やられました・・・滅茶苦茶面白い・・・。
すごく痛いです、いろんな意味で。
視覚的痛さは、かなり私が苦手な「刺さる!」「剥がす!」系で、どっかで観た覚えが・・・と思っていたら、監督のダーレン・アロノフスキーさんは「レスラー」の監督でブレイクしたんですね。痛さの共通項がばっちりでした。
視覚的にだけでなく、演者の「痛み」がものすごく浮き彫りにされた映画でした。
オーディションから役の発表までの痛み、稽古に入ってからの痛み、自分が持っていないものを持っているライバルへの痛み、役が掴めない痛みなどなど・・・。バレリーナ、ダンサーでなくとも、役者、音楽家、多分画家や作家にも共通する痛みかもしれません。
ナタリー・ポートマンは子供の時にバレエをやっていて、今回過酷な訓練をしてこの役に挑んだそうですが、その点だけでなく、アカデミー賞主演女優賞納得の演技でした。(プロのバレエダンサーから見たらどう見えるのかわかりませんが)文句なく彼女の繊細さや生真面目で硬質な部分の持ち味と化け感が上手く融合された役どころでした。
ヴァンサン・カッセルのコリオグラファーも、演劇界でも「こういう演出家、多かれ少なかれ雰囲気わかるな~」と言う感じで良かったです。ライバル役のミラ・クニスの対照的な自由奔放さ、母親役のバーバラ・ハーシーもとてもよかったです。
人が褒めてくれても、自分が納得できないと「いい演技」とは言えない気持ち、よくわかります。逆に万人に褒められなくても、大切な「演技」もあると思います。「ブラック・スワン」と「レスラー」の2作品を観て、この監督はそういう演者の繊細な心理をよくわかっているんだなとすっかりファンになりました。
次回作もぜひ観たいと思ってます。
いや~、本当に面白かった!
すごく痛いです、いろんな意味で。
視覚的痛さは、かなり私が苦手な「刺さる!」「剥がす!」系で、どっかで観た覚えが・・・と思っていたら、監督のダーレン・アロノフスキーさんは「レスラー」の監督でブレイクしたんですね。痛さの共通項がばっちりでした。
視覚的にだけでなく、演者の「痛み」がものすごく浮き彫りにされた映画でした。
オーディションから役の発表までの痛み、稽古に入ってからの痛み、自分が持っていないものを持っているライバルへの痛み、役が掴めない痛みなどなど・・・。バレリーナ、ダンサーでなくとも、役者、音楽家、多分画家や作家にも共通する痛みかもしれません。
ナタリー・ポートマンは子供の時にバレエをやっていて、今回過酷な訓練をしてこの役に挑んだそうですが、その点だけでなく、アカデミー賞主演女優賞納得の演技でした。(プロのバレエダンサーから見たらどう見えるのかわかりませんが)文句なく彼女の繊細さや生真面目で硬質な部分の持ち味と化け感が上手く融合された役どころでした。
ヴァンサン・カッセルのコリオグラファーも、演劇界でも「こういう演出家、多かれ少なかれ雰囲気わかるな~」と言う感じで良かったです。ライバル役のミラ・クニスの対照的な自由奔放さ、母親役のバーバラ・ハーシーもとてもよかったです。
人が褒めてくれても、自分が納得できないと「いい演技」とは言えない気持ち、よくわかります。逆に万人に褒められなくても、大切な「演技」もあると思います。「ブラック・スワン」と「レスラー」の2作品を観て、この監督はそういう演者の繊細な心理をよくわかっているんだなとすっかりファンになりました。
次回作もぜひ観たいと思ってます。
いや~、本当に面白かった!