眠むの木の今週のひとこと

京都の布団屋のブログです
ためになる話からおバカな話まで
04年からの人気コーナーが
06年よりブログで発信!

リヨセルとは…2

2006-12-11 18:45:28 | お知らせ
当店がおすすめする実用的な、
羽毛布団のフラッグシップモデル。
クオチコ農場産(ポーランド)マザーグース羽毛布団
その羽毛布団に使っている側生地「リヨセル」

今回も、昨日に引き続き、
その「リヨセル」の説明をリーフレットより抜粋、
ブログ用に少し要約いたしました。

リヨセルの特長は…

リヨセルの乾燥時の強度は綿よりも20~30%強く、
湿潤時は綿と同等クラスの強度があります。

乾燥時と湿潤時の節度にあまり差が無く、
水洗いにも優れた寸法安定性があります。
水分率が高く、肌にも優しく、
綿より優れた吸放湿性、吸水性を有します。

リヨセルの原綿は絹や綿の天然繊維と同様に、
永久的なパーマネント・クリンプがあり、
自然なふくらみ、弾力感のある風合い、
美しいドレープ性を生み出します。

① 製造工程で一切の公害を出さない
完全リサイクルシステムを確立した原綿生産工場、
パルプから原綿を作る工程で使用するアミン系溶剤は、
100%回収再利用される。
安全性が高いとされるアミン酸化物でさえ、リサイクル利用される。

② 原料は計画植林された樹のパルプ
樹は自然林を伐採使用するのではなく、
ブラジルで計画植林された成長の早い
ユーカリの樹を使用しています。
その耕作面積は同じ綿布を作る場合の10分の1です。
また、綿のように大量の水を使わないことも、
環境との調和が図られているポイントです。
樹木の栽培も山の斜面を利用するので、
平地の農耕にも影響がないです。

③ 土に返る生分解性繊維
原料は植物なので、廃棄するときも生分解して土に還ります。

④ ヨーロッパ環境賞を受賞
レンチング・リヨセルは2000年度の
「ヨーロッパ環境賞(EUropean Awards TheEnvironment)」
で最も権威のある「環境に貢献する技術」の部門で受賞しました。
この賞はヨーロッパ諸国から任命された環境にかかわる
公的認定機関から与えられるものですが、
審査基準が極めて厳しいことで知られています。
また、2002年にはヨーロピアン・エコラベル
(EUropean EcoLabel)にも認定され、
消費者向けにラベル表示をすることが可能になりました。
その他、「ISO9001」はもちろんですが、
「エコテックス100」「WWFパンダ賞」
といった環境保全に関する認証も受けています。

レンチングリヨセルのラベル


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする