「孤高の血」が面白かったので、続編も!と思い、3部作の内の2部作目を読みました。
本作も面白かったです。
1作目は破天荒な警察のガミさんの存在感が凄くて、2作目はヤクザの国光がメインどころでした。
表紙の方に、登場人物と組名と関係が図になっていて助かりました。
何度もそこを見ながら読みましたが、それでも大勢の人や組が出て来るので、ちょっと大変でした。
★以下ネタバレ★
国光たちがバレたのって、祥子が通報したんだろうなあ・・・というのは、想像がつきました。川でおぼれた親戚の子を救ってくれた国光たちの濡れた服から見えた入れ墨。
でも、その理由は、日岡が自分に冷たくなったから...だったんですね。
田舎に飛ばされていた日岡が、国光を信じて暫く泳がせ、もうそろそろ国光の約束通り、お縄ちょうだいになると思った矢先、潜伏がバレて立てこもり事件を起こしてしまう。人質の女性と日岡を交換条件とし、たてこもりの部屋の中で、兄弟の盃を交わす。
無事組同士の話し合いが終わり、国光の親父である北柴の無事を見届けられた後、たてこもりを終了、日岡に逮捕させた(表向き)。このお手柄で、日岡はまた本部に戻って警部として働く事が出来る様になりましたが、その仕事っぷりは、まさにあのガミさんの様です。
その後、国光は旭川刑務所に入っています。命をかけて守ったはずの親分北柴が2年後、何者かに青酸カリで殺されてしまいます。その犯人を日岡が頼まれて、何とか突き止めると、なんと国光が組に入れてくださいと親分の家の前で、ずっと座り込んでいた時に、食事を持って来てくれた杉本だったのでした。その後、杉本が悲惨な姿で殺されているのが見つかります・・・国光が手をまわして指示したのでしょうね。
しかしその後、国光もかつて彼が殺した人間を慕う舎弟に刑務所の作業所内で、彫刻刀で刺されてしまうのでした。 以上
晶子がサッと凄く美味しそうな料理を仕上げるのが素敵ーって思いました。タコ飯とか、カニを使っての料理とか。
一人息子はどうなったのかな、今回出て来なかったけど・・・。
私はこのシリーズ、映画の「孤狼の血」から入ったものだから、どうしても日岡(松坂桃李)が頭に浮かんでしまいました。
2作目も2020秋から撮影開始されて映画公開されるそうですが、国光を演じられる30代後半の俳優さんが、ずっと考えても見つかりません。無名の劇団員とかから引っ張って来るとか・・・。貫禄があって柔道とかしてそうな体格で、男が惚れるような男、なかなか見つかりません。 年はちょっと上になっちゃうけど、大沢たかおさんなんかは、どうかな?
次は3作目の「暴虎の牙」を読みます!
楽しみだなあー。図書館で順番待ちなので、いつになるか解らないですが・・・。
凶犬の眼 2018/3/30 柚月裕子
内容(「BOOK」データベースより)
所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく…。
柚月さんの他の本の感想
柚月裕子 盤上の向日葵
そうですかー、昨日は遂に都内は366人と一気に増えてしまいましたよね・・・。
わーー!いいですね、お近くのレストランでご家族でディナー
歩いて行けるっていうのも良いなー。あまり電車乗りたくないですし。
家は娘がコロナでGWに帰省できなかったのでお正月からずっと会えてないです・・・ この分だとお盆も無理かも・・・
今の感染状況ではただただ自粛です。
ああ、一つだけ、徒歩圏内のレストランに、
家族3人でディナーの予約を入れてありました。
それだけが、この連休の楽しみかな 笑
日岡、イメージ違いますか。私は先に映画見ちゃったからなあ・・・。
ガミさんは役所さんで合ってる気がしました。
沢山登場人物が出て来る小説が、苦手なのですが、映像で見ると、とても解りやすくて助かるんですよ。
4連休、yoriさんは、どこかお出かけされるのかなー。
コロナの前は、旅行とかよく行かれていましたよね。。
私はどこも行かずです。
なるほど、映画では松坂さんが日岡を演じたのですね。
僕的にはちょっとイメージ違うかも 笑
国光もそうだし、一作目の尾谷や瀧井、一ノ瀬など、とても魅力的なヤー様な男たちが、
大上と日岡とこの物語を支えていますね!!