Kaorism

演劇・映画感想&稽古場・スタジオ日誌

大地震

2011-03-15 20:59:31 | Weblog


私も我が家も幸い無事です。


友人や知人達の芝居やダンスの公演、かなりの数が中止になり、講師をしている学校の卒業式や終了公演も中止になりました。


被災地の事を考えると、芝居や映画は、一番最初に省かなくてはならない事だし、役者としてはできる事が今は何もないのだな、と思うと私達の仕事って・・・と色々考えさせられます。



心配して連絡くださった方々、ありがとうございました。


困った映画

2011-03-08 12:54:15 | Weblog
先日、タイ映画「ブンミおじさんの森」を観て来ました。
予告を観た時、内容には全く惹かれなかったのですが、2010年カンヌパルムドール賞受賞作だったので、観ておこうかなと思ったのですが・・・

う~ん、私にはこの映画の良さが全くわかりません。審査委員長のティム・バートンは大絶賛だったそうですが・・・絶賛できない・・・。正直今まで観た中で、これより退屈な映画を挙げよ、と言われてもなかなか思いつかない位な映画でした。
今年のアカデミー賞は、役者がしっかり演技しているものが認められていて、観るのが楽しみな作品ばかりですが、今回のパルムドール・・・どうなんでしょう。受賞しちゃっているので、感想に困る映画でした。


そのモヤモヤ感もあって、久しぶりにDVDを借りてみたホラー映画。
「マーターズ」というフランス映画、レンタルビデオ屋さんで一押しのコメント札があったので借りたのですが、「やばい」映画です。
以前やはりフランス産ホラーで「屋敷女」というすごい作品を観ましたが、この映画の方が過激かもしれない・・・。フランスはかなり大きく表現の自由が認められているので、こういう過激な作品が撮れるのでしょうが、そのフランスでもR18になりかけた作品だそうです。前半と後半、ガラッと雰囲気が変わって行き、本当に後味の悪い終わり方をします。単にホラーの救いの無さとは一味違う後味の悪さ・・・。
こういう作品に出演するのはどんな感じだろう、と思うと色々考えてしまいます。舞台では「ホラー」ジャンルは無いに等しいので(お客さんを脅かさせる趣向のものはあっても純粋ホラーは舞台では難しいでしょうね・・・)想像でしかわかりませんが・・・。
主演のモルジャーナ・アラウィは、全シーンスタント無しで演じきり、撮影中に高所から転落して骨折して2ヶ月入院したそうです。残虐描写が大丈夫な方はぜひ。


ちなみに私が舞台でやってみたい役のうち、「舞台上で人を殺す」は叶いましたが、「舞台上で死ぬ(役)」はまだ叶っていません。いつか叶うといいな。