真珠の耳飾りの少女 を見ました

真珠の耳飾りの少女　(2003)を見ました。前からこのポスターが妙に
印象的で、気になってたんです。

内容は、17世紀に活躍した寡作の天才画家フェルメールが描いた
青いターバンの少女にまつわる、画家とモデル少女（小間使い）
の話しです。　真珠の首飾りの少女公式HP

前評判とか内容をあまり見ない様にして見た為に、私が
勝手に「官能的なお話」と勘違いしてまして、
★以下文字反転してください　ネタバレ部分含みます★
来るか？来るか・・？と思いつつ（スイマセン・・・）待ってたのですが、
遂に有りませんでしたね。プラトニックラブだったんですね。
う～ん、ここでしてしまっては、前のメイドさんと同じになって
しまうし、、話としては、しないまま別れてしまう方が良いとは
理解出来るのですが・・、でも私としては、やっぱりあの２人
一度くらい、やっちゃって欲しかったです（すいません下品で）。

なんだか、肉屋の彼もちょっと可愛そう・・・。彼女は欲情して
ただ、アレ目当てで、肉屋の彼の所に行った訳ですよね・・・？
別に彼の事が好きで行った訳じゃなくて・・・

まずかなりその時代の設定や衣装、雰囲気を素晴らしく再現して
光線ぐあいとか、空気感？とにかくこだわって作られています。
映画館で見たら、きっとこの時代にずっぽり入りきってタイム
トリップした感覚を味わえたかもしれません。

私は、フェルメールについては、殆ど知識無く見たのですが、
この映画の中でも、あまり彼の性格とか彼についての背景が
深く描かれておらず、ちょっとその点も物足りなかった様な。
雰囲気や映像は５つ☆だとしても、内容的には、別に取り立てて
あまり・・・。内容は３つ☆半くらい・・かな・・・
２時間以上の作品が多い中、１時間５０分と若干短めで、
もうちょっとあと１５分分くらい、人物像を掘り下げるとか
何か欲しかった様な欲が・・・。

スカーレット・ヨハンソンは、「ロスト・イン・トランスレーション」で
以前見た事があったのですが、私はこの映画、かなり期待し過ぎてしまった
せいもあり・・また私の好みには合わなくて、面白く見る事が出来なかった
ので、あの時の印象を引きずってましたが、この真珠の首飾り・・では
全くの別人で、演技が上手いのか？もしくは、この役にはまっていたのか？
とにかく、かなり合ってた印象でした。
雑誌CREAで彼女の私生活（中年キラーとか、なかなか御盛んな様子）を
読んだりしたので、唇とお肌の良さの魅力を持つ彼女に、多い男性が
墜ちてるんだろうな～と思いながら見ました。

コリンファースは、１年に１回位しか絵を仕上げない、こだわり画家
って雰囲気は合っていましたね。

途中で奥さんが、チェンバロかな？を弾くシーンがあって、そこ
とても良かったです。ああいうバロック音楽ももっと聞きたかったなー。

出演：
スカーレット・ヨハンソン　Scarlett Johansson グリート
コリン・ファース　Colin Firth ヨハネス・フェルメール 他