原板をカットしてもらい納品してもらったガルバリウム鋼板。設計に従い、事前加工した。
カットされた鋼板の幅は、原板幅の半分(約46cm)。最も無駄が少ない。
使う道具は、木槌(写真はゴムハンマー)と拍子木、しっかりとした木製土台。厚手の作業手袋も怪我防止に必須だ。
強力クランプで鋼板を土台にはさみ、罫書き線に沿って木槌で叩いて少しずつ曲げていく。
はぜ(折り返し部分)を潰さないよう、3mm厚のペット樹脂版をはさんで仕上げる。
必要に応じて、金バサミで切断する。
こつを掴むまで何度か失敗し、ようやく出来上がった「唐草」。 こいつの曲げ加工には、木槌と同じくらい腕力を使った。
唐草の必要数20個を加工するのに2日かかった。
一文字葺の本体(50枚)加工にも、2日を要した。
最後は、各鋼板部品を保持するための「吊子」100個を加工。
いや、大変だった。肉体的に疲れた。お陰で筋力アップした。
予算に余裕があるなら、既製品(「はやぶき」や「真生一文字」)が断然に良かった。今回の鋼板代金は8000円。既製品はその3倍以上の費用になるため、仕方ないと言ったところか。