今回の修理は、「SHARP MD-F250 MDラジカセ(発売日:2002/2/25)」だ。MDLPと音楽用CD-R/CD-RWの再生に対応した「MD studio(エムディースタジオ)」シリーズの一台だ。
■主な故障と原因
- CD再生不可 → CD光ピックアップ故障
- TAPE動作不可 → 部品多数欠損
- MD録音終了時に異音発生 → MD光ピックアップのホームポジション検知センサーの劣化
■修理
この年代の機種、特にシャープのこのシリーズは、分解・組み立てがしやすい。分解すると直ぐにCDとTAPEユニットにアクセスできる。
TAPEユニットは、ピンチローラーなど、多数の部品が欠損している。恐らく、カセットテープが取り出せなくなり、強引に取り出したときに欠落してしまったのだろう。幸い同系のTAPEユニットがあったので、こちらから欠損した部品を流用して修理した。
CDは、レーザー光が確認できない。CDピックアップを交換し、論理調整を実施すると無事に復旧した。因みにCD光ピックアップは、「SHARP製 HPC1LX」 だ。
各基板を確認すると、半田付け劣化が多数確認できた。全て補修した。
MDは録音終了時に異音発生があった。録音が完了し、MD光ピックアップがホームポジションに戻ったとき、それを検知するセンサーが劣化し、正しく動作していないようだ。

このMDユニットはシャープ製(MD光ピックアップ「HPM312S」、ATRAC IC「LR37816A」)で、検知用に5個ほどの各種マイクロスイッチが使用されていた。
問題のマイクロスイッチ(検知センサー) の導通を確認すると、抵抗値が大きい。接点部に接点復活材を流し込み、導通を回復させることで復旧した。念のため、他のマイクロスイッチも同様に修理した。
筐体や各部も分解・洗浄。組み上げて修理完了だ。
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