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古書漫画「アタックNo.1」

2020-04-05 23:01:00 | 日記



先日、ロフトの特設の古書売り場で購入。

子供の頃、プロレスを観たいおじいちゃんとチャンネルを争ったあの「アタックNO.1」が、50年の時を経て、いま目の前に。しかも300円で!

どんな内容だったかなあ、とページをめくると、覚えてる!鮎原こずえのチームメイトの面々。ああ、こんな顔だったわ!原作通りなんだな、と感心。

しかし、意外な事実?も発見。勉強も運動も得意な鮎原こずえが東京の名門中学から富士見学園にやってきたのは、病弱だったから。しかも転校したてのこずえは、居眠りばかりの劣等生。親戚の努くんに、なんで?と不思議がられる。へえ、一所懸命な頑張り屋だとばかり思ってたら、最初はこんな感じだったのかと。

バレーは好きで得意だけど、富士見学園の下手だけど伝統あるバレー部に興味が持てないこずえ。しかし、ある時、バレー部員にイチャモンをつけられ、不良に慕われていたこずえは、いきなり不良チームを束ねて、バレー部と対決することに!この破天荒な展開に一気に引き込まれていく。これぞ、スポ根漫画。

そしてこずえは努くんにいう「私って目的がないと空気みたいになっちゃうのよ」と「目的ができると生き返るみたい」と。

しかもバレーに熱中するあいだに病気も退散して、大喜びする。

ちょっと待て。この展開って、朝ドラのエールでも、おんなじやん。いじめられっ子の主人公が音楽という才能に目覚めて生き生きするっていう。

たしかに面白いけど、これって昭和の特徴だとつくづく思う。だいたいが、ナンバー1ってタイトルからして昭和。意に反してディスってしまうけど、仕方ない。平成では一応、オンリー1が良しとされたし。才能のない人は生き生きできんのか?問題はどうすれば…それは今は置いといて。

その後は、早川みどりが転校してきて、こずえとのキャプテン争いに挑んできたり、学園の経営難で学校が統廃合されて、また新しいメンバー間での誰の方が上手いかの戦いが始まり、まあスポーツだから当然だけど、とにかくこの一巻では職場でもありがちな、ようするにマウンティングか人間関係の問題が次々と勃発して中学生が巻き込まれていく。ちょっとこの歳で読むと、心ならずもまたディスってしまうが、辟易する。

しかし、辟易しても、次の二巻、三巻と読んでしまうのは間違い。だって昭和生まれど真ん中だから。





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