LAPISの彦左衛門日記

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2月LAPIS通信 巻頭言

2018-02-14 12:10:54 | LAPIS通信・巻頭言

2月度 LAPIS通信


 私立高校入試が終了し、県立高校入試を残すのみとなりました。2月13日(火)に1回目のチャンス「前期選抜」が、3月1日(木)に2回目のチャンス「後期選抜」が行われます。

 LAPIS生は比較的成績上位の生徒が多いため、多くの生徒が3~4倍という倍率の高い公立高校を前期選抜で志願しています。3人に1人、4人に1人しか合格しないのですから本当に前期選抜は難関です。
 そんな厳しい状況の中でも前期選抜で多くの生徒が合格していることを心より願っています。
 残念ながら前期選抜で合格を逃した生徒も、気持ちをすぐに切り替えて3月1日の後期選抜で栄冠を勝ち取ってくれることと思います。

 前期選抜は難関。つまり後期選抜は前期選抜よりもはるかに低い壁。倍率も下がり、高得点を取れる生徒たちはすでに前期選抜で合格。後期選抜に臨む生徒の得点はほぼ同じ点数。そこから少しでもぬきんでれば合格します。

 残念ながら前期選抜で不合格だからといって、希望校をあきらめない。
何のために勉強してきたのか? それは「最後までやりきる力」を身につけるため。だから最初に決めた後期選抜の希望校合格に向けて最善の努力を続けましょう。

 そして、中3生のみなさん、いま解けない問題に出会ったらラッキーです。だって入試のときまでには6回繰り返して、完全に解けるようになっているのですから。(^^)
 きちんと寝て、きちんと食べて、休むときは休んで、1分1秒を無駄にせず、たくさんの問題にあたってください。

 一度やった問題がもう一度出てきたら、いつでもどこでも確実に解ける。
これができて入試に合格できます。もう一度出てきた問題が入試で解けないのならば。。。??? どうなるかわかりますね。

解けない問題はすらすらすらすら解けるまで6回繰り返してください。
自習室、質問室は日曜・祭日も含め毎日開いています。
残りわずか、LAPISをうまく利用してください。

 この1年間、朝から晩までの夏期講習や冬期講習、元日なのに勉強会、徹夜の夏期合宿、クリスマスお勉強パーティ、充実した宿題・・・
たくさん、たくさんやってきたのだから、あとほんの少し力をため込めば絶対に大丈夫!!

 塾がなくても毎日夕方から、そして土日は朝から晩まで塾や家で勉強をし続けている君たちをきっとあたたかく見守ってくれる何かがあるはずです。

 一番喜んでもらいたい人に心から喜んでもらうために、そしてここまでやりきったんだと自信を持って言えるように、残された時間を精一杯有効に使ってくださいね。我々は全力でアシストします。

 「セレンディプティ」「神は細部に宿る」です。きちんとやり続けた人は運を引き寄せます。合格を祈ります。

2月の平常授業は2月24日(土)で終了です。
ただし、中学生は学年末テストの日程にあわせてテスト対策を行います。

さて、3月5日(月)から、塾では学校よりも1ヶ月早く
新学年の授業が始まります。
新時間割のもと、新しい教材で新しい1年のスタートを切ります。
今後1年の勉強の流れ・教材の使い方を最初の授業で指導します。

 


小学6年生に毎年
中学生になるにあたって大切なことを
授業中に話しています。   その内容を記します。

◇賢くなる方法

  中学生になると、中間テストや期末テストというものがあります。
  学年順位も発表されます。
  小学校のテストは何も勉強しなくとも80点、90点、100点がとれましたが、
  中学校のテストでは、勉強しなければ40点、50点しかとれません。
  それは、テスト範囲が教科書の30ページもあって、それを全部覚えなければ
  点数がとれないからです。全部覚えていたとしても、たぶんミスとかがあって
  90点とれたらすばらしい方でしょう。
  では、今の小学生のときと違い、中学生になるにあたってどのように勉強したら
  よいのでしょう?

  実は、中学生になるとなかなか家で勉強ができないんです。
  中学生はとても忙しいのです。
  部活動の朝練や夕方の練習で疲れてしまって、お家で勉強するなんてほとんど
  無理なんです。

  LAPISには、今の中1~中3生で、
  学年で10位以内に入っている人がたくさんいます。
  中1から中3では、学年10位以内に入っている人が38人います。

  君たちも、こうやって小学生の時からLAPISに通っているのだから
  必ず学年で10位以内に入ることに決まっているんです。

  いま学年10位以内に入っている先輩たちだって、部活や生徒会をやっていて
  とても忙しいのです。
  それなのに、なぜ学年で10位以内に入れるのでしょうか?

  家で勉強しているから???  いいえ。
  やはり部活で疲れてしまって、お家ではそんなにできません。

  塾に来ているから???    いいえ。
  塾に来ているだけで成績が上がることはありません。

  頭がいいから???      いいえ。
  頭の善し悪しはありません。人の話を聞かない人がアホになっているだけです。
  最後まで話を聞いている人は賢くなりますが、たとえ話を聞いていても、その
  あと努力しなければ点数はとれません。

  では、いったい、いつ勉強をしているのでしょうか?

  それは、、、
  学校の授業中です。
  学校の授業中に授業でやっていることを一生懸命覚えているのです。
  覚えるってどういうことですか?
  覚えるとは「見ないで言えて、見ないで書けること」ですね。

  大事だなと思ったところは授業中に声に出して何回も言ったり、
  何回か書いたりして、その場で覚えようとする。
  つまり、その場で、口に出して言えるか? 書けるか? 確かめるのです。

  数学では、みんなよりも早く問題が解けてしまって時間があまったら、
  宿題に出そうなところは
  先生に言われなくてもどんどん進めてしまうのです。
  ほかの科目も宿題に出そうなところは
  先生に言われなくても授業中にどんどん進めてしまう。

  そうやって、家ではなるべく勉強しない。
  部活で疲れているのだから、
  家ではなるべく休んで、たくさん寝る。
  たくさん寝て、
  次の日の授業ですっきりした頭で授業中に集中して
  授業中にすべて覚える。すべて宿題も やってしまう。

  これが中学生活で一番大切なことなのです。
  中学校に入ってからこれをすぐにやろうと思っても
  すぐにできるようになるわけではないから
  今のうちからこれを、
  つまり「授業中に見ないで言える、見ないで書ける」を練習しなさい。
  明日からさっそく学校でやってごらんなさい。
  これが中学にはいるにあたっての最初の宿題です。

◇中学生活で一番大切なこと

  家では休みなさい。ゆっくりしなさい。
  好きなことをやりなさい。
  TVも見なさい。漫画も読みなさい。ゲームもしなさい。
  本も読みなさい。音楽も聞きなさい。
  好きなことをどんどんやりなさい。
  ただし、時間を決めてね。
  日本はクールジャパンと言われています。ゲームやアニメが日本を支えている
  ところがあります。
  任天堂はこの大不況の中で、たくさん利益が出ていました。
  ドラえもんは全世界で放映されています。
  「しまじろう」も全世界にいます。
  将来は自分の好きなことが自分を助けてくれるのです。
  だから好きなことは続けなさい。

  こう言うと、「塾の先生が家では遊べ。ゲームをやれって言った。」と
  その部分しか言わない人がいるけれど
  そうではないのですよ。
  学校で覚える。学校で宿題をやってしまう。
  それができるのだったら、家でゆっくりしなさい。と言っているのだから
  学校で覚える、学校で宿題をやってしまうことが、できないのであれば
  家でゆっくりしてはいけない、勉強しなきゃいけないことも
  お家の人に必ず言ってください。

◇宿題「船高・東葛に行く!」宣言

  こうやって小学生の時からLAPISに来ているのだから
  あなたたちの行く高校はもう決まっています。
  2つの中から選べば良いのです。
  船橋にある県立船橋高校か、柏にある東葛飾高校です。
  いまは船橋高校の方が、少し良いと思います。

  よかったね。高校選択で迷わずにすんで。
  最初の中間テストや期末テストで500点中、460点以上をとって
  学年10位以内、あるいは480点以上とって学年5位以内に入るのです。

  そして、ここにいるみんなで船高か東葛に行こう!

  そこで宿題第2弾。
  今日お家に帰ったら、
  お家の人に「船高か東葛に行くことに決めた!」と言って
  お家の人の反応をメモしてくること。
  これが、中学にはいるにあたっての
  第二の宿題です。

  LAPISでは宿題を忘れたら、
  僕らは宿題をやってこないことを怒らないけれど
  できるまで残ってやっていってもらう約束でした。
  もし、これらの宿題を忘れたら、お家の人に電話をかけて、
  船高・東葛宣言して、反応をきくからねぇ~。(^^)(^^)(^^)

以上、小学校6年生、新中1生に毎年話している内容です。