快晴の京都です。気持ちの良い青空が広がっています。
明日から天気が崩れるという予報でしたので、こんな良い天気を「無駄にすることはない」と思い立ち、以前から「一度行って見よう」と思っていた「将軍塚青龍殿」に行くことに決めました。
青龍殿は東山山頂にある青蓮院の飛び地境内です。バスでも行くことが出来ますが、歩いても青蓮院から約30分程で登ることが出来ます。もちろん私は歩くことを選びました。婆さんを誘いましたら「山へなんか行かない!」と断られてしまいました。
山頂までのルートは、以前、青蓮院を拝観した時にもらった「案内図」どおり、粟田口から登る「東山トレイル」ルートです。
青蓮院前の神宮道を、少し三条通方面に行ったところの交差点を右に入ったところからスタートです。住宅街の細い石段を登っていきます。振り向けば市街地が下に見えます。
5分程で尊勝院に出ます。「元三大師」を祀っているお寺で青蓮院に属しています。「おみくじ」を初めに考えたのが「元三大師」なんだそうです。境内からは市街地を望むことが出来ます。
境内を横切って行くといよいよ山道が始まります。今日は散歩と言うより「トレッキング」になりそうです。
楽な道ではありませんので、革靴やハイヒールでは無理ですし、足に自信が無い方はバスや車などを使った方が良いでしょう。ただ、あまり登る人はいないと思っていたのですが、何人もの人と行き会いましたし、中にはマウンテンバイクで来ている人にも出会いました。ちょっとビックリしました。
青龍殿の大舞台を支える支柱が見えて来るともう直ぐ山頂です。
山道を登り切ると青龍殿の山門です。
山門をくぐると真っ赤な紅葉が待っていました。
受付を済ませ青龍殿に向かいます。紅葉が見頃でした。
青龍殿には国宝「青不動」が安置してあります。直接見ることが出来ませんが、その手前に複製がお祀りしてあります。「家内安全」をお願いしてきました。
青龍殿の横を抜けるとお待ちかねの「大舞台」です。清水の舞台の4.6倍の広さ(1046㎡)もあるそうです。
京都市内を一望できる大パノラマが広がっていました。ここまで汗をかいて登った甲斐がありました。
ここからは、京都駅方面までは見ることはできません。京都駅方面や大阪のビル街まで見えるのが「西展望台」です。そこには大舞台を降りて、「将軍塚」の横を通って行くことになります。
将軍塚は、桓武天皇が都を定めた折にここに登られて、都の安泰を守るために将軍の像に甲冑を着せて埋めた所です。都に異変がある時にはこの塚が「カタカタ」と音を立てて知らせるのだそうです。
西展望台に上りました。階段の途中から清涼殿や将軍塚が望めます。
展望台からは、京都駅方面まで見ることが出来ます。遠くに大阪のビル街もかすかに見ることが出来ました。気候も爽やかで眺めも良かったので、そこに座ってしばらく眺望を楽しんで来ました。
展望台を下りて庭園の方に向かいました。見頃を迎えた紅葉の中をゆっくりと散策してきました。
山門を出て駐車場の方に行って見ました。山科方面だと思いますが市街地が良く見えました。手前には京都市街が見える場所もありますので、名残りを惜しむには良いと思いました。
いよいよ下山です。来た道を降りていきます。帰りは知恩院の方に降りることにしました。
知恩院に近づくと、青蓮院の飛び地境内「法垂窟(ほうたるのいわや)」がありました。法然が修行した場所といわれています。
更に下って行くと知恩院の大鐘楼の所に出ました。
そこを左に曲がって円山公園の上に出て、安養寺に立ち寄りました。安養寺は「親鸞・法然ゆかりの吉水草庵跡」とされています。
円山公園まで奇麗な紅葉を見ながら歩きます。
円山公園の紅葉も見頃で、多くの人が訪れていました。
振り返ると、先程まで登っていた山頂が見えました。なだらかな稜線です。
八坂神社もたくさんの人がお参りに来ていました。今日は土曜日ですから当たり前の状況と言えますが。
四条通は混雑していましたので、団栗通まで下がり団栗橋を渡って帰りました。団栗橋から見た四条大橋方面と五条大橋方面です。
念願の将軍塚青龍殿に登ることが出来たし、紅葉も楽しめて良い散歩(トレッキング?)が出来ました。
今日の歩数は、15,550歩。明日は休養日にしました。
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