捨て犬を飼ってくれる人をさがしてます。
と知人から連絡があった。
生後数日の小さな小さな子犬の
写真が送られてきた。
こういう事に弱い私は
写真から目を逸らした。
小学低学年のころ、
通学路で捨て犬を拾った。
親には内緒でガレージの中で
飼っていた。
ある日、
ある日、
子犬を見つけただろう母親が
「犬は飼えないの。
だから可愛がってくれる家にあげたからね。
あなたは何も心配することはない。」
と諭された。
しかし、
「犬は飼えないの。
だから可愛がってくれる家にあげたからね。
あなたは何も心配することはない。」
と諭された。
しかし、
数日後、私は見てしまった。
ガレージの床にどす黒いシミが、、、
もしかして、父が車で、、、、?
両親は私が悲しむ姿を見るのが辛い。
だからあんなことを言ったのだろうか?
私は親に黙って捨て犬を飼ってた罪悪感と
両親の私への想い。
もし自分が想像していることが、
的中したことを考えると、
きっと絶望で胸が裂けてしまう恐怖。
何も聞けなかった。
数年前、母に
覚えている?って聞くと
覚えてる覚えてる。
あの子犬は、職場の人に譲ったのよ。
え?黒いしみ?
あぁ、きっとオンボロ車だったから
オイル漏れの後じゃない?って
笑いながら言っていた。
長年、
ガレージの床にどす黒いシミが、、、
もしかして、父が車で、、、、?
両親は私が悲しむ姿を見るのが辛い。
だからあんなことを言ったのだろうか?
私は親に黙って捨て犬を飼ってた罪悪感と
両親の私への想い。
もし自分が想像していることが、
的中したことを考えると、
きっと絶望で胸が裂けてしまう恐怖。
何も聞けなかった。
数年前、母に
覚えている?って聞くと
覚えてる覚えてる。
あの子犬は、職場の人に譲ったのよ。
え?黒いしみ?
あぁ、きっとオンボロ車だったから
オイル漏れの後じゃない?って
笑いながら言っていた。
長年、
しこりのように私の心の中にあった、
あの遣る瀬無さを返せー!
と、子供時代の自分へ言いたい。
あの遣る瀬無さを返せー!
と、子供時代の自分へ言いたい。
昔から私はいつもそう。
バカみたいに
ひとりよがりばかりしている。