Kaorism

演劇・映画感想&稽古場・スタジオ日誌

ネコの開き

2010-10-20 23:14:47 | Weblog


うちのメルモちゃん、女の子なんですが、よくこんな風に開いてます・・・
ちょっと色っぽいでしょ。


色っぽい・・・と言えば先日観た「わたしの可愛い人 シェリ」ですが・・・久々に納得できない映画を映画館で観ました。ミシェル・ファイファー主演、「クィーン」の監督スティーヴン・フリアーズ監督、コレットの小説「シェリ」の映画化作品です。

中年になった高級娼婦レアと19歳の美青年シェリの愛憎劇なんですが・・・何だかしっくりしない・・・音楽や、テンポもちょっとしっくりこない・・・なによりミシェル・ファイファーがしっくりこない。衣裳は物凄く時代性があって、うわ~と思うほど素敵で、ミシェル・ファイファーもスリムに着こなしてるんですが・・・スリムすぎて何だか官能的じゃない・・・ベッドシーンも何だかつまんない・・・
相手役のルパート・フレンド、今までもコスチューム物によく出ていましたが、まるでエドワード・バーン・ジョーンズやロセッティの絵のモデルみたいな綺麗なお顔で役にぴったりなのに・・・なのに・・・退屈な映画でした。


うちのネコちゃんの方が官能的な雰囲気だと思いました。私もこんくらい色っぽくなれたら・・・

不思議なDM

2010-10-18 21:39:24 | Weblog
芸術の秋、あちこちから芝居のDMが毎日届く今日この頃・・・

昨日、ポストを見たら、「SCOT」からのDMが届いていました。鈴木忠志氏らによって設立されたSCOT、大学時代から名前は知っていますが、実は一回も生で観た事はありません。
なんで、ここからDMが届くんだろ~と思いつつ、ふと封筒の宛名書きを見て呆然・・・「高山 佳楽 様」・・・って、これ、私、まるで落語家みたいなんですけど・・・。
エレベーターの中で思わず笑っちゃいました。

ちなみに私の旧制は信正(のぶまさ、と読みます、珍しいでしょ)といいますが、よく聞き間違いや宛名の書き間違いに泣かされました。「どどまさ」とか「どぶまさ」とか「ののまさ」とか「のんまさ」とか・・・いや、本当に。


最近は宛名を印字しちゃうので、うっかり漢字を打ち間違えちゃうことありますよね・・・私も何回か指摘されました、友人知人に・・・。気をつけようっと。

リーディング公演終了後・・・

2010-10-06 14:32:01 | Weblog
 先週無事にリーディング公演が終了しました。

明治学園大学内の白金チャペルはシンプルで素敵な教会ですが、照明などはなく、ほぼ地明かりでお客様のお顔が見える形での公演でした。翌日29日は一般的には宣伝をしていなかったのですが、カナダ大使館の中の200人位入るこじんまりしたホールで、照明もキチンと入っての公演でした。

全く違うタイプの会場での、短い時間でリハーサルをしての公演で、すごく緊張しましたが、とても良い出会いでいい経験でした。
演出のアリッサさんとはいつか一緒に仕事ができたら、と願わずにはいられませんでした。ミュージシャンメンバーも、すごくエネルギーがあって、オープンで、いつかカナダに行ってみたいな~と心から思いました。

作家のマーガレット・アトウッドさんに、台本の裏にサインして頂きました。外国の作家の方にお会いしたのはこれが初めて。すごくパワフルで好奇心旺盛で、楽屋で私達が早口言葉をやっていると興味シンシンで近くに来てずっと聞いていたり、ウォーミングアップで跳ねたりしていると、マーガレットさんまで一緒に跳ね初めて、ついには皆で踊りだしちゃったり・・・。そんなチャーミングなところが、作風の違う本を書き続ける原動力なんでしょうね。まだ全部の作品は読んでいませんが、「侍女の物語」「ペネロピアド」がとても好きです。

マーガレットさんはブログをやっていらして、早速日本公演の事を書いて下さってます。写真も沢山載っているので見てみてください。

http://marg09.wordpress.com/2010/10/03/japan-year-of-the-flood-event-x2/


最近は観劇三昧です。
そしてこれが当たりが多くて・・・特に文学座アトリエ公演「カラムとセフィーの物語」が物凄くよかったです。久々にこれぞ芝居!という作品を観ました。黒人優位社会という架空の国で、黒人のセフィーと白人のカラム少年との愛と人生を綴った作品です。ぜひぜひおススメ!
演劇集団円の「シーンズ・フロム・ビッグ・ピクチュア」もいいです。こちらは北アイルランドの芝居で、紀伊国屋ホールで上演中。両方ともアンサンブルがすごくいい舞台です。

今週末幕を開ける我が劇団の「機械仕掛けのピアノのための未完成の戯曲」も素敵な作品ですので宜しく御願いいたします!私は初日9日に受付であうるすぽっとにおります。皆様のお越しをお待ちいたしております。