オリンピックがらみで発案され、
放送が予定されたのであろうが、
まさに、
2020年は
『エール』があってよかった、
『エール』が2020年を代表するドラマだったと
思う。
開始直後から、
音楽を扱うドラマなので、
楽しくて。
関内家、古山家の人々が生き生きと
描かれていて、
喫茶バンブーも加わって、
時々「コントかよ」と突っ込みたくなる
シチュエーションも多くて、
笑った。
新型コロナウィルス感染症と言う
予想もつかない事態で
さまざまなことが中止され
さまざま行動が制限されとき
『エール』の再放送に救われた。
実は、
古関裕而さんが、
高校野球の歌や
阪神、巨人の応援歌、
軍歌などを作曲されていたとは
知らなかった。
父が
軍歌や昭和歌謡が好きで
よくレコードをかけていたので、
よく耳にしていた曲の数々。
古賀メロディは有名で
知っていたのだが、
この度の『エール』を見て、
改めて古関裕而さんの
音楽の幅広さに深く感銘した。
「長崎の鐘」の
マイナーからメジャーへの
曲調の変化。
前奏曲で、曲を盛り上げる技。
何より、楽器を使わず採譜し、
同時に3曲作曲していたとは、
本当に驚くばかりだ。
最終回のNHKホールでの収録。
登場された皆さま、
それぞれが素晴らしい歌唱力を
披露された。
夏目千鶴子(小南真佑子)、藤丸(井上希)の
「モスラ」は、ザ•ピーナッツを彷彿させたし。
関内光子(薬師丸ひろ子)の「高原列車は行く」は、まだあんな高い声が出せるんだと、感動したし、
藤堂先生(森山直太朗)、佐藤久志(山﨑育三郎)の「栄冠は君に輝く」は、本当に優しく心に響いた。
そして、圧巻は、石城新兵(吉原光夫)の「イヨマンテの夜」だった。
裕一が指揮をし、音が歌うラストの「長崎の鐘」もまた、素晴らしかった。
音楽のプロとも言えるミュージカルスターやミュージシャン達がたくさんおられたキャストに混じって歌うのは大変だっただろう。しかし、裕一のハモンドオルガン演奏や指揮ぶり、
音の素晴らしい歌声は、練習の賜物だったと思う。
『エール』が終わって、
放心状態。
紅白歌合戦で、
あのメンバーが再集結して欲しいなぁ。
また、
スピンオフドラマや
ゼロでも、続きでも
いいから
見たいなぁ。
最後に
『エール』のキャスト、スタッフの皆さま
毎朝ワクワクを届けてくれて、
ありがとうございます。