相場の詩(うた)

青山在住のトレーダーのブログ

シリコンから窒化ガリウムへ ~ 「次世代半導体素材 GaN の挑戦」

2021年04月06日 | 半導体

「 次世代半導体の材料は、シリコンから窒化ガリウムへ――

日本人がノーベル賞を獲った青色発光ダイオードの材料だ。

窒化ガリウムを使ったデバイスは、

社会で電気を使う全ての物に使われるようになり、

社会システムを根底から変える。

そして、自動車はもちろん、電車や飛行機、

それにロケットにも使われる。

そう、21世紀最大の産業になり得るのだ!

国際的な論文の引用件数などで危機を叫ばれる

日本の基礎研究ではあるが、

実はむしろレベルアップしている。

いま企業は技術をブラックボックス化して、

戦略的に論文発表を抑えているのだ。

実際、日本企業には面白い技術の種が多々ある。

この技術とこの技術を組み合わせれば

新しいビジネスが生まれるというケースも激増しつつある。

著者がセンター長を務める未来エレクトロニクス研究センターでは、

技術の上流から下流までを一つに捉えるため、

バラバラだった研究室を一体化した。

新しい材料を開発し、その材料で素子を作り、

その素子を使って面白いシステムを作るため、

企業も40社以上が参画している。

いま企業が求めているのは、

「産官学ではなく産産産学」。

実際、開発中の半導体については、

半導体メーカーだけでなく装置メーカーや

セットメーカーも参画している。

「仕組み」がないと企業同士は本音で話せないが、

名古屋大学では自由に話せる。

こうして大学が旗振り役になり、

日本で、22世紀を変えるイノベーションが生まれるのだ。 」(内容)

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