あ、ビエナルとは二年に一度という意味です。二年に一度の約半年間、いつもよりフラメンコ公演が多い祭りなのです。
ビエナルフラメンコと言えばセビージャが有名ですが。セビージャのは1か月だか2か月だか位の間毎日フラメンココンサートが行われていたり、有名人によるレッスンが行われたり。と、超濃縮されたイベントですが。
マラガは半年にかけて普段よりちょい多め、という、のんびりした感じのイベントです。
スペインに来た年もビエナルフラメンコマラガの年でした。仕事が忙しくて、一つも見る事が出来なかったけれど。
もう2年も経つのだなーとしみじみ。
今年は貧乏ながらも、マラガ市内や近所で行われる、興味のありそうな公演にはなるべく行くようにしました。
7月はなんかビエナルと町の夏まつり公演?とビエナル関係なしに行われる公演と。公演続きで忙しく。ちょっとスペインにいるぜ!って気持ちになったものです。ははは。
そのビエナルの最終公演に行ってきました。
最終公演とは知らずに、でもプログラムが発表された時から一番見たかった公演がこれでした。
ヘススメンデスとホセバレンシアのコンサート。
ビエナルが始まった4月の時点ではこの二人の名前しか出ておらず。歌だけのコンサートなのかな。と思っていたのですが。
ヘススメンデスとホセバレンシアは是非生で見てみたい歌うたいの内の二人でした。
ヘススメンデスはこの時初めて見るのだと思っていたけれど、8月にフエンヒローラ(隣町)で行われたブレリアフェスティバルに来ていたので、結果2回目となりましたが。
今回のコンサートはアントニオマイレーナを冠した、クラシックのオーケストラとの共演というテーマでした。
そしてゲストの踊り手にいつでもホットなファルキート。
マラガオーケストラのぼんやりとしたオープニング(失礼)。
ヘススメンデスはオーケストラと合わせるのがやりにくそう。
演出はなかなかカッコいいんだけど。
オーケストラで歌うという事はカラオケで歌うようなものだから(オーケストラみたいな団体との即興的なことは難しいから)。
フラメンコのカンテは、カンテが自由に歌ってギターが付いてくるってのが基本だから、ある程度カッチリ決め事をしながら歌うというのはストレスフルなのかなー。なんて思いました。
が、ホセバレンシアは結構のびのびと歌っているようで。清々しい!この違いはなんなんだろうか。
人生の経験値の違いか?二人は10歳位離れているかな?
バイレ伴唱のたたき上げのホセバレンシアの成せる技か??
なんて思いながら。
そしてファルキート!
ファルキートってすごいねー。
ファルキートが出て来たら、彼が指揮者になっているようだった。
全てを導いていたし、光だった。
お客さんの引き付けられようが目に見えるようだった。
ひゃー。良いものを見た。
マラガオーケストラの演奏はクエスチョンだったんですけど。
てか指揮者が今一つだったのかなー。
なんかぼんやりしていた。。。。
でもそんな事吹き飛ばすくらいの素晴らしい公演で、ウキウキしながら家路につきました。
本当は誰かお友達と一杯やりながら感想を述べあいたい夜だったのですが。なにせ大概一人行動なので。。。てかマラガ少々遠いから、さっさと帰らないと家に着くと超深夜になっちゃうし。。。しょぼん。
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