2022, 0222 ねこの日に
うちのねこと一緒にいるこの絵本は
『てぶくろ』
ウクライナ民話です。
エウゲーニ・M・ラチョフ 絵
うちだりさこ 訳
福音館書店
ねこは出てきません。
舞台は雪降る森の中
おじいさんが手ぶくろを片方おとして
そのまま行ってしまうと…
そこに次々と森の動物たちがやってきて
入り込みます。
暮らしはじめます。
ちいさいけものから
おおきいけものまで
入れて? いいよ、という具合に。
とうとう熊まで入ってしまう。
英語版
“THE MITTEN”
English text by Susan Matsui
ラボ教育センター
このお話を小さなひとたちは
ただ楽しんで夢中になって
おうちごっこで1時間過ごすんです。
読みきかせのとき
ウクライナ民話、のところから始めるから
園児さんも小学生もそこから覚えています。
遠いよその国のはなしじゃない。
いろいろな動物になりきって雪の森の中に
いる。
そのときの
今
生きている。
自分のはなしなんです。
ザワザワしますね。
誰も望んでいないと言う戦争を
誰かが始めてしまうのか。
絵本のおはなしの最後に
おじいさんは手ぶくろを取りに戻ってくる…
連れている犬が吠えると
手ぶくろにいた、森のみんなは
散り散りに逃げる。
おじいさんはその
おうちだった手ぶくろを
拾いあげる…
大人の
みなさんはこのシーンを
どう考えますか?