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「いつ怒るかわからない母の下では子供の心は育ちません -予測性-」 ブログNo.51 

2025-08-18 07:29:43 | 

愛着が形成されない原因

愛着形成に大事なことは、“にも拘らず”、笑顔で一定してall okし続けること。

やったりやらなかったり、むらがないことです。

一般的に、母は気分屋で気紛れ、むらだらけです。

それは予測のつかない母ということ。

 

笑顔でいる時が少なく、いつもいらいらしていて、いつ怒るか予測がつきません。

多く、この予測不能な恐怖に怯える気分屋の母に育てられました。

 

                       

 

病理の基本は不安

私たちは安心・安全を求めて、この防衛に心的エネルギーの全てを使います。

子供ならなおさら、安心と安全な環境を望みます。

ところが、いつ怒り出すか予測不能な母の下では、不安しかありません。

 

全ての精神病理の基本は不安であり、この不安をもたらすのが予測性の無さです。

私たちは予測のつかないことが一番不安です。

地震がいつ起きるかわからないために、地震保険に入るのも予測がつかないため、もしもの時の安心・安全のためです。

 

防衛としての常識、強迫神経症

予測のつかない世界にいると不安で仕方なく、それを防衛するために予測のつく世界に身を置きたくなります。

それが常識、道徳、倫理の世界。

そこにいる限り、「変わり者」とは言われないで生きていけます。

それでも予測がつかず、不安を防衛できないと、自分で既知の世界を作ります。

この防衛が発展した病理が「強迫神経症」です。

 

占いに頼る

占いも、未知を既知にしたい。

わからない未来を占いに頼り、おみくじを引く。

自分で自分の人生のプランを立てて決められれば、誰に聞くことも占いに頼ることはありません。

占いや人に頼るとは、主体性がないということです。

 

母の顔色を窺う

子供は、いつ怒り出すか予測のつかない母の顔色を窺うようになります。

顔色を見て「今は大丈夫そうだ」とか、「雲行きが怪しいから、要らない事は言わなようにしよう」というように。

この人が就く仕事は気象予報士。

天気のように変わる母の顔色を窺ってきたので、社会に出ても人の顔色を窺います。

 

        

        

 

いい子、いい人の振りをする

危険から身を守るために“仮面を被る”という防衛法を取ります。

この仮面とは、いい子、いい人の振りです。

子供の頃から母に気に入られるいい子を演じる振りを学び、その仮面はどんどん厚くなり、顔に張り付いていきます。

すると本当の自分の顔かわからなくなります。

 

人を操作する

次に、人を操ることを覚えます。

煽ててうまく人を利用します。

人を利用するということは、人を物と見ることです。

これでは他者との関係は利害関係しかなくなってしまいます。

人を利用するだけ利用して、自分の利がなくなり役に立たなくなると、ポイッと捨てる。

これをするのは、その人自身が物として扱われてきたということです。

 

本来、人間関係は利害ではなく、“信頼”が基本です。

 

裏を読み、猜疑心の塊になる

予測性がないことが、あらゆる自己防衛と病理を作ります。

自己防衛の策を考えなければなりません。

それは相手の裏を読むことです。

 

お母さんが穏やか顔をしているのでちょっと安心していると、突然不機嫌になり怒りだす。

やはり安心してはいけない。いつも裏を考えておかなければいけなくなります。

お母さんの表の顔に騙されてはいけない。ここから猜疑心が生まれます。

人を信用しない。誰に対しても不信の心を持ちます。

そして、つねに裏、反対を考えます。

素直さがなく、ひねくれていきます。

 

現実は当てにならないのを知っている。

この人は「いつも最悪を考える」というシナリオで生きています。

それは調子に乗って有頂天になっていると、落とされた時が大変だからです。

その最悪の時にどう対応すればいいかを、今から考えて、準備しています。

こういう人は保険が大好きで、生命保険、火災保険、がん保険など、いろんな保険にやたらと入っています。

 

                 

人を操る

予測性の無さの不安を防衛するために、予測のつく、分かり易いものに置き換えて捉えようとし、いろいろな操作をします。

最終的に人を操作して、自分の思い通りに動かせば、予測のつかない不安にとらわれることはありません。

それには人を操り、利用し、利用価値がなくなれば使い捨て終わりです。

また次に利用できる獲物(人)を探すだけです。

こういう利害に終始してしまいます。

 

生きづらさの原因を知る

拭い去れない不安の中にいたこと。 

母の顔色を窺い、いい子いい人の振りをしていたこと。

人を操り、利害関係しかなかったこと。

人を信じられなかった理由。

裏を読み、素直になれず、ひねくれた訳。

占いに頼り、保険が大好きな訳と、その人を身近で見たことと。

理論によって、生きづらさの原因が解明されました。

 

    ライト.a精神科学研究所 登張豊実

 

(LAFAERO1 大澤秀行 『メタ言語』講座より筆者まとめ)

 

ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

8月1日発行のメールマガジンのテーマは「子供の甘えと、見返りを求めない親の世話行動『all ok』」です。

興味・関心のあるか方はこちら

 http://www.mag2.com/m/0001106260.html から登録してください。

 

*我が師、大澤秀行氏 LAFAERO1では個人セラピー、各種講座があります。

著書:大澤秀行 著

『病気は心がつくる』論創社

『令和の徒然草』論創社

『こころの科学』講座 テキスト1~3

『メタ言語』講座 テキスト1~9

『夢分析』講座 テキスト1~9

『蝉成阿縷』講座 テキスト1~8

詳しくは、LAFAERO1ホームページ:https://lafaero1.com/ をご覧ください。

 

*ライト.a精神科学研究所、登張豊実への

セラピー、講座、その他の問い合わせや依頼は下記までください。

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         ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパム対策)

 セラピーの他に、『オールOK』子育て法等、個人講座もあります。

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