aimotokiyotakabu

本是山中人

白羽の群舞

2005-09-30 08:45:46 | nanikotomonashi
曇なる。
やや寒なる。
朝、
川土手の桜並木の
根方を
白い蝶が、多量に、舞っているなる。
蝶は、毎年、
秋の日に、一斉に現れるなる。
蝶なる也。
(スジグロシロチョウ ?)
蛾なる也。



スジクロシロチョウ:昆虫エクスプローラ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸開けて

2005-09-28 08:56:42 | nanikotomonashi
晴れなる。
高空の絹積雲が美なる。
風があるなる。
開け放しの戸から吹込んで、
机上の小物を飛ばすなる。
近所の庭の花梨の青実も揺すぶられているなる也。
野猫らは、
居場所を日向に移したなる。
彼岸花は、
萎れて、打払われた蜘蛛の巣のように、
茎の先に、絡まっているなる。


秋風の遣り戸の口やとがり声:芭蕉全句集
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確証なし

2005-09-26 08:11:56 | nanikotomonashi
晴なる、快晴。
雲もないなる。
朝は、少々肌寒なる。
顔を洗う水道水が冷に感じるなる。
お大師堂に、
桃色の小花が供えられているなる。
現の証拠なる也、撫子なる也。

現の証拠:季節の花300
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

興味の新聞記事:松田正平

2005-09-25 10:35:40 | Weblog
NHK の番組、新日曜美術館で、
松田正平が特集されました。
今は、白洲正子の旧邸、武相荘の玄関に
飾られている
松田自筆の、座右の銘が、映されました。
「犬馬難鬼魅易」
難の字の偏が、「美」の様になっているのが、
面白く思われました。
おえかきツールで書いてみました。
実際は、縦に一行。


松田正平後援会
武相荘
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

興味の新聞記事:火星の活動

2005-09-24 11:25:27 | Weblog
火星は、まだ変化しているのでは?と。
NASAの火星探査機 Global Surveyor による、
同地域の、2002年と、2005年の写真の比較から。
砂丘に、以前には、なかった、溝が見られる、と。

Orbiter's Long Life Helps Scientists Track Changes on Mars:NASA MISSION NEWS
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸の花

2005-09-24 11:08:46 | nanikotomonashi
薄曇りなる。
朝方、微雨あるなる。
昨夜、夜半前、
道の見通しの上に、
赤い半月が挙がっているところを見たなる。
昨日は、彼岸の中日なる。
道端の彼岸花は、満開なる。
赤の花と、白の花があるなる。
巻いた細紐のような花から、針のような蕊が伸びている態は、
水引の細工物のようなる。
ところが、
水引という名の花は、他にあるなる。
水引:季節の花300

昨日、昼。
テレヴィジョンを点けると、
ターシャ・テューダーの庭という番組なる。
グラハム・ベルが、服の隠しに、いつも、ルビバスの種を入れており、
各所に撒いて歩いた、との話を語っていたなる。
ルピナス:季節の花300
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

興味の新聞記事:蕪村の版木

2005-09-21 09:22:43 | Weblog
蕪村の挿絵の版木が発見された、と。
永井一彰 (近世日本文学教授:奈良大学) の調査によって、
京都の古書店、竹苞書楼の所蔵品から。
版木は、
畠中観斎の「勢多唐巴詩」の版木の中のもので、
表表紙の見返しに使われた、
伊勢神宮のおかげまいりを描いたもの。
図柄は、中国風の風俗で書かれている、と。


奈良大学のweb-page には、まだ、報知がありませんでしたが、
永井教授の、以前の、他の発見についてのものはありました。

「「永井教授、またまた発見!たまたま発見?」
2004.9.3発表
永井一彰先生

一昨年来、京都佛光寺の版木調査を続けていた
永井教授がまた貴重な版木を発見し、
九月三日に佛光寺でマスコミ発表をしました。

今回確認されたのは慶安三年(1650年)版の
『撰集抄(せんじゅうしょう)』の版木で、全9巻248丁
(496ページ)分の版木63枚がすべて残っていました。

同書は、鎌倉時代に成立した仏教説話集で、
西行に仮託されたこともあって鎌倉室町期は広く写本で行なわれ、
江戸時代に入ってからは数次にわたって出版され、
近世の文学者に大きな影響を与えました。

慶安三年版は、その最初の版本です。
とりわけ、西行を崇拝していた芭蕉への影響は大きなものがあり、
芭蕉の「乞食行脚」思想は、この書をぬきにしては考えられません。

また、『雨月物語』巻頭の「白峰」が『撰集抄』を下敷きに
していることは、よく知られているところです。
この版木が彫られることがなければ、芭蕉の「乞食行脚」思想も
『雨月物語』も、なかったかも知れません。

慶安三年といえば、今から354年前のこと、
そのような江戸時代初期の本の版木が丸ごと残っていることは
大変珍しく、出版研究の上からも貴重な史料です。」
奈良大学:最新情報
永井研究室:奈良大学

竹苞書楼:寺町専門店会商店街
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸になっても蒸暑

2005-09-20 08:47:53 | nanikotomonashi
曇なる。
低く雲が垂れ込めるなる。
今日からお彼岸なるに、蒸暑なる。
昨日は、動物園にて、
四時前頃から強い驟雨に降り込められたなる。
一昨日、夕には、
県立博物館の天文台にて、
月の雲から出るのを、長く待ったなる。
月は、昇った際には、
鬱金色に見えていたなるに。
直に、雲に隠されたなる。
偶の晴れ間に、
天体望遠鏡で、見ることがなったなる。

学芸員のお話。
「今日9月18日は、旧暦の8月15日です。それで、中秋の名月なのですが、
実は、旧暦15日が、満月に当たるのは、いつものことではありません。
ずれることが多いのです。
 ちなみに、月齢の15日は、今日のお昼前頃でした。100%の丸さの月は、ですね。
今は、もう、ちょっと、欠けているのです。
 月の大きさを、どう感じられましたか。いつもより大きく感じられましたか。
実は、今の月と地球の距離は、36万キロです。月と地球の距離は、
平均は38万キロなのですが、常に一定ではなく、幅があるのです。
最も遠いときは、40万キロくらいです。今は、最も遠いときより、
4万キロも近いのですね。4万キロは、地球の円周の距離です。
 せっかく、天体望遠鏡で見てもらうのですけれど、実は、
満月のときの月は、あまり綺麗ではありません。光線が、
まっすぐ当てられているので、平たく見えてしまいます。
半月の頃だと、影が出来て、立体的に見えるのですけど。
さて、月の黒いところは、黒っぽい岩石で、白く見えるところは、
粉のようなものが覆っているところです。…」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お絵かき試行

2005-09-17 11:07:09 | Weblog
iMacだけど、おえかきツールが使えるのか、試してみました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の朝

2005-09-16 08:22:57 | nanikotomonashi
晴れなる。
冷な大気に高い空なる。
すっかり中秋なる。
昨夜は、
就寝中、
寒を感じ、蒲団を押入から出し、着たなる。


秋来にけり耳を訪ねて枕の風:芭蕉全句集
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蟷螂

2005-09-14 08:36:20 | nanikotomonashi
晴なる、
今は、晴れなる。
風が舞っており、雲も多いなる。
昨夜、夜半前、
西方の窓に、
半月が掛かっていたなる。
冴え冴えと硬質な感の月であったなる。
蜜柑色の月。
夜半過ぎ頃、風が舞いだし、
月も雲に隠れたなる。
暫く後、
晴れた空に、
その前より地上に近く、
丸みを増したような感の月が、
明らかになっていたなる。
窓覆いを開けている室内には、
生姜色の薄明が貼付いていたなる。

朝、
自動販売機では、
人の手の長さよりも勝る
蟷螂が
待ち構えていたなる。
道端に
彼岸花の茎が伸び出しているなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きのこじゃのあたま

2005-09-12 07:46:16 | nanikotomonashi
晴れなる。
蒸暑。
近所のお宅の
前庭の
飛石の間に、敷詰められた
蛇の髭の間から、
薄い茶色の茸が覗いて、
笠を広げているなる。

蛇の髭の写真:季節の花300
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

驟雨

2005-09-10 09:26:46 | nanikotomonashi
曇なる。
昨日、今朝と、二日続けて、
夜明け前後に驟雨があったなる。
蒸暑なる。

秋風の吹けども青し栗の毬:芭蕉俳句全集
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野分け過ぎの夕

2005-09-08 08:56:07 | nanikotomonashi
昨夕、
帰宅の折、
夕7時を過ぎていれば、
日も短くなっており、
陽はとうに島影の向こうに回って、
西方の空の底が少しばかり
臙脂色なだけで、
空は濃い紺色であったなる。
昼過ぎからは晴れていたなる故。
西方の紺色の空に、
八月四日の下弦の月が掛かっていたなる。
清々しい光であったなる。
月の右上には、
明るい星の輝きがあったなる。
やや離れて
もう一つ星が並んでいたなる。
月の柄杓の柄のようであったなる。
その後時間が進むと、
空には、星が多く見られたなる。
食後の散歩を楽しむ老夫妻が、
空を仰ぎ、
星が多いと、語り合いながら過ぎてゆかれたなる。

秋の星座:県立ぐんま天文台
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野分け過ぎ

2005-09-07 09:12:03 | nanikotomonashi
曇なる。
野分けが過ぎたなる。
まだ、風が残り、微雨を吹き付けているなる。
吹き落とされた葉々で道端は
埋められているなる。
灰緑の川は、流れが早なるが、
小鴨が、
逆らって泳いでいるなる。
野猫らは何処で夜を過ごしたなる也。


猪もともに吹かるる野分かな:芭蕉俳句全集
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする