皆さんこんにちはー!
昌幸でーす!
さて、今日は「履きやすい靴に出会っても、そのブランドが
全部履きやすいとは限らない話」、というテーマでお話していきます
売場に立っているとお客様から、
とお話をいただくことがあります。
あなたは自分の足にピッタリ合う靴に出会ったことはありますか?
もしあればあなたは相当ラッキーです
履いた瞬間から全く違和感のない靴に出会うのは奇跡に近い体験だと
言えます
でもその奇跡体験をしてしまったお客様はしばしば、
と考えてしまいがちです
でも残念ながらそれは思い込みの可能性があります
結論ですが、
「同じブランドでも木型が違えば履き心地は異なる」です
■靴の履き心地を大きく左右する要素
1つのブランドの靴でも実は履き心地は千差万別といってよいです
なぜそう言えるのか。
靴の履き心地を決める要素がたくさん存在するからです
その中でも重要なものをあくまで私見でピックアップすると、
こんな感じです。
①被りの深さ
②アッパーの素材
③中敷きのクッション性
④ソールの屈曲性
そして、今回のテーマ
⑤木型の種類
です。(細かく言えばもっとありますが、ここでは省略)
ざざっと説明します
①被りの深さ
この商品と、
この商品ならどちらが脱げにくそうですか?
当然上側ですよね?
甲を覆う面積が多いほど脱げにくいわけです
②アッパーの素材
本革か、
合成皮革か、の違いですね。あとはエナメルとかでも履き心地はかなり違います
③中敷きのクッション性
ふわふわクッションエナメルパンプスは当社の取り扱い商品の中でもかなりクッション性
に優れています
安い靴では絶対に体験できない履き心地だと思いますよ(*^^)v
④ソールの屈曲性
このようにつま先をぐっと押したときにしっかりと屈曲してくれる靴の方が歩行の動き
に靴がついてきてくれるので、脱げにくく歩きやすいです
⑤木型の種類
さて、今日の本題の木型ですけれども、いきなりですが、この2足の靴って同じ木型なんです
木型というのは以前から何度かお話していますが、こういう靴を形作るいわば
原型となるものです
木型は非常に重要です
なぜならこれで靴の
・長さ
・幅
・ヒール高さ
が決まってしまうからです
①~⑤とたくさん履き心地を決める要素をご紹介してきましたが、
私は木型が一番重要だと思っています
そして履きやすい木型はこれ!というものではなく、お客様との相性が
一番大きいのです
■最初に戻りますが…
ここまで読んでいただいたら、冒頭でお話ししたあの考え、
は木型が違えばありえない話であるとご理解頂けましたか??
逆に!
逆にですよ。
先ほど紹介したこの2足のように木型が同じものであれば違う商品でもあなたの
足に合う可能性はぐっと上がります
■まとめ
いかがでしたか?
靴の履き心地はブランドで決まるのではなく、木型で決まる、ということを
ご理解頂けたでしょうか?
それぐらい木型は重要なので、木型という言葉は覚えておいて損はないですよ♪
ちなみにもしあなたが素晴らしい履き心地の靴と出会ってその素晴らしい体験を
また得たいと考えるならそのブランドの方にこのように尋ねましょう
「この靴と同じ木型の靴はありますか?」
これだけでもあなたの靴選びが少しでも楽になると思います
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