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≪再掲載≫20170525都若丸劇団於朝日劇場≪破れ傘刀舟≫

2020-04-27 | 都若丸劇団

義父の四十九日を控え、今日は私の千秋楽でした。
堪能したし、送り出しでは若ちゃん、座員さんたちとたくさん話したけど、
でも、でも、やっぱりすでに淋しいです。うう。
マイ楽日記念2ショットの写真を半分にしたので、へんてこで申し訳ないけど、
でも若ちゃんが男前なので貼ります!!
まずはセットリストからどうぞ。

≪再掲載≫20170525都若丸劇団於朝日劇場昼の部
       ≪破れ傘刀舟≫シリーズ化をぜひ、お願いしたい!

≪ミニショー≫(敬称略)
「星月夜」英樹、舞斗、紗助、雅輝、颯貴

「アイニードユアラブ」京香

「どんでん」紗助

「YOU & I」若丸座長たち



≪お芝居≫
「破れ傘刀舟」




≪舞踊ショー≫
「鴎も飛ばない海だよ」英樹、晴香、星矢、京香、舞斗、雅輝

「ひらり」剛副座長

「冬隣」若丸座長女形

「うらはらの街角」星矢

「どんでん返し」剛副座長、ひかる、京香

「孤独とランデブー」舞斗

「面影の郷」あきら

「裏町酒場」若丸座長たち


≪ミックスジュース≫
センター 舞斗くん


1回目
舞ちゃん「僕、盛り上げたいです」

都「ほんまに?」

客「舞斗ならできる!」

(曲、ペプシマン~CM選集より~)


2回目
舞ちゃん「もう1回チャレンジさせてください」
客「ええで~」

(曲「BE LOST」)


ミックスジュース明け

「六本木海峡」晴香

「BANG BANG BANG」若丸座長&都男子

「月下に交わす杯と契り」英樹

「SOMEBODYS NIGHT」若丸座長たち


≪ラスト舞踊≫

「昴」


まずはここまで。ちがっていたらすみません。



≪ミックスジュース≫

若ちゃん「座長の都若丸です」と自己紹介から^^


若ちゃん「(たくさんあがったジュースに)どんな災害が起こっても生きていける」(笑)


若ちゃん「今月も残すところ、あと4日となりました。

京橋、新開地、そして朝日劇場と3か月で4万人ちかいお客様にご来場いただきました。すごい人気です」(笑)


若ちゃん「今は決して大衆演劇にとって良い状況とは言えないんですが、若ちゃん、すごいなあって(笑)

自分で言うとかなね(笑) 20歳で座長になって、ずっとね、自分の力だけで頑張ろうと思ってきました。

お客さんが入らんからって、座長を集めてね、売り上げあげる。

値段高くして、それやるとお客さんに負担が大きいでしょ?」(拍手)


若ちゃん「呼んだわけじゃないのにゲストが来てね、値段高くなってね(笑)

うちはずっと1500円。1700円で、決して安売りしてるわけじゃないですよ。

前売り販売したら、時間とられるでしょ。その分1曲でも踊れる(拍手)

あまりに下げすぎたら、よその劇団さんに悪いでしょ。近くに劇場もあるしね。

長くずっと見てほしいんです。気軽な気持ちでね、暇なときに。 また明日よろしく」(笑)


若ちゃん「今日は東映の方たちにも入ってもらってお芝居やらせてもらいました。

僕のね、生まれる前の作品なんですよ。主人公がかっこよくてね。

あのね、ほかのと全然違うねん。普通は切りかかってくるのを防ぐけど、殺しに行くからね。

主人公が、決め台詞、≪てめえら、人間じゃねえ。叩っ斬ってやる!≫すごいやん」(笑)


若ちゃん「ずっとやりたかったんですけどね、まだあかん、って。30代後半になってやれました。

お客さんから、見つけた、ってDVDをもらいましてね。通して観てからやれました。

時代劇っていいですよね。決まり文句とかあってね。水戸黄門なんて、45分ごろになったら、

印籠出てくるってわかってるねんけど、出てくるのがいいねん。

銭形平次の投げ銭とかね、暴れん坊将軍は暴れんとあかんし」(笑)


若ちゃん「大衆演劇ではなかなか、そういう作品を舞台でやりづらいんです。シリーズのつづきも難しい。

宮本武蔵のね、5部作がやりたかったんですよ。3部くらいにね、一条下り松の決闘があって、

73対1なんやけど、73人舞台に上げてやろうかと思ったくらい。近所のひとでもいいからあげて(笑)

でも3部くらいになると飽きてきて、客席より舞台の上のほうが多くなりそうで、やめました」(笑)


若ちゃん「僕はね、やりたいことがいっぱいあって、やらせてもらってます。

ファンのみなさんはあったかいわあ。やって、とんでもないことになったなあと思っても、

やりたかってんね、若ちゃん、って」(爆笑)


ここでいったん話が切れるので、ひとまずここまでにさせていただきますね。

いつもご高覧ありがとうございます!!!

間違いや不手際がありましたら、伏してお詫び申し上げます。


 (続き)

ミックスジュース、飲み物をそれぞれが選ぶ段になって、

紗助くんが若ちゃんに渡しながら、キャップをあけようとするのを、

若ちゃん「水素水、開けたらあかんやん。ただの水になってしまうやん。

水平にしてゆっくり振らずに運んでください。この段階であかん」(爆笑)

センターには舞斗くん指名。

それぞれが並ぶのですけど、谷口さん、花道と言われて、ほぼ、もう楽屋に入りそうな位置(笑)

照明届いてないから、でっかい存在の谷口さんが客席から薄いー^^

実はお芝居で、谷口さんが考えられないミス。人間、ミスとは切っても切れない仲ですけども、

ワル奉行の谷口さん、足元はスリッパ。

しかも、悪い親分の剛さんが後ろから、「オレンジ色のスリッパ!」と指さした(笑)

ざわついてるので、何?と思ったんだけど、そのままお芝居が流れて行ったらそれで終わりを、

剛さんの指摘~!

谷口さんは落ち込んでる様子でしたけど、でもね、でも、ここが大衆演劇のよさなんですよ!!

声を大にして私は言いたい。

商業演劇ならきっと、観て見ぬふりすると思う、それは役者さんだけじゃなくて、

客席も「足元は観なかったことにしよう」だと思う、

だけど、「あああ、谷口さん、やっちゃったやん!」と役者が思って口にして、

お客さんが「おおお、綺麗なお着物にオレンジが映えてる」などと思い、みんなで笑って、ライブ感を共有!

なかったことにするのは隠蔽体質(笑)、

大衆演劇の、ほがらかで、つつみこんで、OK!OK! な愛すべき時間の流れを、

ライブならでは、で共有するのが素敵なんですよーー。

そして、そのことがこの日のミックスジュースを盛り上げ、

楽しい話が聞けたわ、よかったわ、谷口さん、ありがとうねーー!!につながるのです。

谷口さん、ありがとうねーー!!


若ちゃん「谷口さん、落ち込んではる。 俺もね、若いころ、やりましたよ。

やっぱりスリッパやってんけどね、くまさんスリッパ。くまのぬいぐるみみたいなやつ、ついてんねん。

しかも、めちゃ渋い曲踊る時に」(爆笑)


若ちゃん「うちの親父、かつらかぶらんと、羽二重で出たことありますからね。

あーーとか言って、中に入った(笑) 剛は?」


剛さん「あります、あります。いつもですよ(笑)かつら飛ばし、スリッパ」


舞斗くん「僕は先生が・・・森の石松の時なんですけど、殺陣やってるときにかつら飛ばしました」


若ちゃん「え?あれ、お前やったん?」


舞斗くん「そうです」


若ちゃん「すごい場面やったやんなあ」


舞斗くん「石松斬られてるときに、かつらとばして。すみません」(爆笑)


若ちゃん「真剣な立ち回りしてるときにね、かつらが飛んできて、客席の方がひええええ、って。

首が飛んできたと思って」(爆笑)


若ちゃん「そしてそれをすーーーっと、お供え物のように舞台に返して」(爆笑)


若ちゃん「俺ねえ、≪節分の一夜≫というお芝居の時に、どうしても妹の名前が出てけえへんねん。

金を取ったと疑われて、おいらが工面してくらあ、とか言うとき、でね、

せやから≪妹よ、待ってろよ!≫って」(爆笑)


若ちゃん「おさき、がどうしても出てけえへんのよ」(爆笑)


東映の、誰だったかなあ、すみません、自分の名前が出てこないことがあったと言われてました。

そして、

若ちゃん「あきら兄ちゃんはヘルニアが最大のミスやんな」(爆笑)


英樹さん「僕はドス刺さずに出たことがあって、隣のひとの鞘取って出たことがあります」


若ちゃん「隣のひと、びっくりやん。でも、その話、いいです」(出た、英樹さんいじり(笑)


松永さん「僕は撮影の時、瓦版屋だったんですけど、瓦版の中身を言うのに、頭のなかがまっしろになって、

撮影とめてしまったことがあります」


若ちゃん「映画でしょ、たくさんまわりにひとがいて」


松永さん「はい。とまりました」おおお、そりゃたいへん的な客席の空気(笑)


若ちゃん「俺、すごいことがあってん。民謡ショーの舞踊の時に、まず、傘を開いたらラッパになって、

それが戻らへんねん、カクテルグラス」(爆笑)

若ちゃん「それで跳ね起きる瞬間があって、そこでかつらが後ろに飛んで」(爆笑)

若ちゃん「で、起きたら、帯がほどけた」(爆笑)

若ちゃん「今日は三隣亡かい!!!」(爆笑)



てなわけで、時間切れ。あーーー遅刻する。行ってきます!!!ごめんなさい。




少しだけ追記、


若ちゃん「昔、九州の子でりょうという男の子がおったんやけど、

僕が郷ひろみさんのGOLDFINGER歌って、踊ってて、前宙(がえり)やりおったんですわ。

で失敗して、さじき席に飛び込んでしまって、♪アチチアチ生きてるんだろうか~♪ですよ。

忘れもせえへんわ、松山劇場でした」(笑)


若ちゃん「で、その子が辞めるときに千秋楽で、着物を脱いで襦袢を脱いだら、

お世話になりました、って書いてあるねんけど、汗で血みどろ状態(笑)

襦袢に着物、着てるから汗でぐちゃぐちゃになったんやろね」


英樹さん「それ、その文字僕が書いたんです。書いてくれいうて」

若ちゃん「・・・・その話いらないです」(爆笑)若ちゃんの英さんいじりは、あゝ無情(笑)

若ちゃん「生っていうのはね、やり直しがきかないんですよ。

あきら兄ちゃん、今、ストレッチやらなくていいです。ストレッチせんとって」(爆笑)

座長はなんでも知っている、なんでも観ているのでした(笑)


そして、ここから舞斗くんの掛け声の悩み時間がはじまるわけで、

そのあげくの≪ペプシマン≫がダダ滑りで、舞斗の不始末を紗助がなんとかせい、という流れ。

いったんは紗助くんが曲を選びに行ったんですけども、

谷口さんが、あんなに曲の編集を一生懸命やってたのに、と舞斗くんをかばったりして、

若ちゃんが「舞斗、自分のまいた種は自分で刈り取れ」ということになって、

さっすん、めっちゃ幸せそうなお顔になるのでありました。

その後の流れは省かせていただきますー(すみません)

≪破れ傘刀舟≫は舞台に出現した井戸。あたりに住むひとたちの共通の水がめ的位置づけなんですが、

実は深夜、ここに男たちの一団(東映さんたち)があたりをうかがいながらやってきて、井戸に何かを投げ込むんです。

そして、医者のしょうあん(あきらさん)のたくらみがわかります。

毒を投げ入れ、その毒で病となったひとたちを自分の薬で助け、薬代の暴利をむさぼるということなのでした。

そしてそれは悪い奉行(谷口さん)やくざな親分(剛さん)もそれぞれ分け前を手にするべく、絡んでいるのでした。

みんな薬を買ってよくなるのですが、父親が病気で貧しい吉松(颯貴くん)には買うお金がなく、

刀舟(若丸座長)と病床にあった父親が見守る中、亡くなってしまうのでした。

刀舟が身を寄せている寺の半兵衛(星矢さん)はしょうあんたちの悪行をかぎつけます。

刀舟はしょうあんたちのことが許せず、刀を持って飛び出してゆくのでした・・・。



出だし、東映剣会のみなさんが深夜、あたりをうかがいながら井戸に近づくところや、殺陣はさすがに見事で、

映画をリアルに観ている気がしました。

若丸刀舟の「てめえたちゃ人間じゃねえ。たたっきってやる!」がかっこよかったし、

吉松の墓の前で父親(キャプテン)が我が子の死を嘆くところも、かわいそうでうるうるきました。

さすがキャプテンの名演技でした。

若丸刀舟が父親に破れ傘を渡し、雨の中を歩いてゆくシーン、「吉松の涙雨なら濡れてってやろう」みたいなセリフがあって、

短いセリフではあるけれども、そのなかに哀れで父親想いの吉松への愛情がこもっていて、

涙を誘われました。


通し狂言ではなくて、通常のお芝居の尺だったので、そこがもったいなかったなあと思いました。

刀舟といられる時間って短いじゃないですか、通常のお芝居のようにローテーション組んでるものじゃないから。

だからもっと長いこと一緒にいたいし、井戸のまわりで暮らすひとたちとの日常をもう少し見たかったなあと正直、

少し思いました。 なかなか通しでやるのはたいへんだと思うのですが。

≪破れ傘刀舟≫はテレビで何作も放映されていた作品らしいので、ぜひ、ほかのエピソードも観たいなあと思いました!



私にとっての千秋楽、帰りを急がず、できるだけいろんな座員さんと話したいなあと思ってました。

キャプテンの≪大江戸瓦版≫、まるで劇のような舞踊で素晴らしかったので感謝を伝えました。

京香ちゃんには先日の≪泥棒道中2≫でのおばあちゃん役がどんなに素敵で可愛かったか、楽しい役をもっとしてほしい旨も

伝えられてよかったです。

蘭香ちゃんはラスト舞踊、覚えるのがたいへん、とのことでした。

蘭ちゃんは相方のMちゃんとずっと応援してるので、昨今の蘭ちゃんの頑張りがうれしくてなりません!

座長にいじってもらえてよかったね、いじってもらって、さらにブレイクしてねー、と(応援ですよ、念の為:笑)


ひかるさんといろいろ話ができてすっごく嬉しかったです。

来月は予約がないので、ほっとしているとのこと。

そうですよね、3か月予約受付が続いたこと、ひかるさんの言葉で思い出しました。

今月はじめて、予約でお世話になったので、お礼を伝えましたけど、ほんっと、お疲れさまでした。

ひかるさんがお忙しい中、取ってくださる予約については、あらためて、大切にしよう!と注意喚起したいです。



座長の今月のがんばりをねぎらい、感謝し、寂しさをこらえて、帰宅しました。

あ、さっすんと最後にお話ししたんですけど、さっすん、リンパ腺あたりが痛いって言ってたなあ。

その後、さっすん、元気にしてますか? 気になるなあ。どなたか、またきいといてください^^


今月は若ちゃん、お休みなしで、早乙女紫虎座長の座長就任5周年記念公演出演、

昼夜替えの舞踊で、仕切りを任されるような立ち位置で、本当に大変だったと思います。

自分の劇団のファミリーの誕生日公演でもないのに、あれだけ奮闘努力してくださればこそ、

カジュアルな感じの特別公演のなかで、師匠として座長にエールを送ってあげて、

まとまりのある公演になったと思うのです。

普段よりもさらにお芝居に力を注いで、シリアスで泣きのお芝居も堪能させてもらいました。

きっと、今後も近年上演されていないお芝居や新しい演目などが、増えていくのじゃないかなあ。

わくわくしますー。


こころから感謝感謝の3か月関西劇場公演でした!


大好きな大好きな若丸座長、ひかるさん、蘭香ちゃん、さっすん・・全部書きたいけど、

ほんとに楽しい時間をありがとうございました。

3か月劇場公演のお疲れを浜名湖のホテルで癒してください。


大阪でお帰りをお待ちしてますー!(浜名湖以外はちょこっとお邪魔たしまする^^)



追記に時間がかかり、挙句の果てはまとまりのないレポになってしまい、すみません。

ご高覧ありがとうございました!!!

不手際があれば、伏してお詫び申し上げます。






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2 コメント

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待ってます ()
2017-05-26 15:54:42
楽しみにしてます。
見に行けないので嬉しいです。
ファン繋がりの人にこのブログを教えてあげました。
返信する
Unknown ()
2017-05-30 01:59:07
彩さん、いつもコメントありがとうございます。

お知り合いにブログを教えてくださったとのこと、

ありがとうございます。

へっぽこブログですが、愛情だけはてんこ盛りです~、
今後ともよろしくお願いいたします。
返信する

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