今回の修理は、「KENWOOD MDX-G3 MD/CDラジカセ(2001年製)」だ。ケンウッドのMDパーソナルステレオシステム「RAMPAGE」シリーズの一機種だ。MDLPに対応し、MD・CD・カセット・チューナーを搭載したオールインワンな一台となっている。
[修理の完了したKENWOOD MDX-G3 MD/CDラジカセ(2001年製)]
■故障状況
- ディスプレイ不点灯。たまに点灯
- MD音とび
- CD音とび
原因の見当をつけ、分解修理に着手した。バブル期のラジカセと比較し、2000年以降の機種はメーカーや機種を問わず、遥かに分解し易い場合が多い。

CDとMDの音とびは、たいていの場合レンズの汚れが原因だ。両ユニットとも分解し、清掃する。
[分解・清掃中のMDユニット]
ディスプレイの点灯不良の原因は、半田クラックであることが多い。
[見事な半田クラック]
ディスプレイ(FL蛍光管)の半田付けが、全て写真のようなクラックが生じていた。念のため、表示ユニットの半田100ヶ所位をちまちまと半田付けし直した。力の加わる箇所と発熱の多い箇所には半田クラックが多いようだ。
仮組し、動作を確認する。OK! 修理完了。
再度バラしてオーバーフォール。各部を清掃/調整を行い、最終組上げを行った。
動作確認作業を行い、正常動作を確認。復旧完了だ。
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あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く
懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
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