aimotokiyotakabu

本是山中人

2007-05-30 13:23:21 | nanikotomonashi
薄曇り、
風に少しばかりの冷たさ、
体育館の前庭、
白詰草の花が咲いて、
その花の上に浮かんでいた一組の白蝶、
不可視の軸で繋がっているのか、
ニ葉に残された間よりは、
離れも寄りもせず、
対峙して、
そのまま、上方へ昇っていった、
山桃の樹冠よりも高く、
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茱萸の赤

2007-05-28 12:47:41 | nanikotomonashi
晴れ、
今日は青い空、
昨日は、黄色く曇っていたから、
清しい、
西方から、
幾本もの筋雲が、
要から開く扇のように広がって、
長く長くたなびいて、
水の流れに洗われる水草のように揺らいでいて、
楽しい、
茱萸の実が生っている。
赤、
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雨のち晴れ

2007-05-25 21:14:02 | nanikotomonashi
昨日は、灌仏会。

昼過ぎまで、雨。
時折、激しく降る。
自動車の窓を伝い落ちる雨水は、厚く、
軟質な硝子が被せられたようにも思え、
それだから、車窓の眺めは歪められて、
樟の樹冠を覆う若葉の黄味が、
妖異に感じられた。

昼過ぎからは、晴れた。
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卯の花

2007-05-23 13:33:33 | nanikotomonashi
薄曇なる。
本家の庭に、
卯の花が咲いているなる。
白なる。
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空の底

2007-05-21 14:33:56 | nanikotomonashi
晴なる。
体育館前の楠の小粒の花の黄も、
清しく思えるなる。
移動の車で、
鉄道を跨ぐ橋に差掛かり、
渡るに連れて高低する目線に、
若葉が浮上がっている山並みが、
四周を容れる器の縁のように思えるなる。
宮沢賢治の
語「空の底」を思い出すなる。
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細い縞蛇

2007-05-19 09:43:55 | nanikotomonashi
おはよう、
明方には、柔らかい陽が差していたけれど、
たくさんの雲も流れていて、
今は曇っているソ。
昨日は、午后から、雷が鳴りだして、時折激しい雨も降ったソ。
それだからか、
今もまだ、肌寒いソ。
昨日お昼前に、川土手を通ると、
躑躅の繁みの下に、細い縞蛇がいたソ。
覗き込むと、川へ行ってしまったソ。
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朝の鳥

2007-05-18 09:13:14 | nanikotomonashi
晴なる。
朝の陽も早く到るなる。
鳥の声が
淡い陽を穿つようなる。
鶸なる也。
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夜去りに強雨

2007-05-17 09:23:04 | nanikotomonashi
おはよう、
晴れてるけど、急に陰ったりする、風が強い。
昨夜去りに強雨。
昨晩は、早く寝て、
やっぱり、12時に目が覚めた。
窓の外で野良猫が喧嘩してた。
その唸り声に覚まされたのかも。
暫く耳を峙てていたけれど、寂々としているばかりだったよ。
今はまた、風が強くなって、虎落笛笛が聞こえる。
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花の紫

2007-05-16 16:21:09 | nanikotomonashi
曇なる。
畑に、
馬鈴薯の花の紫。
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普賢様

2007-05-14 14:57:07 | nanikotomonashi
晴なる。
近所の畑に檸檬の花が咲いているなる。
うちへ帰っても、
裏手から、八朔の花の香りが届いているなる。
今日は、
室積の普賢様の縁日なる。
以前は、二ノ宮から船で渡ったもの、
と、老女に語って貰ったなる。
船で行けば、
弧になった湾の弦を伝うのだから、近なる。
老女は、また、
長徳様が晴なら、普賢様は雨、
とも言うなる。
続いて縁が立つこの頃は、天候が変わりやすい故なる也。


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ジャスミン

2007-05-09 08:24:55 | nanikotomonashi
晴なる。
路には、青い霞みが降りて行先を閉しているなる。
駐車場の金網に
纏わるジャスミンが
盛なる。
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雉が一羽

2007-05-07 09:02:57 | nanikotomonashi
晴なる。
濡れた地が輝なる。
昨日は立夏なる。時折雨の落ちる曇日だったなる。
列車で出掛けたなる。
車窓には、
山腹に藤の花も見えたなる。
山間の田地に、
蓮華草も咲いていたなる。
その中に、
雉が一羽佇んでいたなる。
列車を見詰めていたなる。
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興味の新聞記事:最古の国産ピアノの修復

2007-05-02 08:06:08 | Weblog
北九州在住のピアノ修復士、江里口正実 氏が
山葉寅楠 制作の国産最古のアップライトピアノを
修復、と。
(ニビシ醤油会長 末松五雄 氏所有のもの)
HIBIKI
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