いよいよ完結編です。ここまでながーーーい旅行記お読みいただいた皆様ありがとうございました。まだの方、よろしければ、1日目、2日目、3日目前半もどうぞ。
3日目後半。
初日のイベントがなく、信和の生じゃもなく落ち込む我に、実は玉ちゃんが前日こんな提案をしてくれていた。
「楓楓みててあげるから、龍虎門見ておいで♪」
うわーん、優しいんだもんね(うるるん)
ん、てことは玉ちゃんは見なくても無問題ということなのね(汗)
「最近ニコラス気に入ってくれてるから、楓楓も見たいっていうかも」とお返事をし、楓楓次第で考えることにする。
一応、ランガム1FにあるUAのボックスオフィスで龍虎門の夜のスケジュールをチェックする。
お留守番してくれていたしゃりと楓楓のために満記おなじみ芒果パンケーキをおみやげにホテルに戻る。

期待を裏切らない、激ウマ芒果パンケーキ@満記ランガムフードコート
楓楓さんがうまーい、うまーいとご機嫌なところで切り出してみる。こいつのいいところは、美味いものがわかり、よく食べ、食べるとご機嫌になるところだ(爆)
「楓楓、ニコラスの新しい映画みる?」
「広東語でしょ? 見ない(キッパリ)」
ああ、やっぱりw
念のため、しゃりにも聞いてみるが「どっちでもいいー」との返事。
つーことは、見なくていいってことねw
龍虎門、人気なし(涙)
芒果パンケーキでスイートな胃が満足したところで、ディナーな胃も満足させなければなりませんw
ここまでB級グルメを追及してきた修行僧たち。ひさびさに本格的なお料理でも食べようかと、ランガムプレイスの中にある粤江春へ向かいます。
美心集団の広東料理店。飲茶も楽しめます。
味はもちろん、見た目も美しいのが女心をそそります。
もう、動く脳みそ残ってませんので、さくっと4人ディナーをオーダー。何がでてくるのかしらん?わくわくっ。

金杯蝦皇翅
蝦、ふかひれ、キヌガサダケの食感がおいしいゼリー。

蝦子乾焼海参
お肌によさげなゼラチンがうまうま。

彩[木叔]炒煙鴨胸
肉汁がじゅわー。コショウが利いたスパイシーな味。

清蒸海石斑
この旅、2番目のウマさ(゜▽゜*) さっぱりとした旨みにきれいに完食。

招牌脆皮雞
オーソドックスな味。もう一ひねり欲しかったか。

精美甜品
湯丸は柔かすぎ。前日の松記が断然勝ってますが、生姜汁がさっぱりして美味しい。
これで4人前たったの668ドル。大満足のお味でした。
夕食後はお言葉に甘えて、楓楓さんを玉ちゃんとしゃりにお願いして、別行動。
どこに行くかといえば。。。
ランガムプレイスに入っている戯院UAで龍虎門鑑賞♪
9時半からの回を見ようと30分前に1階のボックスオフィスに到着。そこそこの列。
列の上部にはモニターが設置されており、本日上映される作品の時間ごとの座席状況が表示されています。
初日の龍虎門は大入りの様子。私の見たい回はすでに残すところ2、3席しか残ってません(汗)
ようやく順番がまわってきて、はりきって「龍虎門、一張♪」というも、
「あ?」と聞き返される。ああ、次回こそはこの2歳児レベルの広東語をなんとかしたいものです。もう一度繰り返しながら、お兄さんのうしろの龍虎門ポスターを指差すw

9時半の回、無事ゲット。なんとラスト1席でした。60ドルなり。
8Fの劇場のあるフロアまであがります。細長いランガムの中なので、広々したロビーなどはありません。龍虎門の上映されるHOUSE2は上がってすぐ左手。右手に進むと細い廊下に所狭しと並ぶのは数々のガチャポンw ガチャポン廊下を抜けると、小さなロビーがあり、シネコンおなじみのポップコーンの甘いにおいが漂っております。
最後の一枚でしたが、一番後ろの真ん中のブロック端から2番目でなかなかよい席でした。シートはシネコンにしたら小さめかなぁ?男の子たちは小さくなって座っている感じです。
いよいよ龍虎門上映。
龍虎門は原作黄玉郎先生の連載20数年という香港の大人気漫画を映画化したもの。オープニングはアメリカンコミックのようなカラフルな原作の漫画が画面に登場。一番最初にクレジットされたのはドニー先生と謝霆鋒の二人並んだ名前。
CGのぷち近未来ちっくな映像をバックに、この映画の主役二人である王小龍と王小虎についての解説が流れる。なんだか事情はさっぱり分かりませんが(爆)兄の王小龍は龍虎門(武術の門派?)を幼い頃に出て行き、弟の王小虎と離れ離れになっている。
現在、龍虎門は元華さん演じる叔父さん(?)が師匠をつとめ、小虎はいつか兄をみつけて、二人で龍虎門を盛り上げていきまっせー!と思っているらしい(あくまで想像w)
まず出てくるのは霆鋒演じる小虎と、ヒロインの董潔ちゃん(役名わすれたw)の二人。ちょっぴりコミカルなシーンで、ところどこでクスクス笑いが起こる。
続くシーンは、中華な料理屋で霆鋒が悪い奴相手に大暴れするシーン。
王小虎は足技が得意なため、霆鋒のアクションもほぼ98%ぐらい足技です。大勢を相手にずぅーーーと足振り回しているのには、見てるほうが腰が痛くなってきましたwしかし、キレといい、スピードといい、しなやかさといい、今までの霆鋒のアクションとは比べ物にならないほど質が向上していて、ドニー先生の地獄式特訓のすごさを感じました。このシーンは霆鋒迷は大満足のカッコイイ見せ場になってます。楽しみにしてくださいね。
ということで、最初のほうでこそ霆鋒は出ずっぱり状態で主角のようですが、ドニー先生が出てきてからは、おいしいところは全部持っていかれる感じw
原作では小虎が主役で、正義感にあふれる強いやつって感じですが、映画龍虎門で描かれている小虎は、
正義感にあふれるそこそこ強いやつ(爆)という感じ。
阿樂は中盤から登場しますが、自分を世の中で一番強いと思い込んでるヌンチャクファイター。思い込みの強い勘違い野郎、気は優しくていいやつ、すこしコミカルな役柄で描かれています。出番は少ないですが、霆鋒の演じる小虎よりよっぽどキャラがはっきりしていて、おいしい気がしたのは我だけ?
龍虎門の原作を知らない我には、小虎も小龍もどんなキャラなのかよくわからないわけですが、そういう人には映画龍虎門で描かれる主役二人のキャラは少しわかりづらいかも。
ドニー先生演じる小龍は、とにかく全編にわたって
前髪で目が隠れている状態でどよーーーんと暗いし(爆)、霆鋒演じる小虎は兄を慕う純粋な男の子って感じで、あんまりパワーを感じません(-_-;)
ラスボスとの戦いは、ドンジェちゃんのおかげでいきなりパワーアップした霆鋒と阿樂がそこそこ戦いますが、やっぱりドニー先生の独壇場で、
小虎、弱っっと思ってしまうほうが多いですw
でも、大画面いっぱいにかわいい霆鋒が映っているだけで、我は幸せでした。大満足。
アクション映画としてはどうなんだろう。。。台詞がわかるともうちょっと入り込めるのかもですが。。。うーんw
香港では大人気の漫画なので、それが前提になっているのかもしれません。原作を勉強してから見ると、もっと楽しめるのかもしれません。
うーん、でもなぁ、葉偉信監督大好きなだけに、監督の作品としては、、、うーんw 原作があるものだけに難しいところです。
とにかく、香港最後の夜に大画面で霆鋒先生にお会いできて幸せでした。たっぷり楽しませていただきました。楓楓にお付き合いしてくれた玉ちゃんとしゃり、本当にありがとう!!!
幸せな香港最後の夜でした。
最終日。
最後の朝はゆっくりと起床。
ランガムプレイスモンコックホテルは大好きですが、インタウン・チェックインするか、空港に直接行っちゃうか、帰りはいつも迷います。旺角でチェックインできると最高なんだけど(爆)
前回は九龍駅でチェックインしましたが、ここでチェックインしてもあんまり見るものはないし、結局まっすぐ空港に行っちゃうことになる。中環でチェックインすると、あちこちお買い物したりできていいんだけど。
今回は結局、直接空港にいっちゃえーということになり、12時にホテルを出ることに。これが間違いだったのに気がつくのは空港についた後だがw
朝食何たべたい?と楓楓に聞くと、ホテルのビュッフェが食べたいという。
ママはそんなどこでも食べられるようなもの食べたくないのよっ!と主張するも、「もう香港ならではのものは十分堪能したので、勘弁してくれ」という楓楓w
たまにはホテル飯してみるかとランガムのビュッフェへ。
やっぱりね、ホテル飯はホテル飯ですよ、ランガムにしても。
ペニンシュラの朝食はめっちゃ美味いらしいですがね。私らペニになんか泊まれませんしねっ。やっぱりホテル飯は今回が最初で最後ですよ。
見た目は美味そうですが、お値段だけの美味しさがあるとは思えません。やっぱり香港行ったら、美味しいものだけ食べていたいと思う。
最後にホテル近くの市場とか歩いて写真が取りたいと提案。下まで降りると、先ほどまでなんとか持ちこたえていた曇り空から一転、豪雨状態。香港人も歩くのをためらう激しい雨で、みなさん雨宿り中。
やみそうもないので、ランガムの中からMTRに乗って、油麻地駅近くの公和豆品へ豆腐花食べに行こうということに。
ところが、お店のあるはずの場所は工事中。2006年6月出版の地球の歩き方の地図なのですが(汗)残念っ。
油麻地駅の中にあった漫画スタンドでマニ様美国日記発見。さくっと購入。美しいマニ様がいっぱい。ただし、霆鋒はおりませんw
とんぼがえりで旺角へ。弱くなったものの雨はまだ降っており、こんどは西洋菜通の口甜舌滑をめざすも時間切れ。うまうまデザート〆できませんでした。
ホテルをチェックアウトし、行きと同じようにMTRで青衣へ。エアポートエキスプレスで空港へ。
到着してびっくり。キャセイのチェックインカウンターはロビーいっぱいの行列。
ああ、夏休みか。しかも今日は土曜日_| ̄|○
霆鋒とセシのように七夕節を海外で過ごすために出国する香港人カップルもいるんでしょーよw
一方、ANAのしゃりさんはさくっとチェックインが終わった様子。ああ、オンラインチェックインしとくんだった。
まだ本屋さんにも行きたいし、なにより奇華餅屋にもいかなければならないし、〆の許留山もしたいのにw 前か後ろの日本人観光客は絶対に正露丸を携帯していたはず。正露丸臭漂う中、無駄に時間だけが過ぎてゆく。
散々待って、チェックイン終わったところで、しゃりは時間切れ。イミグレ前でお別れとなる。
とにかく許留山である(爆)
楓楓はスイカジュース。我と玉ちゃんは芒果プリンをテイクアウトし、とりあえず出国。
こんなときに限って、搭乗口が遠いときたもんだ(涙)
ダッシュで奇華餅屋へ。とにかく会社のおみやげに巧製鳳梨金酥50個、実家、我が家用にも何種類か購入。6種類の巧製鳳梨金酥を手早く箱詰めしてくれた小姐に感謝(箱入り買えっちゅーねんw)
ぎりですー!!!ダッシュで搭乗口へ。ところが到着してみると天候のためなのか搭乗遅れてますがな。ああーん、本屋寄りたかったぢゃんっ。
それでも大して遅れることなく搭乗開始。今回は気合十分で最前列から乗り込んだので、りんごをゲット。昨日の漫畫節の霆鋒先生大サービスを見て、やっぱりピンクイルカぶっちするべきだったかと悩んだりしてw
機内で無事許留山の芒果プリンをいただく。
ああ、我はやっぱり許留山迷である。美味いっ!許留山まんせーw

機内食は、キャセイ60周年記念一流レストランお料理出すぞ企画、鋪記酒店のビーフ。うまー(゜▽゜*)
最後まで香港のうまいものに見送られて帰国する。幸せです。また行くからね!
あとがき
ここまでお読みいただいた皆様、おつかれさまでした。
未熟な文章、旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。
香港三泊四日は久しぶりで、やはりあわただしいなぁと思います。でも、楓楓連れだと、我も同行者も本人もこの日程が限界だったのでしょう。
楓楓が香港に行きたいと言い出したときにはどうなることかと思いましたが、朋友玉ちゃん、しゃりお二人の強力なサポートのおかげ、無事に充実した楽しい旅行となったことを、感謝いたします。多謝!
彼女が本当に楽しめるのか不安もありましたが、思う存分楽しんだようで、「今度はいついくの?またママたちと香港行く~!」といっております(汗)
彼女もよくついてきたなと驚いていますが、私たちも彼女に合わせていつもとは違う香港旅行となったので、少し物足りない感じもしつつ、こんな香港もありかなーと思ったりして。
返還前に初めて訪れてから計6回。訪れるたびにすぐまた行きたくなる香港。
どんどん綺麗になって便利になっていくのもいいですが、香港ならではの雑多な雰囲気を失わずにいてほしいとも思います。
プチギャラリー

ホテルの部屋からの景色。毎朝こんなどんより色の香港でした。

生きることは食べること。楓楓の香港美味しい顔

旺角の中の日本。ちょうど、ケロロ軍曹の映画公開にあわせて、ランガムではケロロ祭となっていたのでした。♪ケロロぐんそ~うっ

楓楓ベストショット。帰国する機上より撮影。