斎藤工:舞台《笑う巨塔》、
観ましたー♪
2012-11-16
コメディの舞台って、そう言えば初めてなのじゃないか?と思いました。
って言えるほど、舞台を観たことはないのですけど。
「東京セレソンデラックスの解散公演。
それはちょっと、せつなさを孕んだイベントでもありました。
いや、思いっきり笑ってるし・・・(笑)
舞台をほとんど観たことがないので、
劇団四季の「エクウス」「カッコーの巣をこえて」とか、
前衛劇系の大駱駝艦のお芝居とか、小栗さんの「カリギュラ」とか、
橋爪功さんの「ジュリアス・シーザー」とか、
あとはやっぱり前衛系(裸体系)のとか(笑)・・・
普通に有名な舞台ってば、全然観てない^^
なので、舞台の上演の前ってどういうのか、さほど経験していないわけです。
シアター・ドラマ・シティ(梅田)に行くのも初めてでした。
いろいろ、驚いたんですけど、たくさん届いているお花のむこうに、
看板がずらっと並んでいるんですね。ひとつの看板が40センチくらいかな。
撮ってしまいましたよ。
さすが蜷川実花さん、
斎藤さんともお仕事なさっていらっしゃるんだ。
てか、イケメンハンターカメラマンとしては、
この超絶美形アーティストを避けて通るわけがないですよね!
斎藤さんにはあと水川あさみさんとか、金子ノブアキさんとか、
WOWOW、東京国際映画祭(斎藤さん、宣伝隊長やってますもんね)とかからも
来ていましたよ。にぎにぎしくて素敵でした。
そしてそして、観客席に入って、びっくりしたんですよ。
上演前の観客席でスタッフさんがプログラムを手売りされはじめて。
「え、何が始まったん?」という感じだったんですけど。
「プログラム、1500円。いかがですかぁー」と。
「プログラムを買うとあとでいいことありますよー」の声を聞き逃しはしなかった←
思わず手を挙げて「お願いしますっ」と呼びかけたのはいいのですけど、
お財布のなか、千円札のほかは万札ばかり←いやたまたま生活費を全部もってたという(笑)
「細かくてすみません」と100円玉を探してたんですが、
「いいですよーお買い上げありがとうございますー」、
「はい、一名様お買い上げでございますー!」なんて良く通る声で叫ばれました^^
まさか、この方がGANTZにご出演の越村友一さんという俳優さんであるとは!
アフロな感じの方、いらしたじゃないですか。彼ですよ!
斎藤工さんを訪問された松山さん、越村さんともお話しされたかもしれませんね!
この事はその時点ではわからなかったんです、なんせ、俳優さんだとは知らなかったので^^
舞台のほうに人がたくさん張り付いてるんですよ。
なんで?と不思議に思ってたんですけど、リピーターのお客さんはよくご存知なんですね。
開演15分ぐらい前になって(開場も15分繰り上げて行われました!)、
舞台に駿河太郎さんが現れました!
「きゃ、経盛ー!」とこころの中で叫んだのは無理ないでしょう?
その経盛、じゃなくて駿河さんがMCをつとめられたんですよ。
「今からサイン会をはじめます。パンフレットをお買い上げの方、
ひとりだけ決めてその人の前に並んでください。あ、今は写真オッケーです。
ばしばし写してくださいねー!」って。
おおお、恩恵がこれかいっ!
と思って並びに行ったんですけど、
パニックになるだろうから除外の斎藤さんがいないし^^、
劇団代表の宅間孝行さん(「花より男子」脚本、「愛と誠」脚本!)は大人気で
寄り付けるはずもありません。その他俳優さんが黒山の人だかり状態になってるし、
駿河さんはMCでサイン無理、だから諦めて自席に戻りました。
そしてはじまった、大ジャンケン大会!
賞品は斎藤工さん提供の、カードケース(ファンクラブ認定グッズらしい^^)
一番最初に負けちゃった^^
2つ目の賞品は役者さん全員のサイン入りパンフレット!
勝ち抜いたひとがもっているパンフレットと交換しましょう、ということで。
1回戦だけで負けちゃいました(じゃんけんを練習しないとな^^)
このときのジャンケンの相手をつとめられたのがデビット伊東さんですよ!
「花より男子2」のときより、ずいぶん大きくなられて(横幅が^^)
なぜか自前のTシャツに「ジャ」とだけ大きく書かれていました(笑)
役者さんがいったん引き上げる際になって、
藤吉久美子さんが客席の上段の方にいる方と個人的な話をされて、
駿河さんに「個人的な話はあとでやってください」
藤吉さん「今夜行くからねー」←めげない^^
なんてのがありまして、爆笑、あんどとっても楽しい雰囲気でしたよ。
次に、最後にみんなで踊るから、と言って、ダンスの振り付けを教えてもらったんですけど、
その動画を見つけたので張りまっす(笑)
斎藤工さんも駿河太郎さんも宅間孝行さんもこのダンスを踊ったのです(笑)
この重量感あふれる方、ひだりは大阪弁の看護士さん、
右は斎藤工さんに「へちゃむくれ」と連呼される、
金田明夫さん演じる親方の弟子さんなのでした(笑)
ついでに公開稽古(宣伝)の動画もあったのでその様子をご紹介。
芦名星さん、可愛かったです。
ブラッディマンデイのときはクールビューティでしたけど、
チャーミングな下町娘、って感じでした。
その芦名さんが、サイン会終了時くらいに出てこられて、
黄色いマフラーを編み始めるんですね。そこからもう物語に入るという・・・
いったんの暗転をはさんで、舞台がはじまりました。(カーテンがない舞台!)
途端にネタバレになってはいけないんで口が重くなるわけですが(笑)
斎藤さんは代議士を父に持つ第二秘書。
第一秘書はデビット伊東さんなんですよ。
おお、「花より男子」と似た役回りですけど、頼りにならない^^
父親は総裁選を闘う身なんですけど、ある事情で病院に来る羽目に。
でも病院に来るっていうのは公にできないじゃないですか。
そこでいろいろ画策するわけなんです、病院の5階のナースステーションで。
ここが舞台になるのですよ。
東京タワーらしきタワーの見えるテラスと、ナースステーションと、男女トイレとエレベーター。
舞台装置はこれだけです。
そこに、看護士さんやお医者さん、婦長さん(松本明子さん)、
入院患者のとび職の親方(金田明夫さん)、
ライバルの代議士と有能な秘書(駿河太郎さん)、
長いことどこかに行ってた一番弟子(宅間孝行さん)、
親方の奥さん(藤吉久美子さん)、娘さん(芦名星さん)などが
《大きな勘違い》にみなさん、巻き込まれて、
しっちゃかめっちゃかになってしまうという。
私にプログラムを売ってくださった役者さんは
キーマン的な水道(工事)屋さんに扮しておられました。
もうひとつの顔を持っているひとなんですが、それが勘違いされるという^^
(ちなみに補足情報として、斎藤工さんと芦名星さんは「悪夢のエレベーター」で共演。
芦名さんは斎藤さんの愛人役でありました。コメディなんだけどね、
斎藤さんはすぐに死んじゃうんだけどね:笑)
(ちなみに←多い、金田明夫さんは《平清盛》で源義朝の忠臣・鎌田正清の父親、源通清役で
ご出演なさっていたベテラン俳優さん。見慣れすぎてて忘れてました(汗)。
いやあ、大河ドラマ出演者となれば、いろんな機会にお見受けできるものなのですね←いまさら)
まるっきりのコメディなんですけど、
でも《勘違い》というのは、
《勘違い》とわかるまではまったくのリアルな現実であるわけではないですか?
その悲喜こもごもが笑いに変換されるから、安心して観ていられるけど、
だから、何が言いたいかというと、
私の日常だって、本人はシリアスだけど、
存外、コメディに満ち溢れているのかもしれないなあ、なんてね(笑)
関東の笑い、関西の笑い、というものがやはり歴然とあって、
《吉本新喜劇》が君臨している関西にコメディを持って来るというのは、
とっても勇気のいることなんじゃないかなと、実は思ったりしました。
正直言えば、なんていうのだろう、吉本のようにえげつなくなくて、
キレイなんですよ、笑いが。
いや、言葉的にはやたらう○こ、う○こ、とまるで幼稚園児みたいに、
その言葉が連呼されてましたけどね(笑)
でも、さすが宅間さん。
俳優さんをいじり倒すわけですよ。
出演者のなかで一番年長でベテランの金田明夫さんを。
アドリブで追い詰めるんです。
金田さん、途中でちいさな声で「かんべんして」と言ったらしいけど、
宅間さんが「かんべんして、なんて言ってんじゃねえよ」ってばらしちゃう(笑)
その匙かげんが絶妙でしたよ。すごいひとだなあと思いました。
最後はめでたくハッピーエンド。
カーテンコール(カーテンないけど)の時に、
宅間さんからいきなり指名されて(きっと毎日変わるんでしょね)
「えええっ!」と言いつつ、松本さんが挨拶されました。
その後、宅間さんが「東京セレソンデラックス」の12年にわたる活動のお礼と、
「また、ここに帰ってくるぞ!」という話をされました。
そこで、とってもせつなくなってしまったわけです。
大阪では日曜の千秋楽まで座席は完売であるそうですが、
なかなか劇団運営をやっていけるような状況は今、望めないのでしょうね。
実際、次の公演地《広島》はやばいそうで、
「誰かお知り合いに広島の方がいらしたら。ということです」と笑いに変えて言われてました。
さて、お楽しみのダンスタイム。
館内のお客さんに「立って立って」と出演者。
館内総立ちで、さきほどのダンスを踊りました。楽しかったー。
もちろん、私は長身痩躯の斎藤さんの美しいダンスに釘付けでしたけど、
とっても楽しんで踊られていたなー。美しかったなー。←これはもちろん、最初から最後まで^^
髪が乱れるほど、本気出して踊っておられましたよ。
でもって、客席にまで下りてこられたんです。わー、うらやましすぎる、周辺のかた!
踊りながら、ですよ、もうね、なんか、ライブ観に来たみたいになっちゃって。
みんなで手を振り上げながら、ひとつになってはしゃぎました。
何度かのカーテンコールに応えてくださって、最後、
ひとりひとり退場してゆかれたのですが、斎藤工さんだけが、
最前列のお客さん何人もと握手してから、さいごにはけました。
素敵だったですわー。あれだけで惚れてまうやろ的なね(笑)
さあさあ、ホールを出ると、
私にプログラムを売ってくださった越村さんが
お見送りに立っていてくださって、
思わず、プログラムにサインをいただいて、握手しました。
「始まる前から後までお疲れ様でした。ありがとうございました。
これからも頑張ってください」って。
すっごく優しい笑顔で握手してくださいました。あーGANTZ!とか思いつつ。
そしてそして、
目の前に平経盛がたってるーーー!
ふたりの方にサインもらうなんて、ちょっとどうかなと思ったけど、
いや、どうしても「頑張ってください」って言いたいぞ!と思って、
列に並びました。
色紙の方にはとっても時間をかけてサインされていましたよ。
「カーネーション」で糸子の優しいだんなさま、だったんだー!とかまた思い出しつつ、
私の番になる、というとき、
いきなり、どこかのおばあさんが横入りしてこられたんですよ。
いや、べつに私はずっと並んで眺めてるだけで嬉しいからなんとも思わなかったんですが、
駿河さんが「ごめんなさいね。ちゃんと並んでくれてるのにね」と声をかけてくださって、
「そんなそんな。とんでもないです、大丈夫です」と答えました。
駿河さんが謝ることないっていうのに、なんていい人なんだー!
私の番になったので、
「大奥で泣きました」と言いました。
(明慧が春日局の命令でいきなり斬殺されちゃいましたからね)
「ほんまですかー」とサインをしながら駿河さん。
「清盛でまた泣かなあきませんね」と言うと笑われて。
「頑張ってくださいね」というと、
「ありがとうございます」と言ってくださって、握手してくださいました。
私、平家一門の酒宴の風景がとっさに頭に浮かんで悲しくなって、
思いっきり握手したので、駿河さん、痛かったんじゃないでしょうか(笑)
可愛い可愛いサインでした。
あっという間の2時間半!
残念ながら超人気者の斎藤工さんを観ることは出来ませんでしたが、
それが許されるなら、ぜったいお見送りしてくださる方だから、
悔しいだろうなあ、なんて勝手に思って劇場を後にしました。
ここでびっくり情報!
松山さんと駿河さんが「平清盛」以前に共演されていたこと、ご存知でしたか?
実は「デトロイトメタルシティ」で共演されていたんですって!
駿河さんの役はテトラポット・メロン・ティ渡部 役ですよ!
すっごい感慨深いですよね。
清盛で再会したとき、松山さんは心強く思われたのじゃないでしょうか。
もちろん、駿河さんもいろいろ思われることがあったと思うのですが。
斎藤工さんが、松山さんの来訪を話題にしてくださったからこそ、
チケット獲得にトライして、なんとか取れた席でした!
斎藤さんと松山さんの再会が超嬉しかったし、
いつか、コメディでもいいから(って言い方は失礼ですが)、
おふたりが早く共演してほしいなあと思いながら、帰途についたのでした。
生の斎藤さんはやっぱり時折りの笑顔が無防備すぎて可愛くて、
超絶美形な、パラパラもラインダンスもやっちゃう、
素晴らしい舞台俳優さんでした。
いつか、東京セレソンデラックスの舞台が、
また、大阪に帰ってきますように。
次はもっと前で観れるよう、チケット取りを頑張ります!
あのダンス、開演前に教えてもらっても、絶対に踊れないです(爆)←最近の人は、すぐ踊れちゃうの???
そうそう、駿河さん、DMCの時、確かトイレの中に、佐治くんを呼びにくるところでセリフがありましたね。いやぁ、今思えば、贅沢な使い方をしたもんだ!
(サーファーというのが、失礼ながら意外 笑)
芦名さんは、カムイのレッドカーペットで目の前で見ましたが、本当にお美しい!横から見ると細い細い、ぺったんこでした。
こうして見ると、GANTZの美容師さんはじめ、いろいろとお世話になっていますね。
舞台は、生の感動があって(アドリブもあって)、贅沢な時間と空間。
松山さんの初舞台も、楽しみましょう!!
「そんな言い方しなくてもね~」が耳に付いてしまいました(笑)
通清さんだ~、懐かしいです。
金田さんは狡猾な役が多いイメージでしたが、忠義を貫いた壮絶な最期でしたね。
誠実さが滲み出たお声が好きでした。
楽しみにしていらした舞台、
役者さんたちを身近に感じられるアットホームな雰囲気を楽しまれたようで、よかったですね♪
その場にいるかのように私まで楽しく読ませていただきました。
経盛さまと握手なんて羨ましいです!(と、なんだかんだと清盛さま絡み)
テトラポット・メロン・ティ渡部だったとは!
全く気付きませんでした。DVD観直さなくっちゃε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノクラウザーさまぁ
駿河さんのお写真横の紹介文、面白いですね~。
斎藤さんはどんなふうに書かれていたのでしょうか、気になります。
斎藤さんの素敵なお声を生で聴けたひととき、夢見心地であられたことでしょう。
おばあさんに横入りされても、眺める時間が延びたと思える心の広い樹さん、
優しくて可愛らしいです。
大満足の素敵な時間を過ごされたのですね☆
私にとっては初・生斎藤工、なんですが、
思いついてその10分後にはもうチケットとれてた、という、
感慨にひたる時間が少ないものでした。
もったいないことしたなあ、って感じです。贅沢ですが。
松山さんも開演前のあの楽しいレッスン受けたのかな?
駿河さんの勇姿?をご覧になったのかな?
斎藤さんの姿から何かヒントになることを得られたかな?と
いろいろ考えてしまいます。
中井貴一さんに相談したように、斎藤さんにも聞いていたりするといいな(なあんて)
今にして思えば贅沢ですね、DMC。
佐治くんの高橋一生さんも贅沢だったけど^^
芦名さん、ほっそいですよね。
でもダンスのとき、ずっと斎藤さんを観ていたので、
どんなふうに弾けておられたのか、
観てなかったです。残念!
>松山さんの初舞台も、楽しみましょう!!
カーテンコールの嬉しさと淋しさ(終わっちゃうという)、今から楽しみです^^
面白いですよね、宣伝動画。
笑っちゃいました。
手がこんでいるというか。
小劇団というのは、開演前からこういう演出がありがちなんですって。
よく劇を見に行く妹が言ってました。
劇団新感線もよくやるってことですよ。
客席でポップコーン売ってたりするんだそうです。
斎藤さんはすでにとっても人気がおありで、上演前後、
出てこれなくてちょっと残念でした。
でも、オールバックの前髪がおりてくるくらい、
最後のダンスは頑張ってくださってましたよ。
そういうのがあざとくない斎藤さん、素敵です!
どんな小さな役であろうと、ぶっとんだ内容であろうと、
汗をかかずに一生懸命って感じな斎藤さん、
松山さんが楽屋訪問なさったからこそ、
斎藤さんがラジオで話してくださったわけで、
それで舞台が観れた私は松山さんにお礼を言うべきなんですね、きっと(笑)
駿河さんは「カーネーション」での優しいだんな様役が素敵でしたけど、
そのイメージのまんまの方でした。
大奥で有功さんと素敵な師弟関係で、面白いお人柄も演じられてたのに、
いきなり斬殺されたじゃないですか。
あれ、けっこうトラウマっぽくなってたんですよね。
だから、ご本人にそれを言えてよかったです。
そんなことを考えていたので、おばあさんの横入りはほんっと、大丈夫でした。
斎藤さんのプロフィールのところには、
パリで(その美貌から)女性に間違われ、つけねらわれ、
「オムオムオム(男男男!!!)」と逃げた話が載っていました。
らしいエピソードですよね!