ロングＮＡＶ ＨＯＭＥ～ＴＯ 壱岐空港（ＲＪＤＢ）

好天に恵まれた今年のＧＷ、初めてのロングＮＡＶを敢行。

九州は長崎県の壱岐島まで・・・またひとつ、夢が叶いました


機長はＫＫＩ先輩。

はじめは機体オーナーのＯＧＴさんが熊本まで帰省されるとの事で、同乗をお願いしたのですが日程調整の結果、ＯＧＴさんは後日九州入りされるとの事で、ピンチ・ヒッターのＫＫＩ・ＣＡＰの下、九州まで飛んできました。


当日は早朝7時前、恐れ多くも主任教官殿に駅から飛行場までピック・アップし戴く特典付き・・・早朝からありがとうございました！


第一レグ最初の目的地は岡山の「岡南飛行場」です。

こちらではアブガス（燃料）の給油が可能な事と、最短距離のルート上に位置する事を理由に決定。

ＰＰＬ（駐機予約）は前日に済ませてあります。

因みに数日前より、「日本の空港」（位置・トラフィックパターン・レポーティングポイント・滑走路長・幅・標高・タクシーウエイ・スポットの位置・空港管理事務所・ＣＡＢ・・・etcの情報たっぷりの資料）をクラブ事務所でコピーさせて貰ったり、主任教官殿からルートのレクチャーをいただきます。

また、エンルート・チャートに線を引いてみたり、GPSにルートを打ち込んだりとまだ見ぬ光景に思いを膨らませて、「遠足前の小学生」状態に・・・これはこれで実は楽しかったりします。


今回の行程ですが、その行く手には10000FTを越える南アルプスが立ちはだかります。雲低が低ければ越える事が出来ず、はたまた西風が強ければ中々前へは進めず別ルートも考えなければなりません。

それでも当日はＫＫＩ機長の「モーゼ力」のお陰で、抜群の天候の中、そして向かい風もそれほど強くなく最短ルートを飛行しました。

天候についでもう一つの不安の種は・・・トイレ


今回は田舎でのんびりと釣り糸を垂らしたい！との希望で次男坊も参加。
（↑　こいつが一番厄介かな？）

飛行高度は約10000FTを予定してます。

1000FT上がる毎に２℃下がると言われている気温・・・出来る限り厚着して水分も控えさせます。
（暖房設備はありますが、一応念の為）




そして、８時を過ぎた頃、主任教官殿のお見送りを受けて出発です。


下総基地に管制圏通過の許可を貰い、そのまま西へとどんどん上昇して行きます。


一旦8500FTで巡航。

眼下には、横田・入間基地、遠くは富士山を臨めます。


間もなく、右手に甲府市街、左手には河口湖をそして富士山の頂を臨みながら順調に飛行します。






その先には、前方にはまだ山頂にはたっぷりの雪を冠した南アルプスが立ちはだかります。

この頃からＡＴＣ（無線）は横田ＡＰから東京ＡＣＣへと繋いでおります。






遠くから見る山々は１枚の絵のように隙間が無く見えるのですが、「近づいてみると結構隙間があるよ」とのKKI機長の助言通り、近づくにつれ奥行きが見えるようになり、山の稜線の低い所を狙って西へと進みます。




次に見えてきたのは名古屋の街です。

この頃から、ヘイズのせいなのか？視程がイマイチ良くありません。画面中央付近が名古屋の中心地かな。








このまま県営名古屋空港の真上を通過していきます。

右手には小牧城と名神高速。






名古屋通過後、右手に琵琶湖を眺めながら大津VORを目指して飛行を続けます。







そして、京都の街を通過。

京都御所や二条城がその大きさからか、はっきりとわかります。





こちらは嵐山、渡月橋かな？



この先は、大阪湾や淡路島を遠くに臨みながら進みますが、先ほどより益々視程が悪く載せられる写真はありませんでした。



そして、約３時間のフライトでまもなく岡山・岡南飛行場に着陸です。





ここで、給油＆小休止して今度は玄界灘に浮かぶ壱岐島を目指します。

予定飛行時間は約２時間。




岡山市内～広島市内～関門海峡への映像・・・指定が悪く見づらいかな？





広島空港の真上をヒットして、広島市内へと向います。




上空から一生懸命に原爆ドームを探しましたが、見つからず。

そして、広島西飛行場の上を通過します。




左手に薄っすらと関門海峡。




ここからは芦屋基地の北側を飛行しての洋上飛行を続け、壱岐ダイレクトで飛行します。

途中、雲低が下がり福岡TCAに降下を報告。


到着10分前くらいにようやく島影が見えてきました。




そして、綺麗な海岸線を臨みながらトータル５時間２０分のフライトを終えて着陸です。



（ランディングの際、画像がブレたのでその部分はカットしてます。　ゴメンナサイ！→KKI機長）




ここで我ら親子は降機して、KKI機長お見送りします。

お世話になりましたm(__)m→KKI機長。





初のロングNAV、ダメダメな私に対し、KKI機長はきっと沢山の歯痒い思いをされたかと思います。

本人的にも、まだまだお勉強が足りない事＆未熟である事は十分に理解しております。

これから、たぶん嫌になるくらいの努力と研鑚が必要だと思います。

それでも、そんな苦労をしてでも「空を飛びたい！」と心底思わせてくれる素晴らしいFLTでした。

こんな、気持ちにさせてくれるこの「クラブライフ」・・・大事にしていきたいと思います。



RJFF（福岡空港）へと離陸するKKI機長