最愛の猫が逝ってしまった。11才だった。
家人の誰にもよく慣れ、いつも話題の中心に居た。私との相性は
特によく、家の猫の中でも一番ウマが合った。チビの時から育て
た自分にとっては息子であり、弟であり、親友だった。
試験開腹の結果、末期がんとの診断を受けたのは7月。手術不可、
抗がん剤もほぼ効かないタイプと言われ、主治医はあっさり匙を
投げた。
がん治療に詳しい別の病院を紹介されて行ったが、緩和治療しか
ないと言われた。それでも私は諦めず、治験レベルの治療法にたど
りついて開始したが、試験開腹からすでに1ヶ月が経過していた。
多少の治療効果は感じられたが、進行は止められなかった。もっと
早く開始できていればと思ったが、どうしようもなかった。
本人は最後まで本当によく頑張ってくれた。
がん宣告から今日まで、それ以前の人生で流した量を遥かに上回
る涙を流した。今でも涙が出てくる。死ぬほど大切だった相棒の
冥福を祈るしかないのは本当に辛いが、この悲しさがなくなること
は永遠にないのだろうと最近思う。
いや、もしあの世で再会できればその時に悲しさも消えるのか。
本当にまた会いたい。
家人の誰にもよく慣れ、いつも話題の中心に居た。私との相性は
特によく、家の猫の中でも一番ウマが合った。チビの時から育て
た自分にとっては息子であり、弟であり、親友だった。
試験開腹の結果、末期がんとの診断を受けたのは7月。手術不可、
抗がん剤もほぼ効かないタイプと言われ、主治医はあっさり匙を
投げた。
がん治療に詳しい別の病院を紹介されて行ったが、緩和治療しか
ないと言われた。それでも私は諦めず、治験レベルの治療法にたど
りついて開始したが、試験開腹からすでに1ヶ月が経過していた。
多少の治療効果は感じられたが、進行は止められなかった。もっと
早く開始できていればと思ったが、どうしようもなかった。
本人は最後まで本当によく頑張ってくれた。
がん宣告から今日まで、それ以前の人生で流した量を遥かに上回
る涙を流した。今でも涙が出てくる。死ぬほど大切だった相棒の
冥福を祈るしかないのは本当に辛いが、この悲しさがなくなること
は永遠にないのだろうと最近思う。
いや、もしあの世で再会できればその時に悲しさも消えるのか。
本当にまた会いたい。