中年セラピストの乳癌たわむれ日記

突っ走りすぎて転んだり振り返り過ぎてひっくり返ったりの人生を続けています。中年セラピストが乳癌日記。

乳がん手術後の心労が続く

2011-08-14 01:35:03 | 日記
手術までの経過は書ききれない心情です。

抗がん剤の副作用は吐き気のようなもの以外、
手足の鈍化が一番こたえました。

10段ある階段を10分以上かけて上がり、
洗い物をする爪はボロボロになって人前には出せない。

化粧する顔は黄色く日焼けしたようになる。

髪やまつ毛、眉がすっかり抜け人前に出る時は念入りな用意が必要。

などきりがないほど大変な日々でした。

これでも「癌患者」には恵まれた時代だと言われていました。

そーは言われても私にはそろそろ限界が訪れそうでした。

これ以上続くなら生きる事を放棄したいと。

鬱に入って自ら死を選ぶ方が良いと。

それでも、気を取り直し今日一日少しでもいい日になる事だけ考えていました。

それは、私の仕事が午前中体を整え、自分の体も動かし人と合う仕事だったからです。


「二人で行うヨガ」ともいわれ

相手に施術を行うだけではなく自分も呼吸法やストレッチ、筋肉強化を目指すタイ古式です。


気持ちがふさぎ、体が苦痛でもそのタイ古式を始めれば何故かモチベーションも上がり心や体が元気になるのです。



それからは「癌」の事をあまり考えないように自分の体を鍛える事だけを考え仕事に打ち込みました。


抗がん剤投与で癌のしこりは5センチから1.5センチになっていました。


抗がん剤から半年後

無事終了~。

左胸全摘出の手術でした。

複雑な思いはありましたが死ぬことと比較されれば衝撃は少ないものでした。

癌とは長いおつきあいになりそうです。



手術翌日からリハビリが始まり苦しく辛い思いをしました。

痛いし手が上がらないし途方に暮れました。
普通に戻るには「無理!」

手術前後10日間の入院。



3日目にお見舞いの人たちが来てくれてました。

ビックリした事は

サロンのお客さんがお見舞いに来て

「お元気ですか、私、肩や首、背中我慢が出来ないほどコッているの。いつ仕事復帰されますかー。」

と言うではありませんか。


一度死ぬか生きるかを考えさせられた私は嬉しくもあり自分の挑戦として

手術後二週間後にタイ古式とアロマテラピーの予約を受ける事にしました。

それを期に毎日仕事が続きました。

当然、「リンパ浮腫」や「転移」「再発」などを毎日心配しながら。


リンパ浮腫や傷口の開きなど術後の心配は当然頭をよぎりました。




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