暑

暑、
晴なる、
雲のない空は、
薄灰青の濁色なる、
白々の地櫪青に、動じない電線の黒影。

糸蜻蛉

曇りなる、
蒸なる、
朝、戸を開けて、
一番に訪うは、
糸蜻蛉なる、
黒線、
僅かに涼を引くなる。

梅雨明け

大暑なる、
晴なる、
朝は、乾いた風が強なる、
明の空なる、
午后には、
風は、路の熱を帯びるなる、
梅雨明けの報知なる、
蜻蛉が飛ぶなる、
日が落ちると、
南方の空に半月が明なる。

霧

終日雨なる、
暗、
日が落ちて後、
霧なる、
川を渡る橋上は、
水気の中なる。

興味の新聞記事：ホボロ島

　広島県東広島市安芸津町三津沖にある、
ホボロ島は、
ナナツバコツブムシという虫が岩にあける穴のために、
脆くなり、波の浸食をうけて岩盤が崩壊し、
消滅しつつある、と。

地質学の沖村雄二教授が調査、と。

ホボロ島紹介のブログ：
ホボロ島

ナナツバコツブムシは、ワラジヘラムシの一種、
学名は、SPHAEROMA SIEBOLDII


Sphaeroma sieboldii : ITIS Report

Faunaflora.org.uk

沖村雄二 論文：CiNii

ミント

曇り、時おり小雨、
気温も低め、
台風は近づかないまま去ったけれど、
爽快な青空は一時、
厚い雲の下の暗い一日、
庭にはミントの小花が白い、
薄日の射す陽には、蜂達が来ていたけれど、
土手の桜木にも、
蝉が現れたけれど、枝に行き倦ねているかの様、

京野菜

さいさい京野菜倶楽部

桜樹から落ちるもの

曇り、
朝は、まだ、小雨があり暗かったのだけれど、
漸々、雲を漉す陽が明るくなる、
速い流れは碧色で、
その乱れた川面の上に、白蝶が飛んでいる、
川土手を歩いていると、
頭上の桜樹から落ちて来たもの、
扇型の茸、
カコウキンの類？
もう枯れていたのが雨で桜の幹から剥がれたのか知ら、
苔に覆われていた。



午后通り掛った市役所の前庭の樹から、
蝉の声。

ウスバカゲロウ

小雨、暗い、
気温二十三度、
朝、まだ灯りの点る自動販売機に、
薄羽蜉蝣。

テレビジョン放送、NHK中国で、ヒロシマサナエを見る、
ヒロシマサナエ：広島県のチョウとトンボ

興味の新聞記事：撲玉（からたま）の滝

　3月に報道された「樸玉の滝 (あらたまのたき)」について、
最近ブログに記事を書かれた方がありました。
　そこでは、この滝の名前は、「撲玉（からたま）の滝」であると、
お調べられになったとの由、
撲玉（からたま）の滝:オ気楽ナ・・・毎日

興味の新聞記事：くりまさる出荷

　今年のくりまさるの出荷が始まる、と。

くりまさる：正直やまぐち

京都季節の花

京都季節の花：ぶらりと京都

京都季節の花

木槿

曇り、
激しい雨の後で、嵩はそれほどではないけれど、
流れは速くなっている、水色は碧色、
空気も、雨で冷やされたままのようで、
肌寒い、
川に差し伸べられた合歓木は丈高いけれど、
その脇に、
低く茂った木槿が、花を載せている、
薄い赤。

木槿：季節の花300

蛙楽 二条良基

雨、
ときに激しく、
未明に、開けていた窓から飛沫が舞い込む、
蛙楽、

「古池や蛙飛こむ水のおと　芭蕉」について