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青年団「日本文学盛衰史」観劇

2023-02-06 17:36:07 | 日記
題字は、文豪たちの直筆より



平田オリザ主宰の劇団、青年団の芝居をずーっと観たくて、(もうだいぶ前に一度観てから、あ、こんな面白かったんだ、静かな演劇とか言われてるから、小難しいのかと思ってた。とうれしい裏切りにあったもののなぜか、大阪近辺での公演がなくて、見逃したのかもしれんが)昨日やっと、数十年ぶりぐらいに観ることができた。

原作が高橋源一郎の「日本文学盛衰史」。作・演出が平田オリザ。
日本文学史を知らないとちょっと難しくて、ついていけない部分も多々あった。
けど、文豪たちが通夜の席に集まって、わちゃわちゃ文学について「内面って何?」とか語り合ってて面白かったです。
最初は、北村透谷の通夜。北村透谷? 国語の試験で出てきた人物ってぐらいしか知識のない私。なのによく最後まで寝ずについていけたこと。
それから、もう2人の文豪の通夜がありラストに夏目漱石の通夜(だったと思う(`_´)ゞ)と文豪たちの通夜を舞台に、現代の出来事(ミルクボーイの漫才のパロディとか!)とちょっとリンクしたりしながら、日本文学について考えるというようなお話。しかし、もはや外国文学シェークスピアやチェーホフが翻訳されていて、文豪たちは文学とは?の答えを知ったので、模索するしかないという感じ。と、アフタートークで平田さんが語っていたと思う。ニュアンスが違ってたらすいません。やっぱり難しい。

それにしても平田オリザの芝居は安い。今どき前売り3000円なんて。大物人気役者や劇場の大きさもあるでしょうが野田秀樹との差額は、一万円ほどか。演劇界の二大巨頭と言っても過言じゃないと思うけど、それぞれのスタンスが激しく違っている。