「凄まじく恐ろしい夢」ランキングBEST5。どうか見ませんように、こういうの。2011-10-23

「凄まじく恐ろしい夢」ランキングBEST5。
　　　　　どうか見ませんように、こういうの。
　　　　　　　　　　　2011-10-23


この記事を読んでいる皆さんのなかに「夢を見たことがない」という人は、きっといないはず。
誰もが眠りにつくし、誰もが夢を見る。楽しいファンタジーのような夢もあれば、
日常が続いているかのような現実的な夢もあるし、恐怖の悪夢もある。

今回は、「今まで見た夢のなかでいちばん恐ろしい夢」を複数の人たちに聞き、
そのなかでも特に恐ろしい夢の実体験をご紹介したいと思う。もしかすると、
あなたが見たことがある夢よりも恐ろしい悪夢があるかも？
　




・凄まじく恐ろしい夢ランキングBEST5

5位　無機質な人工物がどんどん迫ってきて追い詰められる夢
洞窟のようなところにポツリと自分がいる夢を見ました。
その洞窟は、自然が作った洞窟のようでありながらコンクリートで作られた人工的な色と質感をしていて、
鍾乳洞のようにトゲトゲがたくさん表面にあるんです。

その洞窟がどんどん狭くなっていって、自分を追い詰めていくんですね。
どんどん閉所になっていくといいますか、すごい重圧が私を襲うのです。
そして、それと同時にオーケストラのチューニングをしているときみたいな音が流れて
「死ぬよりも恐ろしい」と感じる恐怖に包まれます。
起きてもドキドキしていて、なかなか興奮がさめません（20代女性）。



　
4位　「帰りたい」とつぶやくスーツ姿の男性が平原にいる夢
この夢の恐ろしいところは、何度も同じ場所が舞台になって、何度も同じ人が出てくることろなんです。
私は夢の中ですごく広い平原にいて、遥か地平線の遠くには険しい山脈が見えます。
そこにサラリーマンといいますか、スーツを着た普通の男性がいて、
「あー、帰りたい」とつぶやいているんですね。
すごくだだっ広いところなのに、まるでその空間に閉じ込められているかのような感じで。

夢ということもあり、その男性には「地上に家族がいて、
この場所にきてしまったことにより戻れなくなった」ということが感覚的に分かりました。
地上というからにはここは他の次元といいますか、異世界なのかもしれません。
私はオカルトは信じませんが、こういう夢を見て不思議な感覚と孤独に陥ったのは事実なのです。
夢だとわかっていても、あの男性は今どうなっているのだろうか？　と気になることがあります（20代男性）。




　
3位　刀で何度も刺されながら歩きにくくなって意識が遠くなっていく夢
どこかの学校でしょうか。私は銃で撃たれたり、刀で刺されたりして、
校舎や体育館を必死になって逃げていました。
夢だと半分ほど自覚しているのか、「痛みを感じたくない」という気持ちが私にありました。
刺されるたびに、撃たれるたびに、「痛くならないで」という気持ちが出てくるのです。

夢なのだし痛みもないのだからいくらでも逃げられると思いきや、まったくそんなことはありません。
撃たれるたびに、刺されるたびに、すさまじく出血して歩く速度が遅くなっていくのです。
なんといいますか、体に凄まじい重力がかかって歩けなくなる感じでしょうか。
目の前に刀を持った人がきても、動きが鈍いので逃げられません。

もっと恐ろしいのが、刺されればショックで夢がさめていいはずなのに、
まったく目が覚めないという点です。刺されても夢が続いて恐怖が続きます。
ですが最終的に意識を失って目が覚めます。
絶対に二度と見たくないジワジワと恐怖を感じる夢です（30代男性）。
　




2位　いくらもがいても溺れて水面に出られない夢
海か川か湖かわかりませんが、私は溺れています。
夢は溺れているところから始まるので、非常につらい夢です。
溺れているので「現実では溺死しないけど感覚的には息ができない」という状態になっています。
夢とはいえ、息ができなくて本当に苦しいのです。
しかも、見上げると水面があるにもかかわらず、いくらもがいても水面に出られないのです。
足を引っ張られているといいますか、いくらもがいても水流で上昇しないといいますか、
とにかく水面に出られないのです。

夢とはいえ、これが現実ならば命にかかわる事態ですから絶望的な気分に陥ります。
夢とは自覚していないので「そろそろ限界の苦しみが自分を襲うのかも。嫌だ嫌だ！」という感情が出てきます。
気がつくと目を覚ましていて、寝汗がビッショリ。
こういう夢を何度も見るので、寝るのが怖くなることが多々あります（20代男性）。
　




1位　起きてもまだ夢の中 / 鬼女にとことん追い詰められる夢
この夢は数年に一度見ることがあって、今でも毎日恐怖におびえています。
夢から覚めてもまだ夢なのです。
最大で3連続、夢から覚めなかったことがあります。
つまり夢から覚めたと思ったらまだそこは夢の世界で、ようやく目が覚めたと思ったらまだ夢の中。
そしてまた夢から覚めたと思ったらまだ夢で、最後にやっと現実に戻ったということですね。
これが普通の夢ならまだいいのですが、決まって絶対に悪夢で、
幽霊といいますか、鬼のような白装束の女に襲われて逃げる夢なんですね。

そして自分は夢の中で「これは夢の中だ」と自覚しているんです。
ですから「夢から覚めれば助かる」と思って自分で自分を殴ったり、高所から飛び降りたりするのです。
すると決まって私はフトンで寝ている状態になります。
「助かった。覚めた」と思うのですが、現実世界のはずなのに、そこにも鬼女が出てくるんですね。
それはもう凄まじい恐怖心ですよ。現実に幽霊が出てくるようなものなんですから。

私はそこから必死になって自分に大きなショックを与えて夢から覚めようとして、あらゆる手を尽くします。
そして夢から覚めたと思ったら、まだそこは夢の中。
鬼女の唸る声が聞こえてきて私を恐怖のどん底に陥れます。
夢だと自覚していても、そこから脱出できなければ恐怖は収まらないんですよ。
私にとってそこは現実なのです。そして恐怖を感じているのは事実なのです。

ようやく何度か夢を繰り返して現実に戻ると、ぐっすりと7～8時間寝たはずなのに
ドッと疲れがたまっている感じになります。
二度と見たくない夢ですが、数年に一度は見るので、きっとまた近いうちに見ることになると思います。
何度見ても慣れない夢です。私と同じような夢を見たことがある人はいるんでしょうか？　
周囲の人たちに聞いても、誰ひとりとしていないんですよね（30代男性）。
　



……どうだろうか？　あなたにも同様の夢の体験があるのではないだろうか？　
夢は夢でしかないが、あまりにも印象的な夢だったために、
まるで現実で起きたかのような記憶として残る事がある。

そして夢は、現実の世界にも精神的な意味で強い影響を与えることがある。
悪夢や想像を絶する不可解な夢は見たくないものだ。
今日のあなたが、おだやかで良い夢を見られるように願いたい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロケットニュース）



この記事を読むと、
５つの小説がつまっている、と思いませんか？
夢は芸術の源泉、あるいは母なる源なのかも。
もちろん、
夢から覚めて、それを検証するからこそ、
夢がただの夢であることから昇華するわけですが。

作家によっては夢日記をつけておられる方も結構あるとのことですよ。
でも、記録しようとすると見なくなるのですって。
よこしまな考え、になるのかな。
夢は夢で完結したがっているのかもしれません。

蛇足ながら、酔ったときにもアイデアが浮かぶということで、
宴席ではし袋にそれを書いているという知り合いがいましたけれど、
一度も役にたったことがないそう。
酔って書いた文字は判読できないらしいです（笑）

夢は非日常への扉。
それが現実にはかなわない希望や憧れに満ちているといいですね。
まちがっても悪夢ではあってほしくない。

このベスト５ではどれが怖かったですか？
一番なんて決められないですよね、全部怖くて。
私は3位と1位がひたすら怖かったです。
1位なんて《エルム街の悪夢》じゃないですか。
あ、仕事している夢を見て、
起きたら朝で、また仕事、というのも、
考えてみれば、悪夢のひとつなのかもしれません（笑）