月明かりの下の独り言

こちらに舞い戻って参りました。
こちらで、ちょっくら暑苦しく真面目な話題に、取り組んでいきたいと思います。

小島毅『靖国史観』ちくま新書、2007年

2008-04-24 | 読書
靖国史観―幕末維新という深淵 (ちくま新書 652)小島 毅筑摩書房このアイテムの詳細を見る 靖国神社を巡る最近の言説に対し、神社の創設の思想的背景を『大日本史』を編纂した水戸学にたどり、一般的に流布する反靖国論とは異なった鋭い批判を展開した一冊。 そもそも靖国神社が護持する「国体」とは、江戸末期の儒者正志斎が言うところの「天祖の神勅を奉る天皇を君主として仰ぐ体制」であった。 そして「英霊」と . . . 本文を読む