aimotokiyotakabu

本是山中人

冷徹な朝日

2005-02-28 09:39:09 | nanikotomonashi
昨日、今朝と晴れが続いたなる。
昨日曜の日中では、
窓から入る陽は弱く、ガラス窓なのに、
障子紙で濾されたような明りで、
暖を感じる程ではなかったなる。
今朝の日差しは、まぶしく感じるなる。
けれども、寒。
鏡の光が明瞭なのと同じに、
目に直接の明るさなるが、
空の遠さを、はっきりと、示しているようで、
却って、寒を感じるなる。
鴨が三羽
川に入らずに、水を臨んで、川原の縁に並んでいたなる。
大きくなった去年の雛たちなる也。
鴨の家族は、
川のそばの市民プールで、遊泳していたのを、
よく見かけたなる。

秋吉台の山焼きは、昨日行われたる由。

白い犬が、
自分の犬小屋の屋根で、
寝ているのを、
通りがけに見かけたなる。
スヌーピーの如く、
かつての戦役を妄想している也。

スヌーピー
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綿冠の巣ごもり

2005-02-26 11:18:34 | nanikotomonashi
寒なる、
雲は切れ切れで、陽は射しているが。
ときに、
雪がちらつくなる。
休耕田に、丸い白いものが散っているを見るなる。
思わず、寒気がしたなるが、
雪玉ではないなる、
蒲公英の綿冠が、
茎が萎えたおれている故、地面に落ちていたなる。
何時花が咲いていたなる也。
秋吉台の山焼きは、延期なる由。

蒲公英
秋吉台
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今日の新聞から興味

2005-02-24 13:11:39 | Weblog
「春の椿展」
HOUSE OF SHISEIDO

「舞姫」モデルの消息記す(鴎外同窓生の手紙を発見)山崎國紀(花園代名誉教授・日本近代文学)
小池正直から石黒正直宛の書簡 「日本医事新報」4181号に発表。
日本医事新報ってこれかな?


鳥に近い恐竜、南半球でも
デイノニコサウルス類の化石を発見。アルゼンチン自然史博物館のフェルナンド・ノバス博士ら。
アルゼンチン自然史博物館
こちらもアルゼンチンの何かの博物館、何かわからないけど綺麗なので
と、
Nature
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満潮の遡行

2005-02-24 08:57:10 | nanikotomonashi
今朝、また、曇天なる。
雨催うの塩梅で、すぐにも、降り出そうなる。
昨日は、
柔らかな日差しがあり、暖かであったなる。
歩いていて、
川の水嵩が揚って、
水面に小波が、川下方からの風に起てられて、
川を溯っているのを見たなる。
昨日は、満月なる故也。


もういちど月へ
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好天の柑橘実

2005-02-22 09:32:44 | nanikotomonashi
好天そして寒なる。
夜明け前から好天だと(多分そうだったと思うなる)、
日が昇るのが早くなっているのが、
分かるなる。
大猫たちのおらび歩きも終わったようなる。
好天に、
近所の垣の上の夏みかんも映える感。
隣家の
金柑も丸星の如く、濃い緑葉中に輝くなる。
この冬は、早くから
木の実が悉く鳥に啄まれた、と聞くなるが、
金柑や、夏みかんは、食さないの也。
金柑の写真
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染織家 芹沢けい介

2005-02-21 13:01:15 | Weblog
昨日のNHK日曜美術館で、
芹沢けい介展の紹介をしていました。
染織家。
米国出版社(?)から依頼された、
『ドン・キホーテ』の日本語版の挿絵が興味を引きました。
鎧兜姿のキホーテ。
静岡市芹沢けい介美術館
そごう美術館:芹沢けい介展開催2/5~2/27

プレビューでは、ちゃんと字が出てましたが、投稿すると
けいの字が出ないのですね。
けいは、金辺に圭
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雪の女王

2005-02-21 09:52:22 | nanikotomonashi
今朝も冷えているなる。
火力発電所の煙突から出るけぶりが、
西北からの風で、
吹き流されて、寝ているなる。
地平を、まだ、あまり離れていない陽に照らされて、
薄い鴇色の、輪郭線は灰青の色のけぶりなる。
昨日は、
子供らと、広島を訪ねたなる。
路面電車に乗るためなる。
往きの列車の戸袋に、微小な羽虫がいるのを、娘は気遣ってたなる。
帰りの車窓から、
海中の島に、
雲の多い天から、薄墨の影が垂れていたなる。
垂れ幕が降りているようであったなる。
雪が降っていたなる也。


『雪の女王』画 ラース・ボー:アンデルセン生誕200年記念限定復刻
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水仙の葬送

2005-02-18 09:22:59 | nanikotomonashi
きょうは雨水なる。
曇天、明け方は強風であったなる。
夜中も強風であったなる也。
用水路脇の、
花の終わった水仙の葉が、
薙倒されているなる。
昨夕は、
帰宅の折、家中の者が居らず、
玄関に灯がなかったなる。
薄い灰青の光が、
玄関前のコンクリートを照らしていたなる。
中天に近い、九日の月であったなる。
帰路、
道に、椿の花が落ちてあるのを見たなる。

椿といえば、萩かしらん。
萩・情報の駅

新聞紙上で、
一昨年なくなった、多田智満子氏の、遺歌集『遊星の人』が紹介されていたなる。
『遊星の人』邑心文庫から出版
しかるに、邑心文庫のサイト中では探せなかったなる。しからば、
BOOKアサヒコムへ。

遊星、星、と言えば、
127億光年先の銀河団。(すばる望遠鏡)
高解像度(690KB)の写真
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中空の轟

2005-02-16 10:07:23 | nanikotomonashi
お大師堂に、
「二月二十五日初観音」の貼紙、
半紙が貼ってあったなる。
夜来の雨空、
夜中は、風が中空を轟かせていたなる。
狭間を抜けるような
風音は、
私たちの住み間は地表と中空との僅かな隙間、だと
知らせるなる也。
今朝、
濁った川に、
二羽のかもの子が遊泳していたなる。


十四代今泉今右衛門「色絵薄墨墨はじき雪文鉢」
過日、新聞で見たなる。
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失念

2005-02-14 11:16:50 | Weblog
今朝方、
後で、PCででも調べればいいか、という
わからない「言葉」がありました。が、
それが何だったかさっぱり思いされません。
それに、ニュースか新聞で当たったのか、
何かで思い出したのか、さえ思い出せない。
暫く、
Wikipediaの画面を睨んでいましたが、
駄目なので、
weblog に書いて気を紛らわします。
ついでに、
前から気になっていた、
古井由吉の『槿』の槿の字を、webの辞書で調べました。
あさがおの古名でした。(なんと無教養な)
槿花一日の栄、の諺。
それよりも、芭蕉の句、
「道のべのむくげは馬に喰はれけり」がいい。
これは、これで佳しとします。(結局思い出せない)

ムクゲ:岡山理科大学のページから
木槿写真集

でも、
芭蕉俳句全集
には、
「道のべのむくげは馬に喰はれけり」が見当たりません。
(ざっと見ただけです)
ちゃんとありました!
道のべの木槿は馬に食はれけり
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地肌の薄氷

2005-02-12 11:37:57 | nanikotomonashi
昨日は、好天であったなる。
日の暮れての帰り道、
三日月の、鮮明なる形が、西方の空に
望まれたなる。
今朝は、冷えたなる。
すっかり乾ききらず、
消えてしまわず、残っていた水たまりが、
氷になっていたなる。
薄氷。
雪の結晶ギャラリー
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雨後の砂

2005-02-09 09:52:45 | nanikotomonashi
今朝は薄日差すなる。
年が改まってから、好天の日がないの感を持つなる。
昨日、銀行へ行く道すがら、
川原の草地で、
雉子模様の子猫と真白の子猫があそぶを見たなる。
夜中は、
大猫が、おらび歩く頃なる。
川を渡る電線に、カラスが一羽止まっていたなる。
もう一本下の細い線では、
尾の長い雀よりも小さな黒い鳥が、
ピィ~(高い音)、ピィ~(低い音)と鳴いていたなる。
信号の音ではないなる。
信号を待つ交差点の足元の道路の端には、
細かな砂が溜ってあるなる。
これは、昨日の雨とともに天から落ちたのかしらん。
不思議。
(ハッブル望遠鏡も天から落ちるや)
ハッブル望遠鏡のサイト
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点々の鶺鴒

2005-02-07 14:21:16 | nanikotomonashi
まだ今日も寒いなる。
窓から鶺鴒が見えるなる。
鶺鴒は、道を跳ねて歩く鳥なる。
鶺鴒は、点々と、土手に登る坂を降りて来るなる。

私の知る冬の鳥は、鶺鴒だけなる。
そもそも、鳥の名前はあまり知らない。
ついでに、
オリオンが唯一知る冬の星座なる。


セキレイの写真
セキレイの声
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春の錘

2005-02-04 11:26:31 | nanikotomonashi
立春なる。
隣家の白木蓮の樹の枝先につぼみが見えるなる。
すでに、大なる。
梅花より大なる、桜花より大なる。
もとより、白木蓮の花は、樹上の花にしては、大なると思う。

白木蓮の写真
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