GWを進めるためには、対人スキルをアップしていく必要を
本当に感じました。
社会人と現役生、あるいは現役生同士・・・
微妙に関係がズレると、GWは大変・・
私が思ったのは、
社会人出身者が先頭をきって仕切ればいいというものではないということ。
確かにじれったくなって、時には「私が全部してしまうわ~」
なんて思うこともあるかもしれませんが、
上手く役割を分担したり、発言してない人に発言を促したり・・
グループが一丸となっているよ~~
と思わすことが、年長者の役割かななんていつも思っていました。
若干、上からの物言いで申し訳ありません。

お互いを尊重しあうと上手くいくのですが・・ね・・
対人関係のスキルアップ!
これもGWのねらいでもあるのかもしれませんね。
