第50回 近畿高等学校演劇研究大会【速報】

2015年12月26日(土)・27日(日)に呉竹文化センターで行われる、
第50回近畿高等学校演劇研究大会の速報です。

【上演校紹介5】 上演6 滋賀県立長浜北星高校

2015年12月21日 | 近畿大会
上演校の皆さんが、質問に答えてくださいました!


滋賀県立長浜北星高等学校

☆上演日時 : 12月26日(土)16:50~17:50

☆上演作品 : 「HERO」

☆作 者 : 長浜北星高校演劇部〈生徒顧問共同創作〉



◎長浜はどんなところですか。

「長浜」は滋賀にあります。
NHKの大河ドラマの舞台になることも多く、「江」とか「軍師官兵衛」とか、豊臣秀吉が長浜城を築いたことから、戦国時代の話になると、よく紹介されます。
そのため、休日になると、他府県や海外の方がよく観光に来られます。
歴史を感じさせる場所が多い他、「黒壁」というガラス館・オルゴール館が人気ですが、私たちの自慢は何と言っても「琵琶湖」です。

生まれてからずっと「琵琶湖」を見て育ってきているので、県外の素敵な場所に旅行していいなと思いながら、心の中で(何か足りない。)と思っていて、
よくよく考えると、他のどんな素敵な場所にも「琵琶湖がない!」ということに気が付きます。
16、7年も一緒にいると、「琵琶湖なしでは落ち着かない」自分に気づくことがあります。
そして、何か嫌なことがあると、「琵琶湖」を見ると落ち着きます。それに、私たちの県は「琵琶湖」を真ん中に置いて存在するので、車やJRでどこかに行って、いつもと違う場所から「琵琶湖」を見ると、自分が今まで知らなかった「琵琶湖」の景色にふれることができて、改めて感動することもあります。


◎長浜北星高校について、教えてください。

そんな滋賀の長浜にある「長浜北星高校」は、長浜駅から徒歩14分の所にある学校で、6つの系列の中から自分の進路に合わせて学びたい勉強を選んで学んでいく総合学科の高校です。
全日制の他に定時制もあるため、朝から晩まで校舎内には多くの生徒がいて、私たちが帰る頃にもまだ校舎に灯りが灯っている「眠らない学校」です。

1つのクラスの中には、様々な進路・系列の人がいて、同じクラスでも6時間とも同じ授業を受けることは少ないです。
だから、朝SHRで会った人と放課後まで会わないことも多く、自分のクラスにいること自体、SHRのみということもあります。
自分の机と思っているものも1時間も使わない日もあります。

そして、教室と離れた所に一人一人のロッカーはあり、朝、今日一日分の教科書などを取りに行き、それを全て詰め込んで、1時間1時間違う教室に向かうことになります。
それぞれが進路に沿った授業を受け、そのための物がいつもぎっしりカバンには詰まっているので、私たちは何だかいつもカバンの中に「夢」が詰まっているように感じることがあります。

進路も就職から四年制大学・短大・専門学校進学などさまざま。
来年からは長浜高等養護学校も来られることになっていて、行事も一緒に行うことになっています。今は工事がいろいろなところで行われていますが、校舎は広く、3年になっても知らない建物や設備があります。

曲がり角を曲がったら、知らない世界に行きそうな、そんな学校です。



◎演劇部はどんなクラブですか。

予算が少ないのでお芝居の中のメインの衣装は、はるちゃんともえちゃんが、練習が終わってから、春の大会で使わなかった布を利用して作ってくれました。
完成した時には、みんなのイメージ通りの衣装になっていたので、みんな感動していました。
おまけに、練習した後はファブリーズしてくれます。

「音響」は1年のあずみちゃんが一人で作ってくれました。
あずみちゃんはしっかり者で、お芝居に合う曲を8月の終わりには見つけてくれていて、みんな感激していました。

「照明」は1年の愛ちゃん。
愛ちゃんは「照明」が初めてですが、県大会では一つも外さず、素敵な照明でキャストをサポートしてくれました。

「小道具」はしっかり者の怜奈ちゃんが今回もメインでした。
怜奈ちゃんが「小道具」だと、小さな物から大きな物まで何とかしてくれて、上演前のチェックもきちんとしてくれるので、みんな大助かりです。

「大道具」は男子全員ともえ&なつきで頑張りました。
初の「舞台監督」だったなっちゃんは、「演出」のりく部長と相談しながら、大道具の位置を決め、サスの位置を確認し、バミっていました。

そんなごく普通の、大体平和な部活で、全員揃わない時や揃わない物は、その時にいるメンバーで考えて、山や谷を乗り越えています。
練習には、真剣に、集中して取り組もうとするのですが、なぜかどの練習日にも笑い声が絶えることがありません。


《上演記録》
・全国大会プレ大会 「青春rhapsody(ラプソディー)」
               (長浜北星高校演劇部 作)
・部活動紹介 「演劇部 みんなで入れば怖くない?!」
               (長浜北星高校演劇部3年部員 作)
・新入生歓迎公演 「とある部活のお菓子事件簿」
               (長浜北星高校演劇部2年部員 作)
・彦根湖北ブロック六月祭 「ガラスの靴はないけれど」
               (たかはし凍湖 作 / 長浜北星高校演劇部 潤色)
・文化祭「HERO」
               (長浜北星高校演劇部 作)
・滋賀県高等学校演劇研修合同発表会「HERO」
               (長浜北星高校演劇部 作)

▼長浜北星高校の稽古風景です。



◎上演される「HERO」は、どのような作品ですか。

県大会から変ったことと言えば、大道具の一つが段ボールから木に変わりました。
時間と予算がなかったので、県大会では紙だったものを、予算が増えたわけではないのですが、何とか工夫して木で仕上げてきました。
キャスト一人ひとりの衣装も見直しました。小道具も指摘を頂いた点を改良して・・・。

改めて「どんな作品にしたいか?」をみんなで話し合い、まず県大会で指摘を受けたり、アドバイスをいただいたりした所をしっかり直して、伝えたいことをしっかり伝えていけるお芝居にしようということで一致しました。

演出はりく部長ですが、県大会以降は1年2年問わず、気がついたことをみんなが口にし、それに対してまたみんなで考え・・・という感じで、演出と、演出補助その他全員というように、どんな意見も参考にして、1か月以上を過ごしてきたので、大きな変化はないかも知れませんが、小さな所ではいくつか変わっていると思います。





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