第42節ロアッソ熊本戦 ～ひとつ過去を越えた最終戦～

第42節熊本戦、言うまでもなく今期最終戦。

Ｊ１ライセンスは得られなかったものの、それだからこそ越えていかねばならない、
今までに越えられなかった結果があります。

両チームともなかなか前にボールが運べない展開の中、それでも両チームとも時折
ゴールに迫り、一進一退の攻防が続く展開。

そして時間は流れ後半40分過ぎ、最後の交代枠で出てきたのは、最終ホーム戦で
研修のためゴール裏のシートの雑巾がけやマッチデープログラムを配っていた
藤選手。ユース出身の選手で、来年につなげるため、Ｊの経験をさせるためかと、
これは引分けもやむなしか思いかけましたが．．．。

申し訳ありませんでした。　彼は持ってました。


ユースの先輩の前野選手から絶妙のパスをうけ、ＧＫと１対１となったところを
冷静に流し込み、衝撃的なＪデービュー＆ロスタイム決勝ゴール。
ゴール裏はもう歓喜で大爆発。　そしてタイムアップ。

夏場勝てない時期があり、春先に期待した結果とは違いましたが、それでも
Ｊ昇格後初の得失点差プラスでシーズンを終えることができました。
７年もかかりゆっくりとした更新ではありますが、ひとつ過去を越えた瞬間でした。

選手、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。　ありがとうございました。



最後に書きたくなったことがあります。

先に書きましたようにＪ１ライセンスはもらえませんし、箱物の環境また選手の
練習環境と、地方の他のクラブと同じように苦しんでおりますが、私としては
誇れるかなと思う部分があります。
身近なんで意識されていないサポーターの方もいらっしゃるかと思いますが、
自クラブのユース出身者が大学から帰ってきたり昇格したりと在籍し、そして
試合で活躍しているクラブって、大クラブや大都会のクラブなら良くありますが、
経営的にも苦しんでいる地方の他のクラブと比べて、私は誇れる部分だと思って
おります。　この部分、未来につながるよう大切にしていきたいですね。


未来の発展を目指してサポートしていきましょう。

がんばれ　愛媛ＦＣ