2012-07-02
京都の《平清盛展》にも
行ってきました。
神戸の《平清盛展》に続き、
京都の展覧会にも行ってきました。
どこがどう違ってました?とは聞かないでくだされ。
記憶力もだめだめな私なので、神戸も、
今回の京都だって、すぐに忘れている・・←┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
なので興味深かったことだけをメモ代わりに書いておきますね。
歴史オンチでもある私は、
大河ドラマが回を追うにしたがって、
面白くなっていくので、
神戸の時よりも興味津々に見させていただきました。
うーん、神戸と京都の会場の雰囲気の違いというと、
やっぱり、神戸は会場がでかい、という印象があったし、
観に行ったときにも特別な平安舞踊?のイベントがあったので、
活況を呈しているなあと思いましたよ。
会場の見せ方も神戸は演出がすごく華やかでした!
さすが、《Kobe de 清盛 2012》と銘打って、
各種イベントを行ったり、清盛隊のラッピングバスを走らせたり、
地下鉄のアナウンスまで清盛隊が行ったりという取り組みをしている県ですからね。
(この際、県知事は置いておく:笑)
でも、京都はさすが、歴史の街。
お客様が歴史上のひとたちが京都に現れては消えていったから、
歴史に対する造詣が深い方が多いのですよね。
展覧会会場も、すっごくにぎやかなんです。
静かにつつつーーーっと眺めて廻るのではなくて、
それぞれお客さんが話しながらご覧になっていて、
展覧会の関係者の方々がご覧になったら、
さぞかし喜ばれるだろうなあと思いました。
神戸の時との比較はさておき←そもそもできない、
印象深かったものを取り上げますね、ちょっとしか思い出せませんが(笑)
はてさて、興味のあったものは、
もちろん、平家納経が筆頭なのですが、
神戸の時は舞い上がってしまっていました(笑)
平家納経がどんなふうに納められていたのか、とか、それぞれの巻の違いとか、
今回は比較的(あくまで比較的にね)じっくり見れたような気がします^^
あ、オットと一緒に行ったのですが、会場内はほぼ別行動。
相手に合わせて観ない人間なんですね、たぶん、お互いが(笑)
宋船と、国内の貨客船の模型、
これは前にも観たものですけど、
大河ドラマでの海賊退治の船を思い出しました。
模型は自分がいろんな角度から見れていいですよね。
清盛が憧れのまなざしで観たのだろうなあと、
そのまなざしも妄想しながら観たような気が(笑)
平重盛が厳島神社に奉納した紺糸威鎧というのがあって、
渋い重厚な鎧で見ごたえがありました。
いつも思いますけど、あんな重そうなので立ち回りって無理ですよね。
それから、それから!
崇徳上皇がお召し上がりになられたお食事を復元されたものが展示してありました。
1137年、仁和寺法金剛院、御所に行幸され、競馬を観覧された時の酒肴と御膳の
メニューが残っているそうなのですよ。それを復元したものだとか。
これって興味をそそられますよね。
それは、4種の菓子と酢、塩、
4種の干物、酒盞と銚子、
5種の酒肴、2種の酒肴・・・とそれぞれ供せられていたのですが、
具体的にどういうものだったかと言うと、
お菓子としては、松の実、平なつめ、かやの実、ざくろ。
そこに塩と酢が添えられているのですよ。
「驚きです」ばい L。
酒盞と御銚子はこないだ頼朝が粗相をしたときのと同じような形状で、
でもキラキラしてました^^
干物はむしあわび、鮭楚割(平べったい)、雉脯(ほじし)←雉の肉を干したもの
干し鯛、酒肴には他にも、あわび、小鳥、がざみ(わたりがに)などがありました。
今回、奉納されたもの、重盛の鎧以外にも、じっくり拝見しました。
宗盛が奉納した太刀、後白河法皇と滋子が厳島神社に参詣した折、奉納した神宝など。
螺鈿が施された飾り太刀、綺麗でした。
後白河上皇の今様好きはドラマでもよく伝わってきますけど、
今様というのは、歌いこむことで神がかり、
神験、霊異を体験する宗教的行為とも考えられていたのだそうです。
後白河上皇は昼夜、四季を問わず嗜まれたそうで、
3度、喉を枯らされたのだそうですよ。
1174年の今様合わせは15夜に及んだとか。すごいですねー。
後白河上皇が命じられた年中行事を絵巻にまとめたものは60巻以上に及ぶとか。
ちなみに、平家物語は36巻、940メートルというとてつもない長さだそうです!
また、後白河法皇発願の金光明経は
法皇を中心に進められてきたそうですが、
製作途中に後白河法皇が逝去なされたため、
写経料紙に転用されたそうです。
そうそう、西行についても記述がありました。
後鳥羽院口伝ということで、
《西行はおもしろくて
しかもこころも殊にふかく
あわれなる、ありがたく、
出来しがたきもともに相兼ねてみゆ。
生得の歌人とおぼゆ。
これによりて、おぼろげの人の
まねびなどすべき歌にあらず。
不可説の上手なり》
山家集などから3つの句が紹介されていました。
《願はくは
花の下にて春死なん
その如月の望月の頃》
(山家集より)
そうだ、清盛と頼盛が合筆し、奉納した法華経が展示されていたんですけど
(ほとんど頼盛が写経してるんですが^^)、
すっごく文字が似ていて、美しいのです!
オットが、「ふたりは後世に残ると思って書いたわけじゃないだろうけど、
歴史に残っていくような人は達筆でないとやばいなあ」、と。
まじ、そうですね^^
金文字が印刷されたように美しかったですが、まったく違いが私にはわかりませんでした。
端正な文字でありました^^
あーーーー、
《平清盛展》、京都で終わってしまうのがもったいないです。
っていうか、ドラマの後半に巡回すればよかったのに^^
思い入れがたくさんで、せつなくなりますよ。
近畿地方にお住まいの方、ぜひ、京都文化博物館の
《平清盛展》にお出かけくださいね。
でもって、今後はもう少ししたら、
神戸も舞台になりますから、
神戸のドラマ館・歴史館へぜひ!!!
歴史館では現地スタッフが、清盛ゆかりの史跡めぐりに連れてってくださいますよ
(1時間300円だったかな。2時間は500円? これからの季節、2時間はきついかもですが^^)
神戸のちからの入れようは本当に素晴らしいです。
歴史館では土日祝日に神戸清盛隊による演舞などあり、平氏の運命を織り込んだ歌に泣きます。
土日祝日以外もメンバーの何人かが歴史館でおもてなししてくださるようですよ。
夏衣はセクシーだそう(メンバー談)なので、私も夏にも1度はまた訪問したいなあと思っています。
取り留めのない覚書で失礼しました。
展示内容の説明で間違っているところがあるかもしれません。
記憶力の悪いヤツとご寛恕を乞いたいと存じます。
よろしくお願いいたしまする。
京都はもう夏の祇園祭の準備が始まっています。
《月鉾保存会》の会合が催されていましたよ。
雨で、車の中からのぼやけた画像ですみません。
京都はいいなあ、憧れの地です。
あ、最後に、東本願寺のそばを通って、
とても素敵な言葉が書かれてあったのを発見。
おすそ分けさせてください。
《今、いのちがあなたを生きている》
素晴らしい言葉だと思いませんか?
前期の展示の最終日でしたね。
私もまた前期に続き後期の展示も見に行く予定です。
神戸の会場は広かったと言うことなので展示物を一度に見れたと思います。
やはり京都会場は賑やかでしたか(笑)
でも色んな場所で皆がそれぞれの展示物を見てドラマとリンクさせながらああだこうだと話していたり、歴史に詳しい方が知らない事をいろいろ離しているのを横で聞きながら見るのもとても楽しいものです。うるさいのが嫌いな人はどうかと思いますが、私は嫌いじゃないですし、本当に見に来た人が楽しんでいるのは我が子とのように嬉しかったりします。
宴のレプリカを見るとあの相撲節会の時忠道さんが口にしていたものはなんだろうとか想像をかきたてられましたし、信西入道の首を運ぶ絵巻は今日の信西の最期に思いをはせたりして。
また時間がありましたが後期の展示も是非(汗)
私のレポートはこちら
http://kandj.blog23.fc2.com/blog-entry-1790.html#more
こんばんは。
詳細な記事で、お楽しみになられたご様子が伝わってまいりました。
ドラマが中盤にさしかかり、主要登場人物の顔姿が容易に思い出せるようになると、展示物と物語が頭の中でスッと繋がってきますよね。
Lたんも絶句した「すとっくんのお食事セット」は人気展示みたいです。
楽しいですもんね、美味しくはなさそ…う…げふんげふん
明日から後期で、
鎧→out
仏具←in
です。
巻物なども多少替わります
博物館が建っているのは、保元・平治の乱の舞台になったエリア。
今はオフィス街で、平日は現代の算木つかいたちが、宋の茶ならぬチェーン店のコーヒーを片手に商談していますよ。
東本願寺さんの標語(?)は、見慣れすぎて、きちんと意味を考えたことがありませんでした。深い言葉だったんですね…
京都はあれこれ辛気くさい町でもありますけれど、愛されていることの誇りと責任を、歳を重ねて強く感じるようになりました。
今度おいでの際は、是非お声をおかけくださいませ。
それと、重箱の隅を突っつく一言になっちゃいますけれど、
祇園祭は、実は七月一日から三十一日まで続くお祭なんです。
樹さんは初日においでになったんですよ!
ツイートにもリプくださって、
ありがとうございました。
あいにくの雨でしたが、
京都は車をちょっと止めて、
なんてできるところが少ないので、
結局はドライブスルーが多いですね(笑)
でも、大好きだなー。
今回は立ち寄れなかったですが、
白河・鳥羽・後白河にもゆかりの、
城南宮が行き道にあるので、
ぜひ、次回は寄りたいと思います。
あの広いお庭が大好きなんですよー。
京都は歴史通の方が多くてらっしゃるから、
動画もとても熱心に皆さんご覧になってました。
出土品はイマイチ私の興味の範疇から外れるんですけど^^、
絵巻物は見ごたえがありましたね。
うちにも昔合戦図の屏風があったのを思い出します。(怖かったけど)
源平合戦図のなかの清盛は、神戸の清盛のようにかっこよくて、
昔のイケメン観も変わらんのね、と思いましたよ(笑)
後期のほうは観に行けるかどうかわからないのですが、
神戸はまたドラマの舞台にもなってくるので、
行きたいなあと思っています。
初秋の頃になれば、後白河法皇関連の縁の地であるとか、
大輪田泊など盛りだくさんなので、mayさんも是非に!
レポのリンクも張って下さってありがとうございます!読ませていただきます!
突然決まったんですが、
毎週ドラマを観ているオットも連れて行ってやりたくて
(ただし物理的には私が車に乗せてってもらっている:笑)、
行ってきました。
とってもよかったです。
館内はほぼ別々だったのですけど(笑)、
奉納している写経であるとか、鎧などの見事さと、
それを後代に伝えてくださっているご努力について、
ふたりで感じ入っていました。
それにしても崇徳上皇のお食事はさすが、ですね。
あのお方が全部召し上がる大食漢だったらイメージ狂いますけど(笑)
「なんでお菓子に酢と塩が必要なんですか」と、
Lたんが光臨して驚いていました(笑)
>博物館が建っているのは、保元・平治の乱の舞台になったエリア。
>今はオフィス街で、平日は現代の算木つかいたちが、
>宋の茶ならぬチェーン店のコーヒーを片手に商談していますよ。
おおお、mayさんにも教えていただきましたが、
あのチェーン店のコーヒー、
鉄腕アトム原画展に行ったとき、いただきました←あえて言うほどのこともなし(笑)
>今度おいでの際は、是非お声をおかけくださいませ。
是非是非、また遊んでやってください。
キョーコさんのお気遣いにはいつも恐縮するんですけど、
学芸員さんにお付き合いいただいているみたいな、
とってもリッチなひと時を過ごせてゴージャス気分に浸れるんですもの。
あ、LMN話もすっごく嬉しいですけどね。
祇園祭、そうなんですね。
知りませんでした。近畿に住んでいるのにお恥ずかしいです。
でも、素敵ですね。情緒があります!
義経が出てきたら、鞍馬方面にも行きたくなっちゃうかな。
ところで、義経、そろそろ俳優さんを明かしてほしいですよね。
みなさんのコメント 「とくにきょうこ様の算木のくだりは」 も しゃれてて楽しいです(^^)/すとくいんのお食事の記事Σ( ̄□ ̄)!
なぜかすっぱいよだれが止まらんかったです。
あごが痛い
台風は大丈夫でしたか?
9月、や10月頃まで気が抜けませんね。
>ドラマがおもしろくなっていった 夏頃の記事(^-^)
清盛が清盛らしくなっていく時期?!
面白くなっていきましたね。
キョーコさんのコメント、
いつもセンスがあって、痛快で素敵ですが、
算木にはやられましたね!
崇徳上皇のお食事、
壁一面をどーんと使うような勢いで、
豪華で見ごたえがありました。
>なぜかすっぱいよだれが止まらんかったです。
実に正解です(笑)
月日を経ても、【平清盛】のことを話題に取り上げると、
いつまでも連想がやみませんね。
本当に素晴らしいドラマでした!
上の方が見えにくく 見逃してました(´・ω・`)
岐阜市は二時間ほどは大荒れ
その少し前まで日差しがありましたので 買い忘れたパンを買いに道一つ隔てた 大きいスーパーぐらいならと出かけて外に出られなくなり、
二時間イートインで足止め。 主人に 無理して帰らない様言われ 私がうろたえている好きに 奴はゲームを思う存分やり、 ソファーで寝てました。無事だから言えた笑い話です(^-^)
トピ汚しをご容赦下さい(^人^)
こんばんは。
台風の被害がなくてよかったですね。
足止めされたけれども、
笑い話になるところがいいじゃないですか。
なにが運命をわけるかわかりません。
ご主人のいたわりを感謝しましょう。
うちも、四六時中、ゲームをやってますよ。
夫と息子は《艦コレ》で盛り上がっています、はぅ。