祇園祭は八坂神社のお祭りだと言うのに、この期間中、一度も八坂神社にお参りしたことがないのに気が付き、行って来ることにしました。
新町通の放下鉾に寄ってから八坂神社に向かうことにしたのですが、それが「大正解!」。なんと放下鉾に登ることが出来たんです。他の鉾と同じように、「粽」等を購入すると登ることが出来ると思っていたのですが、ここは違いました。買わなくてOKなんです!気持ちがあれば、「志」程度の浄罪を箱に納めることで。
放下鉾や会所です。



二階には、多くの懸装品が飾られています。




ここから鉾に登ります。


鉾の上からの景色や、舞台の様子をしっかりと楽しんできました。舞台の中は意外に狭く、ここに囃子方が乗るとかなり窮屈なのではと感じました。







女性は放下鉾に登ることは出来ませんので、ちょっと残念そうでした。

一階に降りると、祇園祭の花「檜扇(ひおうぎ)」を活けているところでした。

四条通を渡り船鉾に向かいました。四条通に月鉾・函谷鉾、遠くに長刀鉾が並んでいる様子が見えます。祇園祭ですね!

船鉾です。独特の形をしているので、後祭の「大船鉾」と共に人気の鉾です。


その先の岩戸山にも行きました。鉾と同じように見えますが、松が立っているのが鉾との違いです。


綾小路通まで戻ると綾傘鉾が見えましたので、そこに寄ってから八坂神社に行くことにしました。
綾傘鉾は、「大原神社」の中に会所が有ります。その昔、小さな鉾の形をしていたこともあったようで、その模型も飾られていました。綾傘鉾は棒を高速で振り回す「棒振り囃子」で有名です。




そのまま綾小路通を寺町通までブラブラ歩きです。東洞院通を過ぎた所に「神明神社」がありました。ここは、今まで気が付きませんでしたが、平安末期の「四条内裏」が有った所と言われていて、源頼政が「鵺(ぬえ)」という怪獣を退治した時の「鏃(やじり)」が伝わっているそうです。


寺町通から四条通に出て八坂神社に向かいます。河原町通の「高島屋」では、祇園祭がディスプレイされていました。


八坂神社の手前の「祇園祭ぎゃらりい」に寄ってしばし休憩。祇園祭の雰囲気と涼しさを楽しむことが出来ます。







八坂神社には、「西楼門」から入りました。祇園祭の旗が掲げられていました。


入って直ぐの「疫神社」にお参りしました。祇園祭の「粽」等で「蘇民将来子孫也」と言う文字を目にしますが、その「蘇民将来」 を祀っているのがここです。この「蘇民将来子孫也」と書かれた護符を持っていると「疫病」にかからないそうです。


境内には、何時もと違って舞殿に三基の御輿が据えられていました。




社務所の前で「槿(むくげ)」の花に気が付きました。八坂神社と縁のある花で、「祇園守」と言う名で呼ばれているそうです。


西楼門を出て、四条通を歩いて戻りましたが、四条大橋の上から見る鴨川は、本当に涼しそうでした。

暑い散歩でしたが、風があったので助かりました。頑張って歩いたお陰で、「放下鉾に登る」というご褒美を貰えました。
今日の歩数は、10,076歩。結構歩いたな~。