薄曇り、
風に少しばかりの冷たさ、
体育館の前庭、
白詰草の花が咲いて、
その花の上に浮かんでいた一組の白蝶、
不可視の軸で繋がっているのか、
ニ葉に残された間よりは、
離れも寄りもせず、
対峙して、
そのまま、上方へ昇っていった、
山桃の樹冠よりも高く、
風に少しばかりの冷たさ、
体育館の前庭、
白詰草の花が咲いて、
その花の上に浮かんでいた一組の白蝶、
不可視の軸で繋がっているのか、
ニ葉に残された間よりは、
離れも寄りもせず、
対峙して、
そのまま、上方へ昇っていった、
山桃の樹冠よりも高く、