それみし

よしなしこと

朝寝朝酒朝湯が好きで(違)

2006年06月19日 13時52分11秒 | ことのは
夏の夜は
      まだ宵ながら
               明けぬるを
    雲のいづこに
            月宿るらむ

清原深養父 古今集 巻三:夏(166番歌)


夏至も近いわけで、日も長くなりましたし朝も早いこと。
サッカー見てたりしたらすぐ夜が明けてしまいますね。

京や奈良の都は盆地にあるため、夏の昼間はとっても暑い。
自然と、暑さの和らぐ朝晩が人の活動時間になるわけです。
というかそもそも
 ・色恋沙汰は夜(「夜這い」の通い婚ですから)
 ・政治は朝(「朝廷」って言葉にもあるように)
なんて世界。
短夜じゃ想いも恋も叶わないってね。

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2 コメント

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夏は恋の季節 (shoegirl)
2006-06-19 23:46:31
という考えは現代のものなのでしょうか。

たしかにおっしゃるとおり

秋の方が風流で恋も発展しそうなのに。

というか、やはり恋が発展するのは夜、ですものね。

昼間っから・・じゃ、ちょっと。
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おそらく (task2)
2006-06-20 19:47:51
時間が長ければいいというものでもないので、必ずしも「恋の季節ではない」とも言い切れないんだとは思いますが。

知性と教養と機転を絡めた和歌全盛期だと、やっぱり秋の方が取っ掛かりは多かったのかもしれませんけどね。
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