新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

バスク旅行最後の食事。ビルバオ。

2019-07-14 17:21:16 | バスク旅行2019

バスク旅最後を飾るにふさわしい庶民的な食堂でのメニューデルディア。

庶民的って言ったって、そんなに安いわけじゃないんですけど。バスクだから。

メニューデルディアというのはお昼のコースメニューみたいな事で、前菜的な一皿目。メイン的な二皿目。デザート。飲み物。パン。が付いてきます。

どこが良いかなーなんて迷っているうちにいろんなお店がどんどん混みだして。

もうわからんけどここでいいか。というお店に入りました。

そこのお給仕のお姉さんがワイルドというか乱暴者というか雑というか。悪い人ではなさそうだけど。コワい。

バスク風な大きな骨格。バスクの人って大きい。顔もごつごつしている。だからかなりの迫力。

メニューを見ていると、わからない食べ物がいくつか載っていたので質問すると、わからない感じで説明してくれる。こちらの語彙力も無いから、仕方ないのかもしれないけど。

他にも質問したいことがあったのだけど、お姉さんの迫力に負けてすっかり質問し忘れてしまうし、ほんじゃ、そのまま注文しようかな、と思ったのに、すたすた去って行ってしまう。

で、「もう決まりましたけど」と言うと、

ガツガツ歩いてやって来て、「これ裏面もあるから、デザートまで決めてから注文して!」

たいがいのレストランはデザートは食事が終わった後に注文することが多いので、裏面にデザートの記載があるとは気が付かなかったんだけれど。

コワいよー。涙。

無事に注文を済んで、ワインを頼んだあたしにお姉さんが持ってきたのはボトルのワイン。

「え゛!あたしグラスワイン頼んだんですけど。セットの」

「それがそのワインだよ。好きなだけ飲みな!」

そういえば、アストゥリアスに旅行に行った時のメニューデルディアもボトルワイン付いて来たなー。でも、あの時は二人で1本だったからー。

連れのカっちゃんはビールを注文しているので。ワインを飲むのはあたしだけ。しかしワイルドだなー。

すごいなー。でも嬉しいなー。

バスクは普通にビールを頼むとアンダルシアでいうところのピンタ(パイント)とか、お店によって違うけれど、確実にアンダルシアよりも大きいサイズで出てきます。(値段も違うけど)。やっぱり北の人はたくさん食べたり飲んだりするからかなー。と感心。

そういえば、去年のガリシアでメニューデルディアを頼んだ時もカラフェに入ったワインだったんだったー。

そんなこんなで一皿目はチコリとブルーチーズのサラダ。

ブルーチーズは固形で入っているのではなくてドレッシングのようにかかっていました。
なので、結構庶民風な味わい。

メインはイワシのオーブン焼きにしました。なんか地味だなーと思ったのですが。朝に市場で活きの良いイワシを見たのでお魚食べたいモードだったので。

でも、カレイっぽい魚を食べている人がいたので、それについてお姉さんに質問しようと思ってたんだったー。でも怖くて質問するのさえ忘れていたんだった―。と、食べながら思い出しましたけど。

あ、そしてこのイワシ、もうちょっと塩味欲しいなーと思ったので、人のよさそうなおじさん店員(このおじさんは喫茶部担当)に「お塩ください」と行ってもってきてもらったのですが。

まだ使っている最中(というか、カっちゃんは一尾一尾に塩しながら食べようという作戦で、全体に塩をしていなかった)にあのコワイお姉さんがガッとやって来てお塩を取って他のテーブルに持って行ってしまいました。

「え~。」悲しむカっちゃん。。。。

 

そしてデザートはこんなもの。

しっとりパイにカスタードが挟んであるもの温かいチョコレート掛け。です。

サラダとあっさりしたお魚だけではすぐにお腹が空いてしまうだろうと。がっつりデザートにしてみました。

そういえば、パン、お姉さんが素手でもってきて紙のテーブルクロスの上に置いて行ったんだよ。びっくらこいたよ。素手ってところね。

そしてあたしにひとつパンを置いて、しばらくしてカっちゃんのところに、また素手でパンを置いて行った。

で、あたしのはひんやりしたパンだったけど、カっちゃんのは焼きたてパンでした。

えー。と悲しがるあたしにカっちゃんは自分の温かいパンをわけてくれました。

そんなこんなで、冷たいパン以外完食し、ワインも結構飲んじゃった。

まあ、当然自分のビールを飲み終えたカっちゃんもあたしのワインを飲んでいたけれど。

以上で12.5ユーロです。高いんだか安いんだかわからないけど。まあ、食事はそこそこおいしかったので良しとしよう。

お姉さんがコワイのも楽しめたし。


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