「斗々屋」(堺銘菓・丸市菓子舗 その2)[堺]
「丸市菓子舗」の話題が続きます。
先日、母がいきなり大きな和菓子“斗々屋”を買ってきた
「丸市さんの有名なお菓子だからどんなんか食べてみよ」と。
“斗々屋”とは、名椀『斗々屋茶碗』の形を再現した代表銘菓で、中は粒あんと柚子あんの二層になっており、切り分けて頂く。
大きさは大小二種類あり、小でもけっこうな大きさだ。(1,600円)
手のひらを大きく広げた位の大きさかな。
甘い物に目が無い私は色んな所でよくお菓子を買って帰るが、
“味見っこ”と称していつも母と半分こにして頂く。無類の甘い物好きだ。
対して母は、甘い物が実はそれほど好きではない。お菓子は量より質といった風で、本当に美味しいものを少しは口にする程度だが、気が向いたら私が喜びそうなお菓子を買って来てくれるのである。
今回も、「堺に行くなら丸市で何か買ってきて~」とは頼んだとは言え、
まさかあんな大きな和菓子を買ってくるとは!
でもねぇ、これが大当たり!!
とぉぉぉっても美味しくて、大ファンになってしまった。
粒あんは、ちゃーんとあんこの味がして、しかもくどさは無く、柚子あんもこんなに美味しいのって初めて食べたのよん。
香料ばかりがキツイ安物の柚子あんとは大違いだ。
そしてまた皮も端の方はちょっぴりカリカリしてて、好きだなぁ、この歯ごたえ。
この三層が渾然一体となって至福の時を味わえる。
全てお店の手作りで、半年ほども寝かせて作られるとか。
実は私は夕食後のデザートと称して菓子パンを食べたばかりだった。
“斗々屋”は封を開けなければ7日間持つとあったので、明日食べればいいやと思ったのだ。
ところが母が早く食べてみたいと言い出したので、開封することになってお抹茶を立てた。
私はお腹が一杯なので味見程度の少量にするつもりだったのに、
あまりの美味しさにもう一切れ追加した。
そして珍しいことに母もおかわりをしていた。
それほど止まらない美味しさなのだ!!
結局二人で三日間に分けて食べた。
三日目はさすがに皮のカリカリ度が落ちてしまってたけど。
お店の店員さんも若い子なのに接客がきちんと感じ良くできている、
と母が褒めていたのも補記しておこう。
「丸市菓子舗」その1
http://blog.goo.ne.jp/kyskd/e/ab9f2586b1d069017ddbb1ee4e91daa0
「丸市菓子舗」その3
http://blog.goo.ne.jp/kyskd/e/dfa30c2d1de86899626825925efec29a