図書館で借りてお正月に読んだ。文楽の戯作者、近松半二の物語。読後は、文楽が観たくなるのか?と思ったら、そうでもなかった。
というのも、半二が父に連れられて、道頓堀界隈の文楽を見て回るところ、母との確執から家を追い出されて、なんとなく始まる戯作者修行、そこでの戯作者や人形遣いの人々との出会い、一筋縄ではいかない癖のある人間関係のいざこざ。と、前半は夢中で読んだ。
こりゃ、面白い。映画になったら、半二は菅田将暉かな?戯作者の並木正三は濱田岳かな?人形遣いの吉田師匠は誰がいいかな?竹中直人は、どうかな?などと思ったり。
ところが、半二が人気でてからが、つまらなくなってしまった。
大阪には外国人観光客がワンサカといる日本橋に文楽劇場があって、パートに行く時、よく前を通ったのに、一度も見たことがない。外国人の方が見てそう。ということで、やっぱり、このまま見ずに終わってしまいそう。
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