前回、「世界の果てまでイッテQ」での、ラオスのゾウの話をしました。
珍獣ハンター・イモトがゾウ使いから習っていた、ゾウへの命令の言葉
ラオス語で命令していたのを聞いていて、ふと、タイのゾウ使いが使っている言葉と似ているな~
と思った。
早速、本棚からタイのゾウ使いの本を手に取り、調べてみた
正式なことはよく分らないが、私の持っている本によると、ラオス語とタイ語は
非常によく似ているようだった。
タイでも、特に北部などは、民族ごとにたくさんの種類の言葉がある。
ラオスも同様で、ラオスとタイのお互いの国境近くで言葉が混ざって、だから
似ているのかも!
タイ人の中でゾウ使いが多いのは、北東にあるスリンという県・そして北部の山岳地帯に住む
カレン族(ゾウ使いのプロ中のプロなんだって~

)。
カレン族には独自の言葉がある。彼らが使うゾウ語は、タイ語ではなく
カレン語がベースになったもの。
調べればどんどん複雑になってゆく・・・
①
進め
タイ:
パイ
ラオス:
パイ
②
下がれ
タイ:
ソック
ラオス:
トイ
③
曲がれ
タイ:
ベン(曲がる方の反対の耳の付け根に自分の足を押し付ける)
ラオス:
左:サーイ
右:クワー
ゾウが育った地域によって、ゾウの覚えている言葉がビミョーに違うという事ですね
珍獣ハンター・イモトが取得したラオスのゾウ使い免許はとっても楽しそうだったけど、
ランパーンの象保護センターで行っているゾウ学校10日間コースは
ちょっぴり緊張する
《1日目》 入学セレモニー・ゾウについてとゾウ語の勉強
ゾウをチェーンでつなぐ練習・ゾウに乗って山にゾウをつなぎに行く
《2日目》 水浴びの練習・ゾウ語の練習
人間に使うハーブの見学・動物園の見学
《3日目》 ゾウのホルモンをチェックしに行く・獣医のアシスタントの勉強
《4日目》 ゾウ用の器具の作り方を学ぶ
《5日目》 森の中で3時間ゾウに乗る・山でハーブを集める
《6日目》 ゾウの背中にカゴをつける練習
森の中で丸太の引き方と、ハーブを使ったゾウの手当てのしかたを学ぶ
発情したゾウのコントロール方法を学ぶ
《7日目》 山でゾウと一緒に2泊
《10日目》 ゾウのコントロールについてのテスト
以上。15,000タイバーツ(約41,000円)
最近また、『
ゾウ日記』らしさを取り戻してきたでしょ