昨年の秋より新たな目標として飛行機(陸上単発機)の訓練を始めました。
国内で一定の時間の訓練を終了して、今回の渡航となりました。
(出発前・成田の第2ターミナルにて)
初めて訪れる国でのFLT訓練にに若干の不安を抱えつつ、JALの直行便で8時間のFLTの後、降り立った地はジャカルタのスカルノハッタ国際空港です。
到着後、早速現地の空港にてビザ(査証)を10ドルで購入し、入国手続き。
スタッフに迎えられて、その日はホテルへ直行し、同宿の日本人の先輩方にご挨拶。
(宿泊ホテルのフロント、部屋(12F)からの眺め)
翌日は6:15ピック・アップで、航空身体検査を受けるとの事。
入念に目覚ましを掛けるも・・・心配無用でした。
早朝4:30から街中を大音量で流れるお祈りの声(コーラン)で目覚めはバッチリ?です(^^;
7時に病院へ着くと・・・もう既に受付を済まして検査待ちの方々がいっぱい。
いかにも!って感じのパイロットの方や綺麗な女性が多勢居らっしゃってます。
現地のスタッフに拠れば、こちらでは「自家用」の概念が無く、この病院に来られる方々は皆さん「プロ」でいらして、女性はラインのCAさん達だそうです。
道理で綺麗な筈です(笑)
検査内容は「こっち」の自家用よりも当たり前ですが、厳しいです。
心電図では装置を着けたまま「ウォーキング・マシン」に乗り、早歩きから果てはランニングまでこなして数値を測定します。
その他、担当者からなんて事無い長椅子に座れと指示され・・・これってどう見ても足の長さを測定されているようです。
結果・・・ギリギリ?合格(笑)
(病院前にて)
途中待ち時間が長いので、現地スタッフ方とお隣のアーケード?内でお茶タイム。
(その世界の方が多いせいか、写真左側はパイロットグッズのお店です)
(病院前にて・・・現地スタッフのロザンダさん)
ここで脳波以外の検査を済ませて、次は空軍病院へ向います。
流石に軍隊の病院なので、写真は遠慮しましたが敷地内にはかな~り昔の軍用機が展示されてました。
この脳波の検査も「こっち」より厳しく、深呼吸を繰り返し過呼吸常態を維持しながらの測定・・・これが一番きつかったです。
因みにここまでの検査指示は英語。
なんとか?「カタコト英語」で応対してクリア・・・だと勝手に思ってます(笑)
空軍病院を出て、現地事務所がある「ハリム国際空港」へと向います。
1985年まではジャカルタの表玄関だったそうで、滑走路長は3000Mもあります。
ただこちらは軍隊及びVIPのFLTが多いとの事で、ノータムが頻繁に発出されて飛行不可になる事が多々あるそうです。
この日の翌日も副大統領がお亡くなりになられて、故郷まで亡骸お連れする為に「ノータム」が発出されFLTが出来なくなったり、またお隣のゴルフ場で大統領がプレー為さる時も発出されるとか??
定期便も日に数便あるようで、エプロンにはB737やMDが駐機しております。
そして、時間は確か現地時間で15時近かったかな?
ここでようやくランチ・タイムです。
ランチはその空港にある日本でもお馴染みのケンタッキー(KFC)
(ペプシ+ミート・スパ)
写真右のカップは下の方にスパ、上にはサイコロ状にカットされたスパイシー・チキンにミートソースがかかっていて美味でございました。
値段は併せて200円くらいかな?
ランチの後は、現地での必須資格であるATC(管制無線)の授業が始まります。
筆記は無論全部英語・・・苦労しました(^^;
口頭試験はある程度万国共通なので、モーターなグライダーで飛び回っていたり同乗FLTも沢山クラブで経験させて頂いていた事もあって何とか付いていけたかな?
こんな感じで慌しい1日が過ぎていきます。