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音響機器修理「京とんび」

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【機器修理】KENWOOD MDX-02 MDラジカセ

2021-08-18 | 音響機器修理

今回の修理は、「​KENWOOD MDX-02 MDラジカセ(発売日:2000/7/1)​」だ。外見の趣が異なるモデル「​MDX-01​」もラインアップ。かつカラーバリエーション(前者3色、後者5色)も展開し、”より自分らしい選択”を売りにした一台だ。コンパクトな筐体にCD/MD(MDLP非対応)/AM/FMチューナーを装備する。

[ケンウッド 本体:MDX-02-S、リモコン:RC-MDX0001]





■主な不具合症状と原因

  1. CDの認識に失敗したり音跳びする → CD光ピックアップ及びCD基板の電解コンデンサの経年劣化
  2. MDの挿入/排出/再生等ができない → MD基板の電解コンデンサ及びMD光ピックアップの経年劣化
  3. AM/FMともに受信不可 → TUNER基板のハンダ付け部劣化
  4. 操作ボタンの大半が誤動作したり操作できない → 押下式スイッチの経年劣化
  5. 右スピーカーの出力が少し小さく、また電源を切った直後に「ズズズ」様の異音 → パワーアンプICの入力側の電解コンデンサの経年劣化(写真掲載無し)

■修理
 各部の動作確認の後、分解開始。


 まずは、操作ボタン誤動作の原因である押下式スイッチ(タクトスイッチ)を交換。


 CD光ピックアップ(CDOPU)「SONY KSS-213CL」を「KSS-213C」に交換。
(これまでの修理経験では、同機種のCDOPUには「KENWOOD(JVC) KCP3H」が使用されていた)


 CD基板の電解コンデンサをすべて同等品に交換(下記の写真は交換前のもの)。


 MD基板を取り外す。


 同等スペックの固体電解コンデンサがそろわないため、セラミックコンデンサで代替交換。
因みにATRAC ICは「SONY CXD2654R 」だった。


 MDの挿入/取出しは回復したものの、MDの認識や再生は不可。MD光ピックアップ(SONY KSM-260B)を交換。


 仮組してCDとMDの動作確認・調整を実施。


 今回交換した部品。


 各電子基板のハンダ付劣化部の補修やその他多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。

♪ あの頃の懐かしい カセットテープ や CD や MD を もう一度 聴い てみませんか

音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪

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